「デニール」の版間の差分
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計量法における位置づけなど。 |
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'''デニール'''（denier, 記号:D）は、[[繊度]]、つまり[[糸]]や[[繊維]]の太さの[[単位]]である。
その定義は、計量法上は、「キログラム毎メートルの九百万分の一」である<ref>[
「太さ」は[[長さ]]の次元であるので、[[メートル]]を用いて表記するのが標準的である。しかし、糸は非常に細くかつ柔かいので、計測が困難である。そこで、一定の長さの[[質量]]によって太さを表すということが行われる。すなわち、糸の材質を決めれば密度（＝質量/(長さ×断面積)）は一定であるので、長さを一定にすれば断面積の違いだけが残るということである。
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[[絹]]などの生糸や[[レーヨン]]、[[ナイロン]]など[[合成繊維]]の太さを表すのに用いられる。単位の名称は、[[フランス語]]の貨幣denier（[[ドゥニエ]]）に由来する。そもそもは、東洋の絹がローマのデナリウス銀貨の重さで取引されていたことに由来する<ref>[http://www.eisai.co.jp/museum/curator/scales/episode05.html はかりのエピソード]</ref>。
デニールの単位記号は、「D」である<ref>[
== テクス ==
{{単位|名称=テクス(tex)|記号=tex|単位系=非SI単位（規約量）|物理量=線密度、繊度、糸の太さ|定義=1000 m 当たり 1 g である糸の太さ|画像=}}
計量単位規則は、繊度の単位として、「テクス」を定めている（計量法上の計量単位名称は、「テクス」であるが、一般には「テックス」の語も用いられる<ref>繊度の単位は、上述のように、法律的にその使用を規制すべきほど確立された単位ではないとされているため、[[計量法#取引、証明とは|取引又は証明]]への使用及び[[計量器]]に対する規制の対象外である。したがって、「テックス」の語を用いても、計量法第8条第1項に違反するものではない。</ref>）。その定義は、「キログラム毎メートルの百万分の一」である<ref>[
JIS L0101-1978（テックス方式）では、「1000メートル当たり1グラムの糸の太さ」としてテックスを定めている<ref>[http://kikakurui.com/l/L0101-1978-01.html JIS L0101-1978（テックス方式）] 2．テックスは，1 キロメートル当たりのグラム数をもって表す。</ref>。また、0.1111倍をデニールからの換算式としているが、デニールからの換算では比較的数字の近いデシテクスを使用することが多い（例 50デニール → 56デシテクス）。
テクスの単位記号は、「tex」である<ref>[
== 出典など ==
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