「継電器」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2019年8月}}
'''継電器'''(けいでんき、英: {{lang-en|relay }}、'''リレー''')は、[[動作スイッチ]]・[[物理量]]・[[電力機器]]等の[[状態]]に応じ、[[制御]]または[[電源]]用の[[電力]]の[[出力]]をする[[電力機器]]である。
 
もとは有線[[電信]]において、[[伝送路]]の[[電気抵抗]]によって弱くなった[[信号 (電気工学)|信号]]を「中継」(relay [[リレー]])するために[[発明]]されたものである。図などでは'''Ry'''という記号が使われることが多い。発明者は[[ジョセフ・ヘンリー]]である。小電力の入力によって大電力のオン・オフを制御することが当初の目的であったため、継電器を用いることを時として「[[アンプ]]する」というが<ref>そのため後述のソリッドステートリレー以外の継電器であっても、[[能動素子]]に分類するのが普通である。なお特に[[電子機器]]においては、出力側のほうが小電力の場合もある。</ref>、対象とするものを直に制御するよりは、安全性([[感電]]の防止など)や操作性(設置位置の自由度、[[遠隔操作]])、操作の確実性等が増すことから、必ずしも電力的な[[増幅]]の目的にとどまらず、広範囲な目的で多用されている。
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* 負荷に、[[突入電流]]が発生する[[電動機]]や[[ソレノイド]]などを接続した場合、接点がオンになった瞬間に大電流が流れ、接点にスパークを生じて焼損が起こる可能性がある。これを防ぐため、'''スパークキラー'''([[コンデンサ]]と[[抵抗器]]を直列に接続した電子部品)や'''[[バリスタ (電子部品)|バリスタ]]'''(過電圧を吸収する半導体素子)を接点もしくは負荷と並列に接続する。また、定格に余裕のある容量を採用することで寿命対策とする場合もある。
* [[トランジスタ]]などの半導体素子を用いて継電器のコイルを制御する場合(直流電流による制御)、電流のオフ時に発生する高電圧の逆起電力([[自己誘導作用]])により、半導体の素子を破壊することがある。これを防ぐために継電器のコイルと並列かつ電源電圧に対して逆方向に[[ダイオード]]を接続する。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
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* [[保護継電器]]
 
== 脚注外部リンク ==
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== リンク ==
* [http://www.omron.co.jp/ecb/products/pry/special/relay/ リレーの基礎知識] - [[オムロン]]による解説