「レギュラーSHOW〜コリない2人〜」の版間の差分

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『'''レギュラーSHOW〜コリない2人〜'''』(レギュラーショー コリないふたり、''Regular Show'')は、[[アメリカ合衆国]]の[[テレビアニメ]]。[[カートゥーン ネットワーク]]オリジナルシリーズのひとつ。[[プライムタイム・エミー賞]]ノミネートされたこのアニメ作品。原作者『[[キャンプ・ラズロ]]』や『[[:en:The Marvelous Misadventures of Flapjack|The Marvelous Misadventures of Flapjack]]』に参加した[[アニメーター]]および[[脚本家]]の{{仮リンク|J・G・クインテル|en|J. G. Quintel}}が制作している<ref>[http://www.wired.com/geekdad/2012/04/j-g-quintel/ Regular Show’s J.G. Quintel Is Just a Regular Guy], [[WIRED (雑誌)|Wired]], 2012/4/03, 2013年9月17日閲覧。</ref>。

アメリカ合衆国では現地の[[カートゥーンネットワーク]]で2010年9月6日から2017年1月16日まで放送された。日本では2013年9月23日より「カートゥーンスペシャル」枠内で放送後、本放送を開始。公式ホームページでは「悪魔のジャン・ケン・ポン!!(原題:First Day)」を先行配信した<ref>[http://www.cartoonnetwork.jp/pages/camp/1308rshow 「レギュラーSHOW」第1話先行配信], [[カートゥーンネットワーク]], 2013年9月17日閲覧。</ref>。
 
== 構想 ==
[[File:JoelQuintel.PNG|thumb|この番組の制作者にして、原語版のモーデカイの声を当てているJ.G.クィンテル。]]
レギュラーSHOWの大半は、J.G.クィンテルが人生(特に大学時代)を通じて経験してきたことが基になっている。この作品のキャラクターの大半は、クィンテルが[[カリフォルニア芸術大学]]在学時に製作した映画 ''The Naive Man from Lolliland ''(2005) と ''2 in the AM PM ''(2006) が基になっている。いずれの作品も、帽子の中に入ったたくさんの言葉から一つを抜き出し、一週間以内にその単語から膨らませた映画を作る'48-hour films'というゲームの一環として作られたものである。
いずれの作品も、帽子の中に入ったたくさんの言葉から一つを抜き出し、一週間以内にその単語から膨らませた映画を作る"48-hour films"というゲームの一環として作られたものである。
 
クィンテルの大学時代の同窓で同じくカートゥーンネットワークに就職した者に [[Thurop Van Orman]]と[[ペンデルトン・ウォード]]がおり、Ormanとは ''[[:en:The Marvelous Misadventures of Flapjack]]'' で、ウォードとは『[[アドベンチャー・タイム]]』でそれぞれ一緒だった。
学業の傍ら、クィンテルは『キャンプ・ラズロ』の制作に携わり、 ''The Marvelous Misadventures of Flapjack'' ではクリエイティブディレクターを務めた
その後、クィンテルはカートゥーンネットワークから新しい放送枠の企画 ''[[:en:The Cartoonstitute|Cartoonstitute]]'' に参加しないかと持ちかけられた。この放送枠では局の重役や[[フォーカスグループ|フォーカステスト]]の被験者の口出しなしに造られた短編映画を放送する予定だった<ref>{{cite news |first=Aaron H.|last=Bynum |title=CN Upfront 2008: 'The Cartoonstitute' Announcement |url=http://www.animationinsider.net/article.php?articleID=1688 'The Cartoonstitute' Announcement |publisher=Animation Insider |date=April 3, 2008 |accessdate=June 20, 2008}}</ref><ref name=beat/>。
 
クィンテルは自身の作品からキャラクターを抜き出して新しくつくりかえた上でパイロット版を制作した<ref name=beat/> 。クィンテルは口で説明するよりも実際に見てもらった方がよく理解してもらえ安いと考え、パイロット版のストーリーボードを描いて発表したところ、クレイグ・マクラッケンとロブ・レンゼッティから気に入られた<ref name="animag1">{{cite web|author=Ramin Zahed|url=http://www.animationmagazine.net/people/the-sublime-madness-of-j-g-quintel/|title=The Sublime Madness of J.G. Quintel|date=April 17, 2012|accessdate=July 15, 2012|publisher=''[[Animation Magazine]]''}}</ref>。
この番組のほかに ''[[Secret Mountain Fort Awesome]]'' のスピンオフである『[[おっはよー!アンクル・グランパ]]』がのちにテレビシリーズとしてスタートしたが、''[[:en:The Cartoonstitute|Cartoonstitute]]'' 自体の企画が潰え、その放送枠は幻となった<ref>{{cite web|url=http://news.turner.com/article_display.cfm?article_id=4597|title=Cartoon Network Announces Comedy Animation Greenlights|date=August 13, 2009|publisher=News.turner.com|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090818231649/http://news.turner.com/article_display.cfm?article_id=4597|archivedate=2009年8月18日|accessdate=May 3, 2011|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。
カルアーツ時代につくられたモーデカイについてクィンテルは「大学時代に皆さんは友達とただ一緒に時間を過ごしたり、バカなことをやらかしたりするけど、真剣に物事を考える時代でもあります」と語っている<ref name="wired">{{cite web|url=http://www.wired.com/geekdad/2012/04/j-gquintel/|title=''Regular Show'''s J.G. Quintel Is Just a Regular Guy|date=April 3, 2012|publisher=''[[Wired (magazine)|Wired]]''|accessdate=July 15, 2012}}</ref>
リグビーはクィンテルが描いたフラフープで遊ぶアライグマの落書きが基になっている。クィンテルはこのデザインを気に入り、モーデカイより無責任なキャラクター・リグビーに仕上げた<ref name="mtv">{{cite web|author=Charles Webb|url=http://geek-news.mtv.com/2012/04/03/interview-regular-show-jg-quintel/|title=Interview: ''The Regular Show'' Creator J.G. Quintel|date=April 3, 2012|accessdate=July 15, 2012|publisher=[[MTV News]]}}</ref>。
 
番組制作をはじめるにあたり、クィンテルは若手のインディーズ・コミック作家の作風がこの番組に合うと考え、ふさわしい人物を探すべく、コンベンションや漫画家たちのブログをじっくり見て調べていき、その上で彼らを採用した。これらのブログやパネルはその漫画家の特色がよく表れているとクィンテルは話している<ref name="beat"/>。また、彼はカルアーツで開かれている8時間に及ぶ学生たちのアニメーションを扱った映画祭にも何度か足を運んでいる<ref name="beat">{{cite web|url=http://comicsbeat.com/interview-regular-show-creator-jg-quintel-on-indie-comics-and-cartoons/|title=Interview: ''Regular Show'' Creator JG Quintel on Indie Comics and Cartoons|first=Shannon|last=O'Leary|date=May 16, 2012|publisher=The Beat|accessdate=July 15, 2012}}</ref>。
じっくり見て調べていき、その上で彼らを採用した。これらのブログやパネルはその漫画家の特色がよく表れているとクィンテルは話している<ref name="beat"/>。また、彼はカルアーツで開かれている8時間に及ぶ学生たちのアニメーションを扱った映画祭にも何度か足を運んでいる<ref name="beat">{{cite web|url=http://comicsbeat.com/interview-regular-show-creator-jg-quintel-on-indie-comics-and-cartoons/|title=Interview: ''Regular Show'' Creator JG Quintel on Indie Comics and Cartoons|first=Shannon|last=O'Leary|date=May 16, 2012|publisher=The Beat|accessdate=July 15, 2012}}</ref>。
この番組のスタイルはジョー・マレーの『[[ロッコーのモダンライフ]]』や『キャンプ・ラズロ』の制作を通じて得たものを自己流にアレンジしたとクィンテルは語っている<ref
name=animag1/> 。また、『[[ザ・シンプソンズ]]』や『[[BEAVIS AND BUTT-HEAD]]』といったアメリカのアニメのほかにも、イギリスのテレビ番組や『[[ストリートファイター]]』シリーズや『[[シャドウラン]]』、『[[トージャム&アール]]』といったクィンテルが幼少時に遊んだゲームも本作に影響を与えている。クィンテルは、カルアーツ時代のルームメイトを通じて ''[[:en:The League of Gentlemen]]'',『[[ハイっ、こちらIT課!]]』, 『[[リトル・ブリテン]]』, 『[[The Office]]』, ''[[:en:The Mighty Boosh]]''といったテレビ番組の存在を知ったことがきっかけでイギリスの番組に興味を抱き、特に''[[The Mighty Boosh]]''はレギュラーSHOWのユーモアに影響を与えたとクィンテルは話している。
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== 登場人物 ==
=== 公園の関係者 ===
===メインキャラクター===
;モーデカイ (Mordecai)
:声:J・G・クインテル/[[落合弘治]]
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:声:[[マーク・ハミル]]/[[白熊寛嗣]]
:1783年からいる公園管理人を務める老け顔の[[イエティ|雪男]]。一度だけ恋をした女性とスキップをしており、彼女の死後もスキップを続けている。不老不死の力を保つために自分の誕生日には必ず踊りを踊らなければならないという掟に従っており、その掟を破ると死んでしまう。修理が得意だが、パソコンなどの操作は苦手のようだ。また超常現象に詳しく、リグビー達が問題を起こした際には何かと頼りにされている。以前は「ウォーク」という名前だった。
;マーガレット(Margaret Smith)
:声:ジェイニー・ハダッド/[[植竹香菜]]
:モーデカイの片思いの相手である赤いコマドリで、公園の近くの[[カフェ]]でウェイトレスとして働いている。
: 「オトコの真剣勝負!」において、コマドリの母デニスと人間の父フランクがいることが判明し、また苗字もスミスであることが判明した<ref name="Family BBQ">{{Cite episode |title=Family BBQ |series=レギュラーSHOW〜コリない2人〜|network=Cartoon Network |airdate=June 17, 2013 |season=4 |number=29}}</ref>。
:大学へ進学するためモーデカイとの交際は終わった。
:初登場は原語版の"Caffeinated Concert Tickets"。一時期、シーズン4の最終回"Steak Me Amadeus"~シーズン6の"Eileen Flat Screen"まで登場しなかった。
;マッスルマン(Mitch "Muscle Man" Sorenstein)
:声:サム・マリン/[[近藤浩徳]]
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:頭の上に手のひらがたっているオバケで、公園の管理人を務めている。
:常にコンビを組んでいるマッスルマンとは高校時代からの友人関係。
;ニコライ(Nikolai)
:声:/白熊寛嗣
:公園の見習いのヤギ。公園に来て名乗った名前は「トーマス(Thomas)」。公園に来た当初はイタズラを仕掛けられていた。見習いに昇格した後もマッスルマンはイタズラを仕掛けていた。
 
===周辺人物===
;マーガレット(Margaret Smith)
:声:ジェイニー・ハダッド/[[植竹香菜]]
:モーデカイの片思いの相手である赤いコマドリで、公園の近くの[[カフェ]]でウェイトレスとして働いている。
: 「オトコの真剣勝負!」において、コマドリの母デニスと人間の父フランクがいることが判明し、また苗字もスミスであることが判明した<ref name="Family BBQ">{{Cite episode |title=Family BBQ |series=レギュラーSHOW〜コリない2人〜|network=Cartoon Network |airdate=June 17, 2013 |season=4 |number=29}}</ref>。
:大学へ進学するためモーデカイとの交際は終わった。
:初登場は原語版の"Caffeinated Concert Tickets"。一時期、シーズン4の最終回"Steak Me Amadeus"~シーズン6の"Eileen Flat Screen"まで登場しなかった。
;アイリーン (Eileen)
:声:ミンティ・ルイス<ref group="注" name="Minty">本作のストーリーボードに携わるスタッフの一人である。</ref>/[[鷄冠井美智子]]
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:のちに仮装パーティーでモーデカイと出会い、ドッジボールチームの相手メンバーとして再会した。
:モーデカイがマッスルマンの結婚式で余計なスピーチをしたため機嫌を悪くし、その後しばらく会わないことになった。
;ニコライ(Nikolai)
:声:/白熊寛嗣
:公園の見習いのヤギ。公園に来て名乗った名前は「トーマス(Thomas)」。公園に来た当初はイタズラを仕掛けられていた。見習いに昇格した後もマッスルマンはイタズラを仕掛けていた。
 
===サブキャラクター===