「観音菩薩」の版間の差分

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このため、観音像には基本となる'''聖観音(しょうかんのん)'''の他、密教の教義により作られた、[[十一面観音]]、[[千手観音]]など、<ref>東京国立博物館資料調査室長の石田尚豊の研究による{{要ページ番号|date=2015-11-03}}。石田によれば、既に白鳳時代にかなりの密教経典が読まれていた記録があり、十一面観音や千手観音の登場する教典が招来されているという。</ref>'''変化(へんげ)観音'''と呼ばれる様々な形の像がある。阿弥陀如来の脇侍としての観音と異なり、独尊として信仰される観音菩薩は、現世利益的な信仰が強い。そのため、あらゆる人を救い、人々のあらゆる願いをかなえるという観点から、多面多臂の超人間的な姿に表されることが多い{{要出典|date=2015-11-03}}。
[[ファイル:Rurikano.jpg||thumb|180px|府城古意廣衡藝術の瑠璃観音絵]]
その元となったのが[[三十三応現身像]]と言われている。
応現身とは相手に応じて様々な姿に変わることをいう{{要出典|date=2015-11-03}}。
 
[[ファイル:Rurikano.jpg||thumb|180px|府城古意廣衡藝術の瑠璃観音絵]]
『観音経』の観音三十三応現身の種類及び、対応する仏尊、三十三観音を以下に図とする。<ref group="注釈">三十三身の分け方は鎌田茂雄『観音経講話』{{要ページ番号|date=2015-11-03}}及び大栗道栄『図説観音経入門』{{要ページ番号|date=2015-11-03}}に従った。三十三観音との対応は土佐秀信『仏像図彙』{{要ページ番号|date=2015-11-03}}より。</ref>