「承認欲求」の版間の差分

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== 心理学における承認欲求 ==
[[アブラハム・マズロー]]は、人間の基本的欲求を低次から、生理的欲求 (physiological need) 、安全の欲求 (safety need) 、所属と愛の欲求 (social need/love and belonging) 、承認の欲求 (esteem) 、自己実現の欲求 (self actualization) の5段階に分類した。このことから「階層説」とも呼ばれる <ref>{{Cite web|date=|url=http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t19920803001/t19920803001.html|title=生涯学習審議会「今後の社会の動向に対応した生涯学習の振興方策について(答申)」の送付について|publisher=文部科学省|accessdate=2018-08-22}}</ref>[1]
 
また、「生理的欲求」から「承認の欲求」までの4階層に動機付けられた欲求を「欠乏欲求」 (deficiency needs) とする。生理的欲求を除き、これらの欲求が満たされないとき、人は不安や緊張を感じる。
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尊重のレベルには二つある。低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって満たすことができる。マズローは、この低い尊重のレベルにとどまり続けることは危険だとしている。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重感、技術や能力の習得、自己信頼感、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価よりも、自分自身の評価が重視される。この欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じる。
 
なお承認欲求は表面にあらわれている以上に強力かつ多面的であり、その理由は他の欲求を満たし、さまざまな動機を達成するための手段になるためだといわれている<ref>「ボランティア」の源流は聖書が起点である―『石巻かほく』つつじ野 (2017年11月21日付)</ref>[2]
 
== 脚注 ==
 
# '''[[ボランティア#cite%20ref-1|^]]''' [[A・H・マズロー]]『人間性の心理学』産業能率短期大学出版部、1971
# '''[[ボランティア#cite%20ref-2|^]]''' [[太田肇]]『「承認欲求」の呪縛』新潮社、2019
 
== 参考文献 ==