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== 業務内容 ==
交通部門は[[交通事故]]や[[運転免許]]の処理を扱うだけでなく、[[き逃げ]]・[[飲酒運転]]・[[暴走族]]・[[交通反則通告制度|反則通告]]を受け反則金の督促も無視するといった事件の捜査も扱っている。

主に[[交通違反]]者の取締り、それに伴う身柄の確保及び[[罰金]]の徴収、[[事情聴取]]・[[職務質問]]・[[被疑者]]の身柄の連行。他に[[パトカー]]・[[ミニパト]]・[[白バイ]]などの車両機動力を生かして市街地のパトロール活動も行っており、[[地域警察]]としての役割も併せて持っている。
 
また、しばしば警察主催のイベントに駆り出されることもあり、交通指導講習会や交通安全教室を開いて市民に交通指導を直接行う。さらに、[[運転免許証]]更新手続も所轄の交通課が管轄しており、主に署の受付け口か課の受付カウンターで受付けている。
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* [[高速道路交通警察隊]](中央区新富)
** 隊長(警視)、管理官(副隊長)、隊本部(庶務係、計画係、交通規制係、事件係、整備レッカー係)、第1-第4中隊(各3個小隊)
 
==所属警察官==
交通法に精通している警察官や交通部や交通課を希望する警察官が配属されるが、全体的には初任警察官が配属されることのほうが多い。初任警察官には外勤(地域で警察活動)の経験が必要であると考えられている為で、初任時は警察署の地域課や交通課が選ばれる。初任警察官は[[警察学校]]を出たとはいえ警察実務においてはまだまだ新人なので、外勤と内勤両方を経験しなければならず、外勤は交通課や地域課や交番勤務、内勤の際は刑事課の内勤として配属される。
 
配属に関しては警察実務を経験させながら新人警察官への育成や法律教養なども養う意図があり、警察官への教育指導も業務と併せて行われる。この為、新任警察官が配属された際は、課内の[[巡査部長]]など現場指導クラスが新属警察官に対して指導や教育を行いながら警察実務にあたらせる。特にパトロールや被疑者対応、犯罪対応、身柄確保対応などの外勤業務の際は新人警察官数名に対して1~3名の指導役警察官が同行し不手際がないようフォローすることが多い。
 
最近は轢き逃げや運転中の[[携帯電話]]使用における交通事故や交通事件も多く発生しており、深刻な社会問題となっている。この為、交通警察力強化が強く求められており、近年では警察官には一度は交通課を経験させておくような人事措置も行われている。
 
現場での交通警察官の業務は、([[交通違反]]で取り締まられている最中の、[[感情]]的に動揺した人々にじかに接する立場なので)[[運転]][[技術]]や[[法 (法学)|法]][[知識]]などだけでやってゆけるといった類の業務ではなく、[[対人関係|対人]]スキルも要求されている。交通違反の取り締まり業務に限っても、その目的は単に違反切符を切る、といったものではなく大局的には、交通に関する[[法規]]を遵守する[[市民]]を増やし[[交通事故]][[被害者]]が少ない社会を実現してゆくことであるので、そのような大目的を忘れず、一般市民の感情にも配慮した上で丁寧な[[言葉]]を慎重に選ぶなどの[[会話術|話し方の技術]]や[[笑顔]]を見せる気配りも必要である<ref>1970年代から1980年代にかけては、司法権の一端を担っているという自負から横柄な態度で対応する者もおり、取締りを受けた運転手の反感を買うこともあった。極端な例では“違反事実を認めただろう、いまさら否認するのか”と相手に現行犯逮捕をチラつかせて[[脅迫|脅し]]た警察官もいる。([[出典]]:[[千代丸健二]]『無法ポリスとわたりあえる本』より)</ref>。
 
その上で、将来の違反者を減らし交通事故被害者を少しでも減らすために、 様々な態度や個性を見せる違反者を[[忍耐]]強く指導してゆく力量・度量が求められている<ref>テレビ番組の白バイ隊員についての特集コーナーで、こういった主旨のことが解説されていたことがある</ref>。なったばかりの比較的若い交通警察官ではこの対人スキルの面で苦労したり悩む例も多い。
 
有ってはならないことだが、交通警察官が取り締まり方法、説明などで万が一間違いを起こした場合は、速やかに[[上司]]に報告し、[[住民]]の理解が得られるよう、適正な措置を取ることが求められる。
特に、白バイ隊員が違反者に、サインを強要するなど感情的に接したりすることは、あってはならないことである。
また、一般のライダーの模範になるような走行を実行することが大切とされる。道路交通法を徹底的に遵守するよう指導されている。また、[[環境問題]]にも配慮して、余計な空ぶかしをして騒音をたてたり空気を汚したりはしない、[[アイドリングストップ]]を行う、等々全てにおいて模範となる振る舞いをすることも期待されている。
 
==脚注==
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==関連項目==