「日本沈没」の版間の差分

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映画(1973年版)からの流用カットのみに頼ることなく、随所において意欲的な画面を作りあげた特撮だけではなく、ドラマ部分にも多額の予算が費やされ「キャスティング費用だけで1億円」といわれた(DVD収録の解説(静止画面)より)。下記の主要キャスト以外にも[[浜美枝]]、[[土屋嘉男]]、[[藤木悠]]ら東宝特撮作品でおなじみの面々をはじめ、豪華な顔ぶれがゲスト出演し、各回の物語を彩った。主題歌「明日の愛」を歌った[[五木ひろし]]も、その主題歌と同題の第十四回に、玲子の既知で田所に或るデータを提供した航海士・桂省吾{{efn2|出港した彼が戻る頃、既に故国は失われた後だという田所のセリフで締め括られた。}}役で出演している。
 
なお、小説では中盤に大地震の発生によって大ダメージを受ける東京が最後の方まで無傷だったり、幸長助教授を演じる細川俊之が途中で降板したことで話の途中で出てこなくなり、代わりに野末技官が田所博士に協力したり、小野寺の婚約者が第1回冒頭で地震に巻き込まれて死亡したり、田所博士に20年ぶりにそうとは知らずに再会したマリアという娘がいるといったドラマ独自の設定・展開がある。また、田所博士は原作と異なり、娘を喪った失意の田所を脱出させることを滅びゆく日本における最後の使命と思い定めた中田秘書官により生き残る。ラストシーンも小説や映画と大幅に違っており、小野寺と玲子が生死不明という形で幕を閉じるが、後に放送された総集編のナレーション等で2人は助かってオーストラリアに脱出したことが明かされた。
 
本放送当時、関西でのネット局は[[朝日放送テレビ|朝日放送]](ABC)だったが、後のTBS系列から[[テレビ朝日|NETテレビ(現在のテレビ朝日)]][[All-nippon News Network|系列]]への[[ネットチェンジ]]の準備も重なっていた。奇しくも最終回が放送された3月30日は、ABCにおけるTBS系列として最後の放送日でもあった。