「女性語」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
女性特有と断言できない部分があるため
一般的な話し言葉との混同を避けるため「間投助詞」の注釈を追加。「の」の説明を編集。「お」の説明は信憑性を疑い一部削除。
34行目:
* '''うふっ'''、'''うふふ''' 主に女性の笑い声を表す言葉。稀に男性によっても使われる<ref>『[[ドカベン]]』の[[山田太郎 (ドカベン)|山田太郎]]など。</ref>。
* '''ええ''' 【応答詞】 概ね肯定的な返事。男性も改まった場を中心に使用することがある。
* '''お''' 【丁寧語】 お菓子、お皿、お水、おそば、お肌などのように、言葉の上に付ける表現。男性も幾分使うが、女性は多用する傾向がある。[[敬語#美化語|美化語]]の一種。男性が用いる場合敬語をベースとした'''お嬢様言葉'''で頻出。「あなたの…」という意味であることが多い自分が書いたのは手紙、あなたから届いたのはお手紙。よって女性は「お雑巾」や家事などに関しては「お掃除」「お裁縫」「お洗濯」や食事前・片付け時の「お膳」などと言ったりもするが、男性はあまり言わない
* '''おほほ''' 【感動詞】 上流階級の女性の笑い声を表す言葉。
 
60行目:
==== な行 ====
* '''なさい''' 命令を表す言葉。一般には名詞に直接付かず、「勉強しなさい」となるところを、「勉強なさい」のように名詞からも直接続く。
* '''ね''' 【間投助詞<ref name=":0">ここでいう間投助詞とは体言や文節の直後につなげることを指し、「あるよ」「いいね」など述語の直後につなげる用法とは異なる。</ref>】 名詞述語文で本来「三時だね」とするべき所を「三時ね」のように一律「だ抜き」で表現する。ただし「またね」「ああ、あの事ね」など補足や相槌としては男女とも用いる。
* '''の''' 【準体助詞】 「こんなに大きかったの!」「あなたはどう思ってるの?」女性を表す役割語の代表格でもあるが、一般的な話し言葉では(特に疑問文では)場面に応じた使い分けが細かく、安易に女性語として指導することは日本語学習者をミスリードする恐れがある。
* '''の''' 【疑問詞】 男性も場合によっては使う。「あなたはどう思ってるの?」
* '''のよ''' 【終助詞】 主に中年以上の女性、創作の世界で多用される。「それはそれは、ひどい状態だったのよ」。
 
73行目:
 
==== や行 ====
* '''よ''' 【間投助詞<ref name=":0" />名詞述語文で本来そうだよと並んで多用される女性語。素敵だよ」と同様、するべき所を「そうよ」「きれい素敵よ」など体言のよう直接続く形式は女性的とされ「だ抜き」で表現する。ただし、「よ」を下降調で伸ばしながら発音すると、「あっしは神田の生まれよォ」のような男性的な表現になもある。
 
==== ら行 ====
79行目:
 
==== わ行 ====
* '''わ''' 【終助詞】 てよだわ言葉の象徴のような表現で、女性を表す役割語では終助詞「よ」と同じ意味に流用される。女性語として使用される場合は文末に高く付き、低く付くのものは男性や若い世代の女性も(特に方言で)使用される。「これはひどいわ」。
* '''わね''' 【終助詞】 これも創作の世界でよく使われる。
* '''わよ'''、'''わよね''' 【終助詞】 やや、はすっぱな表現。