「モード・アバンセ事件」の版間の差分

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高知県は縫製業協業組合「モード・アバンセ」(県内の縫製業者5社で[[1994年]]に設立された)に同和対策事業の一環として[[1995年]]までに計約14億4千万円を無利子融資<ref name="asahi"></ref>。また、[[1996年]]と[[1997年]]に経営難に陥ったモード・アバンセに高知県は融資制度で計約12億円を貸し付けた<ref name="asahi">[[朝日新聞]] 2008年3月26日</ref>。
 
[[2000年]]にモード・アバンセの経営危機を[[高知新聞]]が報道し、高知県の融資が回収不能になっていることが明らかになる。[[2001年]]に強制捜査が行われ、1995年までの約14億4千円の融資については経営危機にあることを隠して高知県から詐取したとして縫製業協業組合代表理事ら関係者3人が[[詐欺罪]]で[[逮捕]][[起訴]]された。また、1996年と1997年に計約12億円の融資について、山本卓高知県[[副知事 (日本)|副知事]]と高知県商工労働部幹部2人が高知県に損害を与えたとして[[背任罪]]で逮捕・起訴された。なお、モード・アバンセは2001年5月に操業停止に追い込まれ、事実上倒産した。
 
縫製業協業組合関係者3人の詐欺罪の裁判については、縫製業協業組合代表理事に[[実刑]]判決が、縫製業協業組合関係者2人に[[執行猶予]]付きの有罪判決がそれぞれ言い渡され[[2003年]]に確定した。高知県幹部3人の背任罪の裁判については実刑判決を言い渡され[[2007年]]に確定した。