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|ウィキポータル= [[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:アニメ|アニメ]]
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『'''宝石の国'''』(ほうせきのくに)は、[[市川春子]]による[[日本]]の[[漫画]]。[[講談社]]『[[月刊アフタヌーン]]』([[講談社]])にて、[[2012年]]12月号より連載中。
 
2013年の単行本第1巻(講談社[[アフタヌーンKC]])発売時には、記念のフル[[アニメーション]]PVが作成された<ref>講談社 モアイ[http://afternoon.moae.jp/news/205 「お待たせしました! 話題騒然の市川春子『宝石の国』①巻発売記念フルアニメーションPV、ただいまより緊急公開スタート!!」]</ref><ref>講談社 モアイ[http://afternoon.moae.jp/news/134 【急告】 市川春子初連載作『宝石の国』待望の①巻発売を記念し、作者全面協力のフルアニメーションPVがまもなく公開予定! 場面写真や絵コンテ、設定画を先行公開!!]</ref>。同年末発表の「[[このマンガがすごい!]] 2014年」オトコ編第10位に入っている<ref name="konomanga8866"/>。
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: 毒液の放出を完全には制御できない。そのため、学校に自室はあるものの他の宝石に危害を与えないよう距離を置く。日中は海に面した崖の中ほどにある洞穴で過ごし、月人の現れない夜に見回りをするという無益な仕事に就いている。
: 博識で、フォスの博物誌作成を手伝ってほしいと頼まれたことからフォスと交流を持ち、「月でなら自分の価値を見出してもらえるかもしれない」「月人に拐われるのを待っている」と、自分の存在自体が迷惑であることに心を痛めていることを明らかにする。フォスに完全に心を開いてはいないが、期待しないように自分を律しながらも気になっている。
: フォスの初めの月行き計画を直接知らされており、月から帰ってきたフォスに月人からの情報である金剛先生の正体を明かされ、裏切って共に月に行くことを誘われたが、「独りにされる先生が可哀相だ」という理由で断り、その後期限まで幾度ものフォスの説得にも応じなかった。フォスたちが月に去った後に、金剛先生にうながされて恐る恐る残った宝石たちに合流して共に告白を聞き、ユークの提案を経てボルツに手を引かれ宝石たちの輪の中に入っている。その後、月から来訪したフォスら3人の宝石と、残った宝石と共に交戦した際には月側の撃退に貢献するが、毒液でボルツにも被害がおよんだことを気にしていたため、金剛に再度の月行きを勧められるも、宝石たちが毒液のことを含めてシンシャの功績を讃え受け入れてくれたこともあって、「月には行かない。」と改めて表明する。
; 金剛先生(こんごう せんせい)
: 声 - [[中田譲治]]
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: 「にんげん」という言葉に動揺したり、月人と関係があるような言動もたびたび見せたため、フォスに疑念を持たれはじめる。シンシャ曰く、「全員が勘付いている」「暗黙のうちに先生を信じると決めた」とのことで、フォス以外の宝石達はこの疑惑を晴らそうとはしないらしい。
: 月人のエクメアは、人間の作った機械で人工の[[ロンズデーライト|六方晶ダイヤモンド]]からなる外装を持つ、強力な破壊装置であるとフォスに語っており、死した人間の魂を無と安寧の領域に行くことの出来る状態まで分解するために「祈る」機能と役割を持つが、内部が毀損したためなのか本来の役目を果たそうとしていないと判断されている。またフォスが「にんげん」について質問した際に回答を拒否していたのは、自身の成り立ちについてや「にんげん」に関する情報は話すことが出来ないように設計されているためと月人からは推測されており<!--禁止事項の内容については66話時点では不明確。-->、第64話で宝石たちに自らのことを話した際<!--時系を明確にするために脚注化せず-->にも予め「話したくても話せない情報がある」とした上で、単語が歯抜け状態で話を聞かせている。第65話で自ら宝石に名乗った正式名称は'''金剛大慈悲晶地蔵菩薩'''。
:またエクメアは、金剛が人間より能力的に優れていることに対して、人間の負の感情から破壊や攻撃におよばれることへの防止策として、人間から好意を向けられるための物質を発する機能があり、この機能を「愛の装甲」と呼んでいることを、月に来た宝石たちに話して聞かせている<ref name="ep66">『[[月刊アフタヌーン]] 2018年5月号』pp. 305-324 第66話「自由」。</ref>。人間に対して有効な機能であるが、元が人間の月人や宝石、アドミラビリス族もこの影響を受けるため、月人達でさえ金剛を憎むことが出来ないでいる。
: 月帰りのフォスが金剛に「宝石の裏切り」という刺激を与える計画のため、8人の宝石とともに再び月に向かった直後には、残った宝石たちに可能な範囲で自分のことと、初めて宝石を見付けてから今の生活を築いた理由や月人の襲撃の目的が自分であることを話した。また、宝石たちに「新しく清らかな地を用意したかった」にも係らわず戦いを日常としてしまっていることや、本来は隷属する立場にあるはずの自分が、指導者の立場に立っていることで、宝石達と歪な関係になってしまっていることを後悔していた。宝石達には現状を変えようと動いたフォスが正しいと諭し、自分から離れてフォスの元に行くことを勧めるが、「仕切り直して異種ではあっても対等な者同士として新たな関係を築く」というユークレースの提案を聞き、現在の状況よりは是として受け入れる<ref name="ep64" /><ref name="ep65" />。その後、「金剛先生」から「'''コンちゃん'''」へと愛称が置き換えられる。
; [[ダイヤモンド]]
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: 海中の故郷付近で人型に戻った際には、上半身は人間で下半身は複数の触手という[[ドレス]]を着た女性のような姿をとっている。自分では「セクシィ」だと思っているが、フォスには「似ている姿だけど宝石より下品」と評されている。宝石たちに対しては「可愛い子ちゃんばかり」とはしゃぎ、金剛に対しては「いい男」と見惚れ、またシンシャやボルツのようなツンとした子が好みと語っている。
: アドミラビリス族に伝わる「伝説」として、かつての「にんげん」が、魂である月人・肉であるアドミラビリス族・骨である宝石の3つに分かれたとされていると語る。月人は肉と骨を取り戻して「にんげん」に戻ろうとしているのではないか、という推論をフォスに示す。
: 弟であるアクレアツスと引き換えに、宝石を月人に渡す命を受けており、フォスを海中へ招き寄せる。しかしアクレアツスが月人を撃退したことで、フォスを渡さずに済む結果となる。事情を知ったフォスが「王を許す」としただけでなく、同族のために苦心し行動したウェントリコススを賞賛までしたこともあって改心した。他の仲間を取り返すためにさらにフォスを使おうとしたアクレアツスを「変わらなければ月人と同じになってしまう」と制し、フォスを陸に戻す。フォスがラピスラズリの頭を結合した後に目覚めた102年後ではすでに死亡しており、子孫であるウァリエガツスが、ウェントリコススはフォスを騙したことを生涯に渡り悔いていた、と伝えている。
; アクレアツス
: 声 - [[三瓶由布子]]