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『'''母をたずねて三千里'''』(ははをたずねてさんぜんり)は、1976年1月4日から12月26日まで、[[フジテレビジョン|フジテレビ]][[世界名作劇場フジネットワーク|系列]]放送された[[アニメ|テレビアニメ]]。放映期間は[[1976年]][[1月4毎週]]から同年曜19:30 - 20:00([[12月26本標準時|JST]]まで。)に全52話。原作はが放送された、[[エドモンド・デ・日本ニメチスション]]制作 {{Lang|it|"''Cuore''"}} (『[[クオーアニメ|テ]]』)中の {{Lang|it|Maggio}} (5月)の挿入話 {{Lang|it|"''Dagli Appennini alle Ande''"}} ([[ン山脈]]から[[アンデス山脈世界名作劇場]]まで)の2作目に当たる
 
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== 概要 ==
[[アルゼエドモド・デ・アミース]]の {{Lang|it|"''Cuore''"}} (『[[クオーレ]]』)中の {{Lang|it|Maggio}} (5月)の挿入話 {{Lang|it|"''Dagli Appennini alle Ande''"}} ([[アペニ山脈]]共和国・首都から[[アンデス山脈]]まで)を原作としたアニメで、1882年の[[ブエノスアイレス|ブエノス・アイレス]]([[アルゼンチン]]共和国の首都)に出稼ぎ<ref>19世紀後半から20世紀初頭のアルゼンチンは、農牧業の急速な発展により世界有数の富裕国であった。</ref>に行ったまま音信不通になっている母アンナ・ロッシを尋(たず)ねる<ref>尋ねる=(所在不明の)べく、主や物を探す</ref>ため少年公のマルコ・ロッシが[[イタリア]]・[[ジェノヴァ]]からアルゼンチンに1882年にへとって旅す物語姿を描く
 
大きく分けて南米行きの船に乗るまでの日常ドラマと、渡航した後の旅物語の2つが物語の主軸となっており、全編を通して記録映画のように主人公の言動を客観的に描写する姿勢が貫かれている。また主人公のマルコ・ロッシ)は旅の途中何度も危機に陥り、そこで出会った多くの人に助けられ(マルコが、また時には助ける場合もたまにある)、その優しさに触れながら成長していく。そして最終回でも旅中で世話してくれた人々の何人かに再会しお礼を言いながら[[ジェノヴァ]]に帰って行くという流ストーリーが描かになっていて「人々の思い遣りと思い遣りに対する感謝の気持ち」物語のテーマのひとつとして貫かれている。
 
*基本的なストーリーは原作に添ってはいるものの、もともとが『クオーレ』という一つの小説の中の短編的な作品(エンリコが書き取りをする課題の中のストーリー)であるため、1年の長きにわたって放映するには圧倒的に量が不足していた。そのために日常生活細かいたり写を始め、ペッピーノ一座などの原作にはない多くのキャラクター登場させたりさらには『クオーレ』の他の短編のエピソードやバイアブランカまでの旅を付け足すなどといった形で、話を大幅に膨らませている。マルコの家庭の背景やペッピーノ一座などの設定は、脚本家の深沢一夫によるものらしい(ペッピーノ一座の話とされ、中でも後者人形劇団・人形座時代の深沢の経験を生かしたものである
南米行きの船に乗るまでの日常ドラマと、渡航した後の旅物語に大別される。主人公の言動を客観的に描写する姿勢が貫かれていて記録映画風の珍しいアニメーションである。
 
*また原作の中で、なぜマルコの母親がアルゼンチンまで出稼ぎに行くことになり、なぜマルコが一人で母親を探しにアルゼンチンまで行くことになったかという理由が書かれておらず、アニメを作する際にこれらの設定を考えるのに苦労したという。最終的に、父親は貧しい人のために無料で診察できる診療所を作ろうとして借金を抱え、その返済および生活費を稼ぐため、母親がアルゼンチンに出稼ぎに行くことになり、その後連絡が途絶えた母親を捜しに行きたくても、父親は診療所を閉鎖する訳にもいかず、また兄も鉄道学校で機関士の見習いをしているので学校を休む訳にはいかず、その結果マルコがアルゼンチンに行く、という設定となった。
主人公(マルコ・ロッシ)は旅の途中、何度も危機に陥り、そこで出会った多くの人に助けられ(マルコが助ける場合もたまにある)、その優しさに触れながら成長していく。そして最終回は旅中で世話してくれた人々の何人かに再会しお礼を言いながら[[ジェノヴァ]]に帰って行くという流れになっていて「人々の思い遣りと思い遣りに対する感謝の気持ち」が物語のテーマのひとつとして貫かれている。
 
== 登場人物 ==
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;マルコ・ロッシ
:声 - [[松尾佳子]]
:本作品の主人公。9歳。とても元気で働き者だが、頑固で気分屋の少年。すぐに思い詰める癖があり、悲観的に考えてしまう。自分を一人前だと認めてもらいたいが為に、ビン洗いやジーナの船会社に届いた郵便物を配送したりしてこつこつと働き、アンナから手紙が中々来ないので遂にアルゼンチンに行く決心をする。第2話にてピーマンが嫌いだということが判明、それを八百屋のおばさんに窘められるシーンがある。
:原作ではアルゼンチンに向かうのは13歳、母が出稼ぎに出てから2年後の事とされているが、本作品ではわずか10歳かつ1年後に旅に出たという形に変更されている。主人公の年齢を引き下げられる傾向は、前作『[[フランダースの犬 (アニメ)|フランダースの犬]]』も同様である。
;アンナ・ロッシ
:声 - [[二階堂有希子]]
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;トニオ・ロッシ
:声 - [[曽我部和恭|曽我部和行]]
:マルコの兄。[[鉄道学校]]で[[機関士]]の見習いをしている。おり、最終的には機関士になる。本作品では年齢について言及されていないが、原作ではマルコより7歳年上の18歳(マルコが11歳の時の年齢)の設定となっている。
;ペッピーノ
:声 - [[永井一郎]]
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:アニメオリジナルのキャラクター。
:2008年1月27日に[[テレビ朝日]]の『[[大胆MAP|大胆MAP 好評企画人気アニメキャラの声やってる人の素顔全部見せます!ベスト20]]』に出演した、マルコ役の[[松尾佳子]]が「アメデオの声は“[[発泡スチロール]]をこすり合わせた音”って聞いたよ」と発言(この番組でも「アメデオ」ではなく「アメディオ」と{{要検証範囲|date=2015年5月12日|誤}}表記されていた)。
: 後年、日本アニメーションが制したショートアニメ『[[超ゼンマイロボ パトラッシュ]]』第5話でも、これを模した猿型ロボット「アメデオ」が登場している。
 
;ばあさま
:牛車隊の頭領から貰った年老いたロバ。オープニングでは最初から登場しているが、実際作中では終盤の2話分に登場したのは終盤。20年以上生きていると言われたがマルコとの旅の途中、寿命で死んでしま息を引き取って、本編の登場回数は2回で終わった
 
=== ナレーター ===
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;「草原のマルコ」
:作詞 - 深沢一夫 / 作曲・編曲 - 坂田晃一 / 歌 - [[大杉久美子]]
*:「アペニン山脈からアンデス山脈まで」という原題を思い浮かべて現地取材したスタッフは、現地で全くアンデス山脈が見えないことに気づいたそうで、これが主題歌同曲の「山もなく谷もなく、何も見えはしない」という詞になったと伝えられる。また作品の舞台に合わせ、南米の民族楽器である[[チャランゴ]]と[[ケーナ]]も使用されている。
*当初、: オープニング映像には当初、歌詞などの字幕が付いていなかったが、視聴者から歌詞の字幕を入れて欲しいとの要望が多かったため、2[[クール (放送)|クール]]目より歌詞などのテロップが挿入された。他にスタッフなどのデータも異なる。現在の再放送やDVDなどでは全話とも後期のオープニング映像に変わっ替えられた上で放送・収録されおり、初期の歌詞字幕無しオープニング映像は未ソフト化である。
 
=== エンディングテーマ ===
;「かあさんおはよう」
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* [[母をたずねて三千里 音楽集]]
* 母をたずねて三千里 ジェノバ編
 
== 備考 ==
*基本的には原作に添ってはいるが、もともとが『クオーレ』という一つの小説の中の短編的な作品(エンリコが書き取りをする課題の中のストーリー)であるため、1年の長きにわたって放映するには圧倒的に量が不足していた。そのために日常生活を細かく描いたり、ペッピーノ一座などの原作にはない多くのキャラクターを登場させたり、『クオーレ』の他の短編のエピソードやバイアブランカまでの旅を付け足すなど、話を大幅に膨らませている。マルコの家庭の背景やペッピーノ一座などの設定は、脚本家の深沢一夫によるものらしい(ペッピーノ一座の話は、人形劇団・人形座時代の深沢の経験を生かしたものである)。
*原作の中で、なぜマルコの母親がアルゼンチンまで出稼ぎに行くことになり、なぜマルコが一人で母親を探しにアルゼンチンまで行くことになったかという理由が書かれておらず、アニメを製作する際にこれらの設定を考えるのに苦労した。最終的に、父親は貧しい人のために無料で診察できる診療所を作ろうとして借金を抱え、その返済および生活費を稼ぐため、母親がアルゼンチンに出稼ぎに行くことになり、その後連絡が途絶えた母親を捜しに行きたくても、父親は診療所を閉鎖する訳にもいかず、また兄も鉄道学校で機関士の見習いをしているので学校を休む訳にはいかず、その結果マルコがアルゼンチンに行く、という設定となった。
*アニメではマルコがわずか10歳でアルゼンチンに行くが、原作ではアルゼンチンに向かうのは13歳の時である(アニメでは母親が出稼ぎに行ってから1年後、原作では2年後である)。主人公の年齢を引き下げられる傾向は、前作『[[フランダースの犬 (アニメ)|フランダースの犬]]』も同様である。また、マルコの兄・トニオ(原作では名前は不詳)は、アニメでは年齢は不詳だが、原作ではマルコより7歳年上の18歳(マルコが11歳の時の年齢)の設定となっている。
*1981年に放送された『クオーレ』のアニメ版『[[愛の学校クオレ物語]]』でも、2話にわたって映像化されている。本話のマルコの声優も[[松尾佳子]]が演じている。
*「アペニン山脈からアンデス山脈まで」という原題を思い浮かべて現地取材したスタッフは、全くアンデス山脈が見えないことに気づいたそうで、これが主題歌の「山もなく谷もなく、何も見えはしない」という詞になったと伝えられる。
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*商業的に見ると小動物のアメデオの登場が上げられる。本作以前の名作劇場はハイジやアロアなど人間が人形などで商品化されることが多く、本作でもマルコが人形になっている。しかし[[クローバー (玩具メーカー)|クローバー]]が商品化したアメデオの人形がヒットし、次回作『[[あらいぐまラスカル]]』以降では人間が商品化されることは少なくなった。逆にアメデオのような小動物の人形が名作劇場のメインアイテムと位置づけられるようになる。
 
*ちなみにクローバーによると本作を含めた「カルピス劇場」のキャラクター商品は「女児向キャラクター」である。
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*オープニングテーマの「草原のマルコ」では南米の民族楽器である[[チャランゴ]]と[[ケーナ]]が使用され、独特の雰囲気をかもし出している。
*当初、オープニング映像には歌詞などの字幕が付いていなかったが、視聴者から歌詞の字幕を入れて欲しいとの要望が多かったため、2[[クール (放送)|クール]]目より歌詞などのテロップが挿入された。他にスタッフなどのデータも異なる。現在の再放送やDVD等では全話、後期のオープニング映像に挿し変わっており、初期の歌詞字幕無しオープニング映像は未ソフト化である。
*フジテレビ系番組『[[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜]]』ではマルコが母に会えるまでの移動距離を調べたら約四千里(3870里=約15200km)であるとしている。
*近年はHD画質に引き伸ばした[[デジタルリマスター]]版が制作されており、CS局の[[キッズステーション]]では本放送当時の放送枠である「'''カルピスこども劇場'''」のロゴ映像がHD画質で復活している。地上波では[[テレビ大阪]]で放送されたが、エンディングは演出の都合で20秒に短縮され、冒頭の映像からの飛び降りでオープニング最初の映像を元にした静止画像をバックに主題歌データと主要キャストが表示され、「'''制作 日本アニメーション'''」で終了という形だった。
 
== ゲーム ==
[[1995年]]に本作を含めた4作品を題材にした『世界名作劇場』の[[キッズコンピュータ・ピコ|ピコ]]ソフトがセガ・エンタープライゼス(現・[[セガ・インタラクティブ]])より発売。本作はその1ページ目で、[[ロールプレイングゲーム|RPG]]にあたる。その名の通り、さまざまな人物との会話を交わしながら、母・アンナのいるトゥクマンを目指していく。
 
== 映画版 ==
=== 1976年 ===
テレビ放送継続中の1976年[[7月22日]]に、「[[東映まんがまつり]]」でTVテレビシリーズのブローアップ版が公開された(何話かは不明)。日本アニメーション制作のアニメ作品が「東映まんがまつり」で「世界名作劇場」作品が公開された最初ケースでもある。同時上映[[1972年アリババと40匹の盗賊]]』(再映)・『[[3月18日グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣]]公開の』・『[[ムーミ秘密戦隊ゴレジャー (アニメ)|ム爆弾ハリケ]]』・『[[ザ・カゲスター]]』・『[[山口さんちのツトム君]]』(第2作短編映画以来4年4ヶ月強振り(日本アニメ・『[[宇宙鉄人キョショダイ作品では初)、また日本]]』・『[[一休さん (テレビアニメ作品が「東映まんがまつり」で公開)|一休ん 虎いじ]]』は、計7作が初である
 
同時上映は『[[アリババと40匹の盗賊]]』(再映)・『[[グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣]]』・『[[秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン]]』・『[[ザ・カゲスター]]』・『[[山口さんちのツトム君]]』(短編映画)・『[[宇宙鉄人キョーダイン]]』・『[[一休さん (テレビアニメ)|一休さん 虎たいじ]]』の計7本。
 
=== 1980年 ===
[[1980年]]7月19日に、映像を編集したものが劇場版として公開されている。キャストはテレビ版と同じ。興行としては不振であったため、劇場公開1週間で終了した。映像ソフトは[[VHS]]ソフト、[[レーザーディスク]]のみが発売されたがDVD化されていない
* 構成監督:[[岡安肇]](編集監督である。
 
== MARCO 母をたずねて三千里 ==
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1997年の『Dog of Flanders〜[[フランダースの犬 (アニメ)|フランダースの犬]]』に続く「世界名作劇場のリメイク&劇場映画版」として、[[1999年]]4月に[[松竹]]系で公開された。監督は[[楠葉宏三]]。
 
の特色として、冒頭に父の診療所を継いだ40歳のマルコが登場し、自身が長い道のりを辿った幼き9歳の頃を回想する形でストーリーが展開される形態となっている。[[クレジットタイトル|エンドロール]]でも動画で母と共にアルゼンチンから汽車と船を乗り継いで郷里のジェノバに帰り、家族やコンチェッタ達と対面するシーンが細かく描かれ、その後壮年期のマルコが母の写真を眺めるシーンへ遷る構成となっている。このように主人公自身の回想で物語が展開される形態は『[[連続テレビ小説]]』など実写作品ではよく見られるが、世界名作劇場としては異色のパターンである。また、背景の一部描写に[[3DCG]]を組み合わせて使用している。
 
制作当初は120分の映像を用意していたが、上映の都合により急遽90分に短縮され制作状況が悪化、内容に余裕がなくなってしまった。またキャスティングにおいても、[[日本俳優連合]]との[[日本アニメーション#二次使用料不払い問題|二次使用料をめぐる訴訟騒動]]で組合側から声優のキャスティング協力が得られず、[[ネルケプランニング]]がキャスティングに携わり、選定に苦労することになった。このため、キャストは1976年のテレビ版とは異なる。
 
作品としてはマルコの母捜しの部分が要領よく纏められていたものの、[[配給収入]]が芳しくなく、の不調や共同作者である[[松竹]]の深刻な経営不振もあり、1996年の『[[ブラック・ジャック (OVA)|BLACK JACK]]』(手塚プロダクション作)から行われに端を発し一連の松竹での旧作アニメのリメイク版企画は、同で打ち切られ品が最後となった。
制作当初は120分の映像を用意していたが、上映の都合により急遽90分に短縮され制作状況が悪化、内容に余裕がなくなってしまった。
 
[[クレジットタイトル|エンドロール]]では動画で母と共にアルゼンチンから汽車と船を乗り継いで郷里のジェノバに帰り、家族やコンチェッタ達と対面するシーンが細かく描かれ、その後壮年期のマルコが母の写真を眺めるシーンへ遷る構成となっている。
 
作品としてはマルコの母捜しの部分が要領よく纏められていたものの、[[配給収入]]が芳しくなく、共同製作者である[[松竹]]の深刻な経営不振もあり、1996年の『[[ブラック・ジャック (OVA)|BLACK JACK]]』(手塚プロダクション製作)から行われた松竹での旧作アニメのリメイク版企画は本作で打ち切られた。
 
;キャスト
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;スタッフ
* 作 - [[松竹]]、日本アニメーション、[[三井物産]]
* 監督 - [[楠葉宏三]]
* 脚本 - [[深沢一夫]]
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* キーアートデザイン- ウォーレン・ナン
* 製作者 - 幸甫、真藤豊、本橋寿一
* プロューサー - 吉田剛、[[中島順三]]、田中真津美
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== パロディ ==
*同じフジテレビ系で放送された「[[ゼンダマン]]」では本作のパロディ「父を訪ねて三千里!ゼンダマン」(第11話、[[1979年]][[4月14日]]放送)が作られた。マルク(←マルコ)を[[清水マリ]]が演じている。
*「[[ドラえもん]]」では、1粒飲むと母親を隔離してしまう「ママをたずねて三千キロじょう」が作られた(初出は「[[小学館の学習雑誌|小学一年生]]」1980年3月号。余談だがこの話では“小一”の定番だった全カラー印刷は用いられなかった)。現在もてんとう虫コミックスの第21巻に収録されている。
*アニメ[[平成天才バカボン]]でのスペシャル、「カレーを訪ねて三千里」という話もある。
*[[ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年]]
 
但し、上記パロディは本作品のパロディと言うよりも、元々の「母をたずねて三千里」のパロディと考えた方がよいと思われる。
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== 映像ソフト化 ==
*本編 テレビシリーズのDVDは1999年3月25日 - 同年6月25日発売。にかけて全13巻が発売された
 
== 再放送 ==
2012年11月より、CS局の[[キッズステーション]]でHD画質に引き伸ばした[[デジタルリマスター]]版が放送され、本放送当時の放送枠である「'''カルピスこども劇場'''」のロゴ映像もHD画質で復活している。
 
*近年はHD画質に引き伸ばした[[デジタルリマスター]]版が制作されており、CS局の[[キッズステーション]]では本放送当時の放送枠である「'''カルピスこども劇場'''」のロゴ映像がHD画質で復活している。地上波では[[テレビ大阪]]で放送されたが、エンディングは演出の都合で20秒に短縮され、冒頭の映像からの飛び降りでオープニング最初の映像を元にした静止画像をバックに主題歌データと主要キャストが表示され、「'''制作 日本アニメーション'''」で終了という形だった。
 
== メディア ==
* MARCO オリジナル・サウンドトラック
* 母をたずねて三千里 (歌とBGM)
* 世界名作劇場 メモリアル音楽館 母をたずねて三千里
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==
* [[愛の学校クオレ物語]] - 1981年に放送された、『クオーレ』を原作としたテレビアニメ。同作品の第13・14話にて、本作品の原作に相当する部分がリメイクされており、同話数におけるマルコも、本作品と同様に[[松尾佳子]]が演じている。
* [[瞳閉じても]] - 一部の映像がプロモーション・ビデオとして使用された[[Lil'B]]の楽曲。
*フジテレビ系番組『 [[トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜]] - フジテレビ系で放送されていたバラエティ番組。同番組の中マルコが母に会えるまでの移動距離を調べ検証しことがあり、約四千里(3870里=約15200km)であるとの結論が出ている。
* [[イタリア系アルゼンチン人]]
* [[アルゼンチンの歴史#急速な近代化と「移民の洪水」(1880年-1916年)]]、[[アルゼンチン#西欧による搾取から民主化へ]]
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* [http://www.nippon-animation.co.jp/work/962/ 母をたずねて三千里](日本アニメーション公式ホームページ)
* {{青空文庫|001048|45381|新字新仮名|母を尋ねて三千里}}(日本童話研究会訳)
 
{{前後番組|
放送局=[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系|
放送枠=日曜19:30 - 20:00<br />([[世界名作劇場|カルピスこども劇場]])|
番組名=母をたずねて三千里<br />(1976年1月4日 - 12月26日)|
前番組=[[フランダースの犬]]<br />(1975年1月5日 - 12月28日)|
次番組=[[あらいぐまラスカル]]<br />(1977年1月2日 - 12月25日)|
}}
 
{{世界名作劇場}}