「干し首」の版間の差分

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'''干し首'''(ほしくび)とは、装飾用に加工された[[人間]]の[[頭部]]のことである。
 
かつては[[首狩り]]を実践していた多数の部族の風習として干し首が作られていた。最も有名な例としては、現在の[[エクアドル]]と[[ペルー]]にあたる地域に住んでいた[[ヒバロー]]族あるいはシュアール族の干し首が挙げられる。シュアール族の間では、干し首は'''ツァンツァ'''の名で呼ばれていた。干し首の製作には宗教的な意義があり、ヨーロッパ人との交易用に非宗教的な干し首も作られたが、宗教的な干し首と非宗教的な干し首とは明確に区別されていた。
 
第二次世界大戦中には、ドイツの[[強制収容所 (ナチス)|強制収容所]]において囚人の頭部を使用した干し首が作られていたことが報告されている。最も有名な報告は[[ブーヘンヴァルト]]収容所で行われたもので、そこでは他の囚人を威嚇するために収容所の中央に干し首が掲げられていた。
 
== 作り方 ==
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== 目的 ==
[[File:Shrunken Head - Lightner Museum.jpg|thumb|left|フロリダ州[[セントオーガスティン]]の[[ライトナー博物館]]展示の干し首]]
干し首の制作は本来は宗教的な意味を持っていた。干し首は敵の霊魂を束縛することにより、制作者への奉仕を強制するものであると信じられていたのである。ヨーロッパ人との交易用に非宗教的な干し首も作られたが、宗教的な干し首と非宗教的な干し首とは明確に区別されていた
 
ヒバロー族は以下の三つの根本的な霊魂の存在を信じていた。
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[[日本国]][[外務省]]の[http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=243 海外安全ホームページ]によると、2009年に[[エクアドル]]の[[モロナ・サンティアゴ県]]及び[[パスタサ県]]において発見された数体の首無し死体について、切断された首はシュアル族の間に伝わる方法によって干し首にされ、インターネット販売されている可能性があるという。
 
第二次世界大戦中には、ドイツの[[強制収容所 (ナチス)|強制収容所]]において囚人の頭部を使用した干し首が作られていたことが報告されている。最も有名な報告は[[ブーヘンヴァルト]]収容所で行われたもので、そこでは他の囚人を威嚇するために収容所の中央に干し首が掲げられていた。
 
== 外部リンク ==