「チェンバロ」の版間の差分

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以下では上記の基本原理をより詳細に説明する。
 
[[File:Clavecin mecanisme.svg|center|thumb|700px|図1: 8フィート2弦の一段鍵盤チェンバロの概念図, (1) 鍵 (キーレバー), (2) ネームバッテン, (3) ネームボード, (4) チューニングピン, (5) ナット,( (6) ジャックレール, (7) アッパー・ガイド, (8) 弦, (9) ブリッジ, (10) ヒッチピン, (11) ライナー, (12) ベントサイド/テール, (13) オーバーレール, (14) [[響板]], (15) ギャップ, (16) アッパー・ベリーレール, (17) ジャック, (18) ローワー・ベリーレール, (19) 底板, (20) ラック, (21) ガイドピン, (22) ローワー・ガイド, (23) レストプランク, (24) バランスピン, (25) キーボード・フレーム]]
図1
[[File:Clavecin mecanisme.svg|center|thumb|700px| 8フィート2弦の一段鍵盤チェンバロの概念図。(1) 鍵(キーレバー), (2) ネームバッテン, (3) ネームボード, (4) チューニングピン, (5) ナット,( 6) ジャックレール, (7) アッパー・ガイド, (8) 弦, (9) ブリッジ, (10) ヒッチピン, (11) ライナー, (12) ベントサイド/テール, (13) オーバーレール, (14) [[響板]], (15) ギャップ, (16) アッパー・ベリーレール, (17) ジャック, (18) ローワー・ベリーレール, (19) 底板, (20) ラック, (21) ガイドピン, (22) ローワー・ガイド, (23) レストプランク, (24) バランスピン, (25) キーボード・フレーム。]]
 
 
イタリアのチェンバロでは、ボックス・スライドと呼ばれる厚みのある単一のジャックガイドが用いられる。
 
[[File:Clavecin sautereau.svg|center|thumb|200px|図2: ジャック上部の概念図 :, (1) 弦,( (2) タングの軸, (3) タング, 4(4) プレクトラム, (5) ダンパー]]
図2
[[File:Clavecin sautereau.svg|center|thumb|200px| ジャック上部の概念図 : (1) 弦,( 2) タングの軸, (3) タング, 4() プレクトラム, (5) ダンパー]]
ジャックの上部には、タング(図2-3)という硬い木でできた可動の部品が取り付けられており、タングにはプレクトラム(図2-4)が取り付けられる。タングはプレクトラムに上から力がかかる場合は動かないが、下から力がかかる場合は回転してプレクトラムをそらすように動作する。これによってプレクトラムが下から上に弦を弾いた後、上から下へは弦を弾かずに戻ることができる。タングは[[イノシシ]]の毛や薄い[[真鍮]]板などで作られたバネによって保持されており、動いた後はバネの弾力により元の位置に戻る。
 
プレクトラムが弾く弦の箇所(プラッキング・ポイント)は音質を決定する重要な要素であり、ナット(図1-5、手前側にあるブリッジと共に弦の振動長を決定する構造)からの距離で示される。ナットに近い位置で弦を弾くと[[倍音]]が強調され、「鼻にかかった」音色となる。一般にプラッキング・ポイントの距離は低音域に向かって漸増するが、弦の振動長(ナット-ブリッジ間距離)に対する比率は減少する。
 
[[File:Clavecin sautereau fonctionnement.svg|center|thumb|600px|図3: チェンバロのジャックの動き, (1) ジャックレール, (2) フェルト,( (3) ダンパー, (4) 弦, (5) プレクトラム, (6) タング, (7) タングの軸, (8) バネ (9), ジャック, (10) タングの動き]]
図3
[[File:Clavecin sautereau fonctionnement.svg|center|thumb|600px| チェンバロのジャックの動き。(1) ジャックレール, (2) フェルト,( 3) ダンパー, (4) 弦, (5) プレクトラム, (6) タング, (7) タングの軸, (8) バネ (9), ジャック, (10) タングの動き。]]
 
(A) 操作されていない状態のジャック。ジャックの一番上にはフェルト製のダンパー(図3-3)が突き出ており、鍵が押されていないときには弦の振動を止めている。