「無神論」の版間の差分

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m →‎定義と範囲: 「無宗教は特定の宗教を支持しない」「特定の」は「いかなる特定の」か「ある特定の」かあいまい。
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== 定義と範囲 ==
「[[無宗教]]」と混同されがちだが、無宗教はいかなる特定の宗教を支持しない状況を指しており、[[神]]が存在しないことを支持主張する無神論はそれとは全く異質の概念として考えられるべきである。[[唯物論]]や[[機械論]]を無神論とみなす者もいるが、これらの理論は霊魂や物質世界への超越的な力の介入を否定しているのであって、必ずしも神の存在を否定しない。
 
無神論は一般的には既存宗教と対立するとみなされる考え方であり、両者の間にはあつれきが生じることも多い。しかし、近年では科学の発展や浸透に伴って唯物論的な考え方が一般に受け入れられてきており、無神論に対する風当たりは弱まってきているとされる。一方で、保守的な地域では無神論に対する根強い不信感もある。さらに、[[アメリカ合衆国]]で台頭した[[インテリジェント・デザイン]]論のように、表向きでは科学と宗教の融合ないし折衷を自称しながら、実質的に[[自然科学]]を排斥する運動も見られる。厳格な無神論者は、宗教に対する激しい敵意を抱くことも多い。共産主義国における宗教の弾圧や虐殺などが無神論と結び付けられることも多い{{要出典|date=2010年7月}}。