「チャクリ・ナルエベト (空母)」の版間の差分

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== 能力 ==
=== 航空運用機能 ===
[[飛行甲板]]は長さ165メートル×幅30.5メートルの広さを確保しており、またその前端部には勾配角12度の[[スキージャンプ (航空)#VTOL機での使用 (STOVL方式)|スキージャンプ勾配]]が設けられていた。飛行甲板の構成は[[制海艦|SCS]]以来の構成が踏襲されており、アイランド前方にインボード式の前部エレベータが、また飛行甲板後端にアウトボード式の後部エレベータが配されている。エレベータはいずれも13.5メートル四方、力量20トンで、この他に兵装用エレベータ2基がある<ref name="Wertheim2013"/>。
 
[[格納庫]]は長さ100メートル×幅20.5メートルで、[[ホーカー・シドレー ハリアー|ハリアー]][[艦上攻撃機]]であれば10機、[[シコルスキー S-61|シーキング]]・[[ヘリコプター]]であれば15機を収容できる。この他、飛行甲板後方には大型の[[CH-47 (航空機)|CH-47]][[輸送機|輸送ヘリコプター]]5機を駐機できる<ref name="Wertheim2013"/>。標準的な[[艦載機]]はハリアー艦上攻撃機6機及び[[SH-60 シーホーク|S-70B-7]]哨戒ヘリコプター6機とされていた<ref name="木津2007"/>。なお、ハリアー艦上攻撃機はスペインから購入した中古のAV-8Sマタドールであったが、[[2000年代]]中頃より活動実態が確認されておらず、既に退役したとの情報もある<ref name="SoW2013">{{Cite journal|和書|year=2013|month=9|title=写真特集 世界の空母2013|journal=世界の艦船|issue=783|pages=21-59|publisher=海人社|naid=40019756779}}</ref>。2017年の時点では、S-70B-7哨戒ヘリコプター6機とMH-60S汎用ヘリコプター2機のみ搭載しており、公式艦種通り、事実上のヘリ空母として運用されている<ref name="SoW2017">{{Cite journal|和書|year=2013|month=9|title=写真特集 世界の空母2017|journal=世界の艦船|issue=863|pages=59|publisher=海人社|naid=}}</ref>。