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もろい銑鉄から炭素を除去すると、鉄は強靭になるとともに可塑性を持ち、叩いて整形([[鍛造]])したり、曲げたり、延ばしたりの加工が可能になる。この炭素の少ない鉄が鋼鉄である。
 
現在の[[金属学]]の定義では、Fe-C系2元合金において、[[炭素|C]]含有量が0.0218 - 2.14%の範囲にある部位である。言い換えると、[[フェライト相|フェライト]]のC最大[[固溶体|固溶]]量(0.0218%)から[[オーステナイト]]のC最大固溶量(2.14%)までの範囲の部位とも定義できる。Fe-C系2元合金において、C含有量が0.0218%以下のものを[[鉄]]と呼び、2.14[mass%]以上のものを[[鋳鉄]]と呼ぶ。一方で、[[極低炭素鋼]]や[[ステンレス鋼]]のように炭素の添加がなされない鉄も「鋼」と呼ばれる{{Sfn|田中|2015|p=478}}。国際規格の ISO 4948-1 では、一般的に2.0%以下の含有量の炭素と他の元素を含む鉄の合金を鋼 (英語:steel、フランス語:acier) 定義している<ref>ISO 4948-1:1982, Steels — Classification — Part 1: Classification of steels into unalloyed and alloy steels based on chemical composition. https://www.iso.org/standard/10963.html</ref>。
{{See also|セメンタイト|パーライト}}