「漢方薬」の版間の差分

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== 作用機序 ==
近年、世界の[[伝統医学]]の生薬、[[薬草]]の現代医学の視点からの[[作用機序]]の研究が進められており、漢方薬についても例外ではない。一例として、[[抑肝散]]の[[セロトニン]]神経系への作用<ref>[http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2013/M46430101/ セロトニン受容体拮抗作用とBDNF発現への関与を示唆]</ref>や[[葛根湯]]の[[サイトカイン]]への作用<ref>[http://www.pieronline.jp/content/article/0386-8109/40040/413 感冒に対する葛根湯の作用機序]</ref>、[[六君子湯]]による食欲増進[[ホルモン]]「[[グレリン]]」の分泌作用<ref>[http://toyokeizai.net/articles/-/3073 漢方薬のトレーサビリティ確立に挑む、ツムラが対峙する中国産生薬の安全]</ref>、大建中湯の腸管血流増加作用や消化管亢進運動作用<ref>[https://www.nikkankyo.org/kampo/colume/pdf/kampo04.pdf 漢方ですこやか生活] 日本漢方製薬製剤協会、2019年9月21日閲覧。</ref>などある。長い歴史の中で経験的に作られた、漢方の薬理作用が分子レベルでの研究が進められている。
 
[[業界団体]]である日本漢方製薬製剤協会(日漢協)も、2018年にまとめた『漢方の将来ビジョン2040』で、漢方薬の[[エビデンス]](科学的根拠)集積を掲げた<ref>[https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00482544 「漢方のエビデンス集積/日漢協 将来ビジョン策定」]『[[日刊工業新聞]]』2018年7月26日(ヘルスケア面)2018年9月30日閲覧。</ref>。