「カシミール効果」の版間の差分
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非常に小さい距離を隔てて設置された二枚の平面金属板が真空中で互いに引き合う現象を、'''静的カシミール効果'''という。また、二枚の金属板を振動させると光子が生じる。これを'''動的カシミール効果'''という。以下では、静的カシミール効果について述べる。
金属板どうしの距離が大きいと効果は極端に小さくなるが、距離が小さければ効果は測定可能な大きさとなる。例えば、距離が
カシミール効果は物体仮想粒子の相互作用として表現することができる。効果の大きさは物体の間に介在する量子化された場の零点エネルギーを使って計算できる。現在の理論物理学では、カシミール効果は {{lang|en|'''chiral bag model'''}} において重要な役割を果たしている。また応用物理学では、非常に小さい部品を扱う[[ナノテクノロジー]]の分野でますます重要になっている。
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