「肝性脳症」の版間の差分

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'''肝性脳症'''(かんせいのうしょう、{{lang-en|Hepatic encephalopathy}})とは、[[肝臓]]の機能低下による[[意識障害]]である。別名を'''肝性昏睡'''(かんせいこんすい、Hepatic coma)とも、また'''門脈体循環性脳障害'''とも言う。[[肝硬変]]が進行した場合や[[肝炎#劇症肝炎|劇症肝炎]]などの重篤な肝障害によって引き起こされる。まれに先天性尿路回路欠損を伴うことがある
 
[[肝硬変]]が進行した場合や[[肝炎#劇症肝炎|劇症肝炎]]などの重篤な肝障害によって引き起こされる。まれに先天性尿路回路欠損を伴うことがある。
 
直接の原因については不明な点が多いが、肝機能低下により[[血液]]中に[[タンパク質]]の分解生成物である[[アンモニア]]などが増えることにより引き起こされると考えられている。しかし、血中アンモニア濃度と症状の程度は必ずしも相関しないため、原因はアンモニアのみによるものではないことが示唆されている。アンモニア以外の原因物質として[[メルカプタン]]、[[スカトール]]、[[インドール]]、単鎖脂肪酸、[[芳香族アミノ酸]]などが考えられている。