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'''都督'''(ととく)、[[中国]]の[[官職]]または[[称号]]。[[三国時代 (中国)|三国時代]]に現れ、軍政を統轄した。
 
== 概要 ==
三国時代に設置され、本来は監督、統轄の意味で、[[軍]][[司令官]]のことをいったが、複数の州に跨る管轄領域を持った都督は長官である[[刺史]]を兼ね、都督府を置いて府官を任じ軍事だけでなく民政をも掌握する様になった。その後、[[六朝時代]]を通じて都督の官名が使われた。[[唐]]代には[[節度使]]が置かれたため、その権限は縮小したが、[[宋 (王朝)|宋]]代には[[宰相]]の出征時に都督の称が臨時に使われたほか、[[元 (王朝)|元朝]][[明|明朝]]にも大都督府の名称が見られた(→[[五軍都督府]])。[[清|清朝]]では都督の名称は使われなくなったが、[[辛亥革命]]後、地方の軍政担当官として都督が置かれた。また、[[高句麗]]や[[百済]][[倭]]といった周辺民族の王に対しても「都督」の称号が与えられ、異民族懐柔策に用いられることがあった。
 
== 日本における都督 ==