「カマキリ」の版間の差分

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{{otheruses|昆虫|カサゴ目カジカ科の魚|アユカケ}}
{{出典の明記|date=2017年9月11日 (月) 23:38 (UTC)}}
{{生物分類表
|名称 = カマキリ目(蟷螂目)
|fossil_range = {{fossilrange|145|0}}[[白亜紀]]–[[現世]]
|画像 = [[ファイル:Rhombodera basalis 1 Luc Viatour.jpg|250px|''Rhombodera basalis'']]
|画像キャプション = {{Snamei||Rhombodera basalis}}
|地質時代 =
|地質時代2 =
|省略 = 昆虫綱
|目 = '''カマキリ目''' {{Sname||Mantodea}}
|学名 = {{Sname||Mantodea}}<br />{{AUY|Burmeister|1838}}
|タイプ種 =
|シノニム =
|和名 = カマキリ目(蟷螂目)
|英名 = [[:en:Mantis|Mantis]]
|下位分類名 = [[科 (分類学)|科]]
|下位分類 =
* {{Sname||Acanthopidae}}
* {{Sname||Amorphoscelidae}}
* [[カマキラズ科]] {{Sname||Chaeteessidae}}
* [[ヨウカイカマキリ科]] {{Sname||Empusidae}}
* {{Sname||Eremiaphilidae}}
* [[ヒメカマキリ科]] {{Sname||Hymenopodidae}}
* {{Sname||Iridopterygidae}}
* {{Sname||Liturgusidae}}
* [[カマキリ科]] {{Sname||Mantidae}}
* {{Sname||Mantoididae}}
* [[ケンランカマキリ科]] {{Sname||Metallyticidae}}
* {{Sname||Sibyllidae}}
* {{Sname||Tarachodidae}}
* {{Sname||Thespidae}}
* {{Sname||Toxoderidae}}
}}
'''カマキリ'''は、[[昆虫綱]]'''カマキリ目'''(蟷螂目、[[学名]]:{{Sname|Mantodea}})に分類される[[昆虫]]の総称。前脚が[[鎌]]状に変化し、他の小動物を捕食する[[肉食]]性の昆虫である。漢字表記は螳螂、蟷螂(とうろう)、鎌切。
 
名前の由来については、「鎌切」という表記があることからわかるように、「鎌で切る」から「鎌切り」となったという説と、「カマキリ」は、「鎌を持つ[[キリギリス]]」の意味で、この「キリ」は[[ヤブキリ]]、[[クサキリ]]、[[ササキリ]]などのキリギリスの仲間の名にふくまれる「キリ」と同じであるという説とがある。分類法によっては、[[ゴキブリ]]や[[シロアリ]]などとともに[[網翅目]](もうしもく、{{Sname|Dictyoptera}})とすることもある(その際、カマキリ類は'''カマキリ亜目'''になる)。かつては[[バッタ]]や[[キリギリス]]などと同じ[[バッタ目]](直翅目、{{Sname|Orthoptera}})に分類する方法もあったが、現在ではこれらとはそれ程近縁でないとされている。カマキリに似た[[カマキリモドキ]]という昆虫がいるが、[[アミメカゲロウ目]](脈翅目)に属し、全く別の系統に分類される。またおなじくカマキリに似た前脚を持つ[[ミズカマキリ]]も[[カメムシ目]](半翅目)に属し、全く別の系統である。これらは[[収斂進化]]の例とされている。
 
== 概要 ==
全世界で2,000[[種 (分類学)|種]]前後といわれるが、研究者により1,800-4,000種の開きがある。特に[[熱帯]]、[[亜熱帯]]地方に種類数が多い。体は前後に細長い。6本の[[脚]]のうち、前脚(前肢)は先端を除く大半が[[鎌]]状([[はさみ (動物)#ハサミに似た構造|亜鋏状]])に変化し、多数の[[棘]]がある。頭部は[[逆三角形]]で、2つの[[複眼]]と[[大顎]]が発達する。前胸は長く、頭部と前胸の境目は柔らかいため、頭部だけを広角に動かすことができる。[[触角]]は[[毛髪]]状で細長く、中脚と後脚も細長い。