「軽歩兵」の版間の差分

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科学文明が飛躍的に発展を遂げた[[19世紀]]後半以降は、進歩した兵器の前でもはや格好の標的にしかなりえない[[戦列歩兵]]は姿を消し、ほぼ全ての[[歩兵]]が[[散兵]]として戦う様になった。
 
現代の軽歩兵は、正規の歩兵に対して軽装備の歩兵という意味で使われる。ここでいう「軽装備」とは、必ずしも[[兵士]]個人が携行する装備品が軽量という意味ではなく、あくまで[[部隊]]の編成として正規の[[歩兵連隊]]ほどには[[装甲戦闘車両|装甲車両]]や火砲といった重装備を保有していないという意味である。現代の正規歩兵は[[歩兵戦闘車]]や[[装甲兵員輸送車]]などで[[機械化歩兵|機械化]]されていることが珍しくなく、そうでない歩兵を軽歩兵と区別することもある。近年では、軽装備で[[戦闘]]の継続能力は弱いものの、短時間で事態に対応できる即応部隊として編制されていることも多い。また、一部の軽歩兵部隊では、[[市街戦]]や[[山岳戦]]、限定的な[[特殊作戦]](対[[ゲリラ]]戦など)、一般的な国際[[平和維持活動]]など、特殊な状況・任務に対応できる能力を持つ部隊もある。
 
== 関連項目 ==