「ニホンジカ」の版間の差分

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こうした一方で、「'''しか'''」という語も万葉集の時代から存在した。語源については定説がないが、「か」音は前述の「'''か'''」に求めるのが一般的である。一説に「せか」(「せ」(兄、夫)+「か」)の転訛と考え、もと「雄鹿」の意味であったとも、また、「しし」+「か」の変化したものかともいう。
 
同一の語が“けもの”を意味したり“シカ”を意味したりする現象は他の言語にも見られる。たとえば[[英語]]: '''{{lang|en|[[wiktionary:ja:deer|deer]]}}''' に連なる[[古英語]]: {{lang|ang|[[wiktionary:ja:deor|dēor]]}} は元来“けもの”の意であったことが知られている(同源の[[ドイツ語]]: Tierは現在でも"動物"の意味)。[[サンスクリット]]でも同様の現象があったという。こうした語義のゆれや変遷には多くの場合、シカが最も狩りやすく人間にとって身近な動物であったことが関係していたと考えられている。
 
=== 日本文化における鹿 ===