「ボーイング747-400」の版間の差分

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{{Infobox 航空機
| 名称=ボーイング747-400
| 画像= Fileファイル:G-CIVA Boeing 747-436 G-BNLU744 British Airways (1044676156614079484882).jpg
| キャプション= [[ブリティッシュ・エアウェイズ]]のボーイング747-400
| 用途=[[旅客機]]
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=== 747-400F型 ===
[[ファイル:NCA_B747-400F_Pegasus(JA04KZ)_(5017677772).jpg|サムネイル|日本貨物航空のボーイング747-400F]]
[[ファイル:Jal.cargo.b747.arp.jpg|240px|thumb|JALの747-400F(退役済):極限まで低燃費にするため、塗装を削って機体重量を下げていた]]
747-400型の[[貨物機]]バージョン。アッパーデッキを延長すると重量が増加する他、アッパーデッキ下は天井が低くなっており、これを延長すると貨物容積も減少する。貨物型においては、アッパーデッキの延長によるこれ等弊害のほうが大きいため、-400型でありながら、-200型と同様のショートアッパーデッキとなっている。ウィングレット追加、アビオニクス変更など、他の部分は-400型に準じる。日本の[[貨物航空会社]]においては従来747-200型を貨物機に改造した-200Fを使っていたが、老朽化や長距離路線の拡大などの理由で順次、-400F型を導入。
 
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== 改修型 ==
=== 747-400BCF型 ===
[[ファイル:Jal.cargo.b747Cathay_Pacific_Cargo_Boeing_747-400400F;_B-HKH@HKG;31.ja890907.arp2011_614vg_(6053527380).jpg|thumb|right|240pxサムネイル|JALキャセイ・パシフィック航空の747-400BCF]]
旅客機転用型貨物機で、改造後初飛行は[[2005年]][[10月5日]]。「BCF」とは「Boeing Converted Freighter, ボーイング・コンバーティッド・フレイター」(ボーイング社が改造した貨物機)の略である。当初は「SF」(Special Freighter, スペシャル・フレイター)と呼ばれていたが2005年度第4四半期ごろ現在の呼称に変更された。
 
ボーイング社は、[[2000年代]]前半時点で運用されている貨物機の3分の1が旅客機からの改造機で、この傾向は今後も続くと予想し747-400型についても転用プログラムを開始した<ref>[http://www.boeing.jp/ViewContent.do?id=5665&Year=2003 ボーイング社ニュースリリース(2003年10月14日)]</ref>。747-400(旅客型)および747-400M(貨客型)<ref>[http://www.boeing.jp/ViewContent.do?id=5124&Year=2005 ボーイング社ニュースリリース(2005年10月18日)]</ref>中古機に機体側面部貨物搭載用ドア(SCD)を装着するなどして貨物型に改修する。極力747-400Fに仕様をあわせ、所有する航空会社の運用効率を考慮している。747-400Fとの主な違いは、外見上はロングアッパーデッキがそのまま残ることと、機首部分のノーズカーゴドアがないこと、性能面では最大積載量と航続距離が若干劣ることである。
 
ボーイング社との委託契約のもと、[[中華人民共和国]]の[[廈門]]にあるTaikoo Aircraft Engineeringで改修作業が施工される(大韓航空は[[金海国際空港|釜山]]の自社整備工場で改修)SCDとその周辺部位は日本の[[三菱重工業]]で製作されており、キャセイパシフィック航空や[[JALカーゴ]]など多くの航空会社が導入している。なお、JALカーゴの機体は2010年をもって全機退役した。また、キャセイパシフィック航空の改修1号機は、2011年7月以降子会社の[[エア・ホンコン]]で運航されている。
 
=== 747-400BDSF型 ===