「吊り掛け駆動方式」の版間の差分
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=== 短所 ===
* モーター重量の約半分が、台車の軸ばねを介さずに、アクスルメタルまたは転がり軸受を介して輪軸に直接かかるため、[[鉄道車両の台車#ばね下重量・ばね間重量|ばね下重量]]が重くなる<ref name="宮本2012"/>。これにより線路への衝撃が懸念されるが、影響は微小である。逆に線路からの台車・車体やモーター自体への衝撃が懸念される<ref name="宮本2012"/>。このため、高速運転にはデメリットがある<ref group="注釈">高速走行性能自体は吊り掛け駆動方式で十分可能であり、ドイツで1901年に電気動力車の高速走行試験の際、ジーメンス社が出したS型電車は吊掛式だったが、AGE社が作ったA型電車(クイル式駆動)と共に時速
* 吊り掛け駆動用モーターは、衝撃に耐えるため、頑丈に作らざるを得ない。結果として重量や、ばね下重量も増加してますます衝撃が強まる。
* モーター本体と輪軸の間の摺動部分や歯車などが、大トルクによる負荷や、大きな重量による衝撃のために消耗しやすく、又、ギアボックスを密閉できないため、メンテナンス上の配慮を要する<ref group="注釈">モーター本体と輪軸の間の摺動部分には、常時注油と定期メンテナンスが必要となる。</ref>。メンテナンスサイクルもカルダン駆動方式に比して短い。ただしトータルランニングコストに関しては、[[軌間]]や軌道の状態によっては必ずしもカルダン方式が優位とはいえない場合もある。
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