「鈴 (仏具)」の版間の差分

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== れい ==
[[File:Ritual bells from a set of five, Kamakura period, 1200s AD, gilt bronze - Tokyo National Museum - Ueno Park, Tokyo, Japan - DSC08796.jpg|thumb|250px|金銅五種鈴(静岡・[[法多山尊永寺]]蔵、[[東京国立博物館]]寄託、[[重要文化財]]) 中央が塔鈴、手前が宝珠鈴、以下、時計回りに五鈷鈴、三鈷鈴、独鈷鈴。]]
[[ファイル:Nariaiji2233.jpg|150px|thumb|三鈷鈴]]
'''鈴'''(れい)とは、[[密教]]では、小型の[[鐘]]に似た手持ちの仏具である。金剛鈴(こんごうれい)、宝珠鈴(ほうじゅれい)などが知られる。
 
=== 金剛鈴の種類 ===
;独鈷鈴(どっことうれい)
;珠鈴(ゅれい)
:古くは武器の一種であった[[独鈷杵]](どっこしょ)の片側に鈴がついたもの。
;独鈷鈴(とっこれい)
:古くは武器の一種であった[[独鈷杵]](っこしょ)の片側に鈴がついたもの。
;三鈷鈴(さんこれい)
:[[三鈷杵]](さんこしょ)の片側に鈴がついたもの。
;五鈷鈴(ごこれい)
:[[五鈷杵]](ごこしょ)の片側に鈴がついたもの。
 
;塔珠鈴(とうしゅれい)
以上を五種鈴と称する。密教の修法に用いる大壇上では、塔鈴を中央、残り四鈴をその四方に配す。塔鈴は[[大日如来]]、四方の四鈴はその他四如来の象徴であり、全体として[[五智如来]]を表す<ref>{{文化遺産オンライン|149167|金銅五種鈴のうち}}</ref>。
:[[塔珠杵]](とうしゅしょ)の片側に鈴がついたもの。
 
== 脚注 ==