「ボーイング747-400」の版間の差分

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=== 世界初の747-400 ===
ローンチカスタマーであるノースウエスト航空が世界で初めて導入した機体747-400は、レジナンバーがN661USである。この機体は2002年に[[ノースウェスト航空85便緊急着陸事故|方向舵の事故]]を起こしている。また、ノースウエスト航空が[[デルタ航空]]に吸収された後も、デルタ航空に移籍されて運され、退役し現在は[[デルタ航空博物館]]に展示されている。<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:N661US 1 B747-451 Northwest A-l KIX 11JAN99 (6559458855).jpg|N661US
ファイル:Northwest Airlines Boeing 747-451 (N661US 23719 696) (6853201992).jpg|N661US(塗装改新後)
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[[2018年]][[10月31日]]、[[日本貨物航空]]のB747-400Fがこの日の営業運航便を以て全機退役し、かつて日本の空の主役となっていた-400型は貨客含めて完全に日本の航空会社から消滅することとなった。さらに日本国政府専用機のB747-400が2019年3月31日を以てB777-300ER型機に引き継ぐ形で退役し、日本籍のB747-400型機は貨客含めて完全に姿を消した。
 
== 画像 ==
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ファイル:JAL B747-400(JA8089) (5481510911).jpg|日本航空
ファイル:HL7472 - Korean Air Lines - Boeing 747-4B5 - ICN (17311316921).jpg|[[大韓航空]]
ファイル:B-18205 - China Airlines - Boeing 747-409 - CAN (16597112238).jpg|[[チャイナエアライン]]
ファイル:Cathay Pacific Boeing 747-412; B-HKV@FRA;06.07.2011 603iy (5914652603).jpg|[[キャセイパシフィック航空]]
ファイル:Thai Airways Boeing 747-400 (HS-TGA) departs London Heathrow 11Apr2015 arp.jpg|[[タイ国際航空]]
ファイル:Singapore Airlines Boeing 747-412 9V-SPO (21854053732).jpg|[[シンガポール航空]]
ファイル:Boeing 747-451 'N663US' Delta (14014517478).jpg|デルタ航空
ファイル:Boeing 747-422 N197UA United Airlines (10446807746).jpg|[[ユナイテッド航空]]
ファイル:VH-OJL - 747-438 - Qantas - SYD (10030678154).jpg|[[カンタス航空]]
ファイル:Lufthansa Boeing 747-400; D-ABVN@LAX;21.04.2007 466mi (4288610223).jpg|ルフトハンザ・ドイツ航空
ファイル:Boeing 747-436 G-BNLU British Airways (10446761566).jpg|ブリティッシュ・エアウェイズ
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== 機体の特徴 ==
[[ファイル:Boeing 747-400 3view.svg|right|300px]]
[[File:DELTA AIRLINES BOEING 747-400 TAKE OFF NARITA INTERNTIONAL AIRPORT.jpg|thumb|下面から見た747‐400]]
[[ファイル:KLM Boeing 747-400 flight deck.jpg|thumb|200px|left|「ハイテクジャンボ」を象徴する[[グラスコックピット]]]]
[[File:ボーイング747-400のウィングレット.jpg|thumb|747-400のウィングレット]]
基本的な外形は747-300と変わらないが、[[アビオニクス]]や主翼、エンジン、客室内装備に変更が加えられている。主翼端の延長とウィングレットの追加、主翼根元のフェアリングの改良により空気抵抗を減らした (形状変更による[[ボーディングブリッジ]]および[[タラップ]]車など車両の衝突防止のために“I”字状のラインが引かれている)うえ、[[水平尾翼]]への燃料タンクの追加設置<ref name="nenkan2007-2008"/>と[[最大離陸重量]]の増加によって、搭載できる[[ジェット燃料|燃料]]も増やされた。また、エンジンもより新しい[[ターボファンエンジン#高バイパス比エンジン|高バイパス比ターボファン]]である[[GE・アビエーション|ゼネラル・エレクトリック(GE)]]製の[[ゼネラル・エレクトリック CF6#CF6-80|CF6-80]]や[[プラット・アンド・ホイットニー]](P&W)社製の[[プラット・アンド・ホイットニー PW4000|PW4000]]、[[ロールス・ロイス・ホールディングス|ロールス・ロイス]]社製の[[ロールス・ロイス RB211|RB211-524H]]へ換装され、燃費・推力とも向上。これらの改良により、[[航続距離]]で -200型を上回る性能を備えた。
 
そして何より、機内におけるクラシック型(-100・-200・-300)との最大の違いはコクピットにある。それまでほとんどアナログ式だった計器類は大幅に電子化(デジタル化)したほか、大型機でありながらそれまで乗務していた[[航空機関士]]を廃しも不要となり、[[機長]]・[[副操縦士]]の2名運航可能になった。大型[[ワイドボディ]]旅客機および4発エンジン旅客機として初の2人乗務機である。<gallery widths="180" heights="180">
ファイル:Boeing 747-3D7, Thai Airways International AN0475953.jpg|747-300。アッパーデッキ(2階席)の長さは-400と変わらないものの、ウィングレットはない。
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ファイル:HL7404 (15348824514).jpg|上方の正面から見た747-400。
ファイル:Air New Zealand Boeing 747-400 (ZK-SUH) arrives London Heathrow 17Oct2010 arp.jpg|下方の正面から見た747-400
ファイル:Jalcargo b747-400 ja401j arp.jpg|下面から見た747-400
ファイル:747 Cockpit Musée de l'air et de l'espace 2009.jpg|747クラシック型のコックピット。アナログ式の機器が並ぶ。
ファイル:JAL Boeing 747-400 flight deck.jpg|747-400の[[グラスコックピット]]。クラシック型のコックピットから大きく様変わりしている。
ファイル:British Airways Boeing 747.ogv|[[離陸]]する747-400。
ファイル:B-18215 (6932464121).jpg|747-400の垂直尾翼。
ファイル:Winglet and nav light arp.jpg|747-400のウイングレット。
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== 派生型 ==