「トヨタ・カローラ」の版間の差分

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| 後継=トヨタ・カローラアクシオ<br />(日本のみ)
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日本向けの無印カローラ、および各国共通プラットフォームを採用したカローラとしては一旦この代で最後となり、10,11代目は日本向けにはカローラアクシオ([[トヨタ・カローラ#カローラアクシオ|後述]])として別プラットフォームを採用する。開発主査(以下CE)は東南アジア専売小型セダンである[[トヨタ・ソルーナ|ソルーナ]](今日の[[トヨタ・ヴィオス|ヴィオス]]の源流となった車種)のCEを歴任した吉田健。プラットフォームやエンジンが一新され、[[スポーツセダン|セダンのGT系グレード]]およびカローラレビンなどの[[スポーツカー|スポーツ]]モデルは廃止された<ref group="注釈">ただし、北米仕様のみ2ZZ-GE型エンジンを搭載する「XRS」というスポーツモデル(ZZE131L)が存在する。</ref>。
 
本代より掲げられた新コンセプト「New Century Value」(NCV)と『'''変われるって、ドキドキ。'''』という登場当初のキャッチコピーが示す通り、この9代目を最も特徴付けるのはこれまでのカローラとは一線を画す革新的なデザインである。特にセダンのエクステリアデザインの原型はトヨタの欧州デザインスタジオの「EDスクエア」(旧・EPOC)の手によるもので、前進させたキャビンとやや短めのリアオーバーハングを持った塊感の強い造形が特徴である<ref>[[三栄書房]]「[[モーターファン|モーターファン別冊・ニューモデル速報]] 第266弾 新型(9代目)カローラのすべて」 2000年[[10月14日]]発行<br />。
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| 後継=[[トヨタ・カローラアクシオ]]<br />(香港・マカオのみ)
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ボディタイプはセダンのみ。"Axio"は「[[品質]]」「[[価値]]」を意味する[[ギリシア]]語の「AXIA(アクシア)」に由来する造語である。日本国内仕様<ref group="注釈">後にごく一部が中古並行という形で[[ロシア]]や[[ミャンマー]]、[[バングラデシュ]]など日本国外に流出している。</ref>のカローラアクシオと大きく異なり、3ナンバーサイズで全長が130mm、全幅が65mm、全高が30mmとそれぞれ拡大されている(中国仕様)<ref group="注釈">2006年のモデルチェンジ直前の情報の中には、次世代のカローラは国内向けにおいても「ナロー」と「ワイド」の2種類が用意されると噂されていたが、結果的に「ナロー」と仮称されていたものが「国内仕様」、同じく「ワイド」が「国外仕様」となり、それぞれ振り分けられたという経緯がある。</ref>。仕向け地や生産設備の都合で型番がE140型とE150型に分かれている。E150型は[[トヨタ・オーリス|オーリス]]のプラットフォームをベースにしている<ref group="注釈">E140型とE150型はプラットフォームが異なるため、リヤサスの構造が異なる。E150型はヴィッツ系車種用のプラットフォームで知られる[[トヨタ・NBCプラットフォーム|NBCプラットフォーム]]および[[トヨタ・Bプラットフォーム|Bプラットフォーム]]同様、ショックアブソーバーとスプリングがそれぞれ独立して取付され、トーションビームの形状はボデーとの取付部は外側に開いているタイプ。</ref>。日本・[[イギリス|英国]]・[[ドイツ]]・[[フランス]]・[[イタリア]]<ref group="注釈">英国およびドイツ、フランス、イタリアではそれぞれカローラセダンとカローラワゴン(日本名・カローラフィールダー)は販売せず、オーリスのみの販売となる。ただし、ドイツでは既存のMPVであるカローラヴァーソに限り継続販売。</ref>の計5国を除く世界各国で導入される。E140型で導入されているのは北米、中華圏特別行政区([[香港]]・[[マカオ]])、[[台湾]]、[[シンガポール]]、[[インドネシア]]、[[アラブ首長国連邦|UAE]]向けなどである<ref group="注釈">アメリカ向型式例2.4XRS M/TはAZE141L-DEMSKA。1.8LE M/TはZRE142L-DEMDKA。香港・マカオ(いずれも中華圏特別行政区)向型式例1.5STD A/TはNZE141R-AEPEKSD、UAE向例1.8XLI M/TはZZE141L-AEMDKV。</ref>。英国・ドイツ・フランス・イタリア以外で販売される一部の欧州仕様車(主に[[東ヨーロッパ|東欧]]向け)は1.4L 4ZZ-FE型VVT-i型および1.6L 1ZR-FE型DUAL VVT-i型の各ガソリンエンジンに加え、1.4L[[トヨタ・NDエンジン|1ND-TV]]型SOHC8バルブおよび2.0L [[トヨタ・CDエンジン|1CD-FTV]]型DOHC16バルブの各インタークーラーターボ付直噴式ディーゼルエンジンを搭載する。日本向けのアクシオを除く日本国外仕様のカローラセダンはこの代より全て5穴ホイールとし[[ナット座ピッチ直径|PCD]]を140型は100mm、150型は114.3mmとしている<ref group="注釈">E140型アクシオおよび豪州仕様を含むE140G型フィールダーに限りPCD・100mmの4穴を用いたホイールが継続採用されている。</ref>。[[南アフリカ共和国|南アフリカ]]仕様車に限りE170型が発売後も『'''カローラクエスト'''』とサブネームが付けられ、E170型カローラの廉価版として年次改良を繰り返しつつ、2016年現在も引き続き生産されている。搭載エンジンは1.6Lの1ZR-FE型Dual VVT-iエンジンのみとなる。
* [[2006年]]11月 - 中国・北京で開催されたオートチャイナ(北京国際モーターショー)にて先行公開。中国仕様車の1.8Lは2ZR-FE型Dual VVT-iエンジンを搭載<ref group="注釈">中国向け型式例PREMIUM A/TはZRE152L-GEPQKC。また、1ZR-FE 1.6L搭載車もあり、型式例GL M/TはZRE151L-GEMNKC。</ref>。また、中国名が先代の「花冠」から「{{lang|zh|卡羅拉}}」に改名された。
* 2006年12月 - 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く一部の欧州市場で販売開始。
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| 自由項目2(内容)=''カローラ'''<br />(日本国内向けE120型)
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キャッチコピーは『'''新しい尺度。'''』。この代より国外仕様のカローラと袂を分かち、更にプラットフォームが異なる車種となり、日本国内向けセダンはこの代よりサブネームが付いた「'''カローラ アクシオ'''」となる。"Axio"は「[[品質]]」「[[価値]]」を意味する[[ギリシア]]語の「AXIA(アクシア)」に由来する造語である。国内向けワゴンは9代目に続き「カローラ フィールダー」の名称を継続する。全長、および全幅、ホイールベースに関しては後期型E120型セダンとまったく同じ寸法に据え置かれており、外観は先代のE120型のイメージを踏襲しつつ、よりスタイリッシュにアレンジしたデザインとなった。ボディのCd値は先代のE120型同様、0.29。アクシオとフィールダーは[[トヨタ・MCプラットフォーム|先代120型カローラのプラットフォーム]]を改良の上流用。国内目標月間販売台数は6,000台(フィールダーと合わせて12,000台)と発表。エンジンは今回からすべてローラーロッカーアーム式に統一された1.5L車用の1NZ-FE型(VVT-i対応、110PS(四輪駆動車は105PS))エンジンが継続され、1.8L車用には新開発の[[トヨタ・ZRエンジン#2ZR-FE|2ZR-FE]]型([[VVT-i|DUAL VVT-i]]対応、136PS(四輪駆動車は125PS))エンジンが搭載。パワーステアリングは前輪駆動車、四輪駆動車問わず全車に電動式パワーステアリングが採用され、オートマチックトランスミッションは全車'''[[無段変速機|Super CVT i]]'''が採用された。このうち、1.8L車には7速のスポーツシーケンシャルシフトマチック付のSuper CVT iが採用される。また、1.5Lモデルの前輪駆動車に5速MTも用意される。四輪駆動車はアクシオの最上級グレードの「1.8 LUXEL αエディション」を除く全てのグレードに設定されている。これにより「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV(☆☆☆☆))」を全車で達成するとともに1.5Lの前輪駆動のCVT車に限り「平成22年度燃費基準+10%」を同時に達成した。発売当初は法人向けの「1.5 X ビジネスパッケージ」を除き、全車にカラーバックモニター機能付5.8インチ液晶ディスプレイと[[CDプレーヤー|CDオーディオ]]、前後ドア[[スピーカー]](1.5L車は4スピーカー、1.8L車は6スピーカー)が標準装備されていた。メーカーオプションの[[ハードディスクドライブ|HDD]]ナビゲーションシステムは、バックモニター機能付6.5インチ液晶ディスプレイとなる。アクシオの場合、車体製造に関しては高岡工場のほか、今回より[[関東自動車工業]](現・[[トヨタ自動車東日本]])に代わり[[セントラル自動車]](現・トヨタ自動車東日本)が車体製造を担当。また、国内専用のカローラシリーズはこの代よりフィールダーから先行開発されることとなり、事実上、フィールダーの逆派生車扱いとなる<ref>[http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20061217/125537/ 日経Automotive Technology 2007年冬号『トヨタ自動車「カローラアクシオ」「カローラフィールダー」- 新開発のエンジンとCVT、バックモニタを標準装備 ワゴンから(先行)開発-』](2009年3月6日閲覧)</ref>。
 
* [[2006年]][[10月10日]] - モデルチェンジ。CMキャラクターは[[明石家さんま]]・[[浅田美代子]](フィールダーは引き続き木村拓哉)。