「SAMURAI SPIRITS (2019年のビデオゲーム)」の版間の差分

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=== グラフィック ===
当初、開発チームはリアルなデザインを使うことを考えたが、すでに多くの格闘ゲームがリアル寄りだったため、その案は見送られた<ref name="twinfinite">{{cite web |url=https://twinfinite.net/2019/03/samurai-shodown-darli-dagger/ |title=New Samurai Shodown Character Revealed: Darli Dagger; Neogeo Collection Announced |last=Nelva |first=Giuseppe |date=2019-03-30 |website=Twinfinite |publisher=Twinfinite |access-date=2019-03-30}}</ref> 。その代わり、3Dモデルで細部まで表現出来るようになったことから、華やかなキャラクター表現に力が注がれた<ref name="dengeki20190621"/>。
各キャラクターのエフェクトの多くはEffekseerというオープンソースのエフェクトツールをカスタマイズして作られたほか、刀の残像はMayaを用いて漫画的に描かれた<ref name="GameBusiness20191009">{{Cite web|title=リブートした『SAMURAI SPIRITS』における、さまざまなエフェクトの実装例【UFE 2019】|url=https://www.gamebusiness.jp/article/2019/10/09/16297.html|website=GameBusiness.jp|accessdate=2019-10-16|publisher=イード|date=2019-10-09 }}</ref>。
 
たとえば、複数の刀を武器とする徳川慶寅は、それぞれの刀の残像を柄の色に合わせたり、必殺技で現れる花びらをモデリングするなどの工夫が施された<ref name="GameBusiness20191009"/>。本作にVFXアーティストとして参加した田代廣幸はUnreal Fest East2019の中で、慶寅の製作に当たっては覇王丸以上の手数がかかったとしたうえで、「3D化の恩恵を最も受けたキャラ」と述べている<ref name="GameBusiness20191009"/>。
当初ステージは純和風を意識していたが、欧米のSNKのファンを取り込むために、彼らにも理解できるように洋風を一部取り入れた和風へと方針転換した<ref name="4Gamer.net20190626"/><ref name="dengeki20190621"/>。
 
加えて、見ている側を飽きさせないようにするため、怒り爆発中、秘奥義や一閃の際に背景が変わる演出が導入された。メディアにこれらの画像が並べて掲載された際に目立つようにするため、それぞれの場面で違う色使いが取り入れられた<ref name="dengeki20190621"/>。
また、本作ではこれまでよりも残酷表現が抑えられており、この意図について黒木は「今作はゲーム性にもインパクトがあるので、残酷表現に頼らなくてもいけるという思いで制作しました。」と述べており、「ハードな世界観をお伝えする方法として、ストレートすぎるのではなく、皆さんに想像してもらうような形に落とし込んでいます。」とも話している<ref name="dengeki20190621"/>。その一方で、黒木は、「本当はまっぷたつに切断される演出も入れたくはなかったのですが、これがないと『サムライスピリッツ』ではなくなってしまうので。」とも話し語っている<ref name="dengeki20190621">{{Cite web|title=『サムライスピリッツ』DLCで“いろは”の参戦はありうる? 新キャラの誕生秘話や没ネタも|url=https://dengekionline.com/articles/4015|website=電撃オンライン|accessdate=2019-06-25|language=ja|date=2019年06月21日}}</ref>。また、エフェクトを手がけた田代も、昨今の表現規制に配慮しながらこれらのエフェクトを製作するのに苦労したと前述のイベントの中で振り返っている<ref name="GameBusiness20191009"/>。
 
=== 音響デザイン ===