「松平忠功」の版間の差分

| 官位 = [[従四位|従四位下]]下、[[下総国|下総守]]守

| 主君 = [[徳川家斉]]

| 氏族 = [[紀州徳川家]]→[[奥平氏#奥平松平家|奥平松平家]]

| 父母 = 父：[[徳川宗将]]<br/>母：浄眼院（富宮、[[伏見宮貞建親王]]の養女）・富宮<br/ref>（実父は[[今出川公詮]]との説あり）<br/ref><br>養父：''[[松平忠啓]]''

| 兄弟 = 直松、[[徳川重倫]]、千間姫、琴姫、門之進、致姫、[[内藤学文]]、[[松平頼興|頼興]]、[[松平頼謙|頼謙]]、逸姫、<br>'''忠功'''、<br/>従姫、[[三浦為脩]]、[[松平忠和 (桑名藩主)|忠和]]、[[安藤道紀]]、[[阿部正由]]<br>養兄弟：''雲性院''、''美須子''、''国姫''ら

| 妻 = 正室：'''久仁姫'''（桃仙院、[[松平忠啓]]の娘）・久仁姫'''

| 特記事項 =

'''松平 忠功'''（まつだいら ただかつ）は、[[江戸時代]]中期の[[大名]]。[[伊勢国|伊勢]][[桑名藩]]の第4代藩主。[[官位]]は[[従四位|従四位下]]・[[下総国|下総守]]。[[奥平氏|奥平松平家]]6代。

[[紀州藩]]の第7代藩主・[[徳川宗将]]の七男として誕生まれる。桑名藩第3代藩主・[[松平忠啓]]の実子が早世していたため、[[天明]]3年（[[1783年]]）5月2日に[[入婿|婿養子]]として迎えられた。天明6年（[[1786年]]）12月10日に忠啓が死去したため、天明7年（[[1787年]]）1月21日に[[家督]]を継ぐ。

当時、[[江戸幕府]]では[[老中]][[松平定信]]による[[寛政の改革]]が行われていたが、忠功もそれに倣い[[寛政]]3年（[[1791年]]）に「御定書」を制定して藩財政再建のために経費節減や生活の簡素化、上意下達の徹底などの藩政改革を行なった。しかし寛政5年（[[1793年]]）11月28日、病気を理由に家督を異母弟で養子の異母弟[[松平忠和 (桑名藩主)|忠和]]に譲って[[隠居]]し、以後の藩政改革は忠和に受け継がれることとなる。

[[文政]]13年（1830（[[1830年]]）8月6日に死去。享年75。