「マツダ・クロノス」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
43行目:
 
== スタイル ==
ボディタイプは[[ノッチバック]]の4ドア[[セダン]]のみ。同じフロントのマスクを持ったアンフィニ店専売の[[マツダ・アンフィニMS-6|MS-6]]は、その5ドア([[ハッチバック]])セダンモデル。当時のマツダのスタイルの特徴で、滑らかな曲線で統一されたスタイルはボリューム感があり、それまでの日本車における王道的セダンの典型だった[[トヨタ・クラウン]]や[[日産・セドリック]]/[[日産・グロリア|グロリア]]のような、狭くて細長いスタイルと比べ、とても新鮮味のあるものだったが、クロノスのスタイルは、その後生まれる[[マツダ・ユーノス500|ユーノス500]]や[[マツダ・ミレーニア|ユーノス800]]のようにまだ熟成・洗練されておらず、そのエクステリアは、とって付けたようなグリーンハウスなど、デザイン的なまとまりをやや欠いていた。また堂々たる3ナンバーサイズのセダン・ボディであるが、全幅の拡大分は主に、規制が強化されつつあった側面衝突安全基準への対応に費やされた。特に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]の衝突安全基準=MVSSに対応しようとサイドインパクト・ビームをドア内部に装備しているため、CMで言われていたほど、室内幅はそれ程広がってはいない<ref>CMでは「全幅は広がったが、ドアミラー(サイドミラー)も含めた総幅は旧来の5ナンバー車(小型車)並みであり取り回しは悪くなっていない」とも謳われた。</ref><ref>全幅の1,770mmには「サイドターンランプの膨らみ」が含まれており、左右の当該膨らみ10mmずつを省くと、実質的な全幅は1,750mmとなる。</ref>。また、[[オーバーハング|フロントオーバーハング]]を長く取り、キャビンは(他車よりもピラーが立ち気味ではあるが)クーペ風に絞りこむという当時のデザイントレンドを捨て切れなかったこともあって、3ナンバー化は室内空間の拡大にあまり寄与していない。また[[マツダ・クレフ|クレフ]]のような姉妹車も現れたが商業的に成功しなかった。
 
== 初代 GE型(1991年-1997年) ==