「黒闇天」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2015年10月}}
'''黒闇天'''(こくあんてん{{refnest|name="精選版_日本国語大辞典"|[[サンスクリット|Skt]https://kotobank.jp/word/%E9%BB%92%E9%97%87%E5%A4%A9-499075#E7.B2.BE.E9.81.B8.E7.89.88.20.E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.9B.BD.E8.AA.9E.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E5.85.B8 「黒闇天」 - 精選版 日本国語大辞典]:KālarātriKālarātrī)小学館。}})は、[[仏教]]における[[天部]]の一尊。
 
'''黒夜天'''、'''黒夜神'''、'''黒闇'''、'''黒闇天女'''、'''黒闇神'''{{refnest|name="精選版_日本国語大辞典"}}、あるいは'''黒闇女'''{{refnest|name="大辞林_第三版"|[https://kotobank.jp/word/%E9%BB%92%E9%97%87%E5%A4%A9-499075#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 「黒闇天」 - 大辞林 第三版]、三省堂。}}などとも呼ばれる。
 
== 概要 ==
[[吉祥天]]の妹。容姿は醜悪で、災いをもたらす神とされている{{refnest|name="精選版_日本国語大辞典"}}。[[密教]]においては[[閻魔]]王の三后(妃)の1柱とされる{{refnest|name="精選版_日本国語大辞典"}}。彼女の図画は[[胎蔵界]]曼荼羅の外金剛部院に確認でき、その姿は肉色で、左手に人の顔を描いた杖を持っている{{refnest|name="大辞林_第三版"}}。
[[吉祥天]]の妹。また[[閻魔]]王の三后(妃)の1柱ともされる。中夜・闇と不吉・災いをも司る女神で、{{要出典範囲|信じる者には夜間の安らぎや、危険除去などを授ける1尊。|date=2015年10月}}
 
== 仏典における描写 ==
'''黒闇女'''、'''黒夜天'''、'''暗夜天'''、'''黒夜神'''、あるいは別名“黒耳”(こくに、KālakarNī、{{要出典範囲|不幸・災難の意|date=2015年10月}})などとも呼ばれ、{{要出典範囲|その原語は、元来“世界終末の夜”を意味する。|date=2015年10月}}
 
つねに姉の吉祥天と行動を共にするが、彼女の容姿は醜悪で性格は姉と正反対で、災いや不幸をもたらす神と、設定されている。*『[[涅槃経]]』12には「姉を功徳天と云い人に福を授け、妹を黒闇女と云い人に禍を授く。此二人、常に同行して離れず」とある。
 
*『大日経疏』10に「次黒夜神真言。此即閻羅侍后也」などとある。
[[ヒンドゥー教]]では、別名である原語の“黒耳”が擬人化され、[[シヴァ]][[神]]の妃である[[ドゥルガー]]と同一視され、またヤマ(閻魔)神の妹とされた。{{要出典|date=2015年10月}}ただし、『大日経疏』10に「次黒夜神真言。此即閻羅侍后也」などとあることから、密教では中夜を司り閻魔王の妃とする。彼女の図画は[[胎蔵界]]曼荼羅の外金剛部院に確認できる。その姿は肉色で、左手に人の顔を描いた杖を持っている。
 
== 日本における信仰例 ==
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== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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