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== 鬼門の言い伝え  ==
 
十二支で鬼門(丑寅)とは反対の方角が[[未申]]であることから、[[サル|猿]]の像を鬼門避けとして祀ったり、[[京都御所]]の北東角の軒下に木彫りの猿が鎮座し、鬼門に対抗し(猿ヶ辻)といわれ、築地塀がそこだけ凹んでおり、「猿ヶ辻」と称されてきた。[[京都御所]]の[[築地塀]]が[[鬼門]]、北東方位を凹ませてつくられていることから、「御所が鬼門を避けている」「除けている」と考えられ、それが鬼門を除ける手法とされてきた。建築家清家清著 現代の家相{{Sfn|清家清「家相の科学」 光文社|1989|p=46}}には、「家相の教え通りに凹ませている」と書かれている。このことから現代でも人々は縁起を担ぎ、家の北東、[[鬼門]]の方角に魔よけの意味をもつ、[[ヒイラギ]]や[[ナンテン]]、[[オモト]]を植えたり、鬼門や[[裏鬼門]](南西)から水回りや玄関を避けて家作りをし、家相を気にする社会通念が生まれ、根強い鬼門を恐れる社会現象につながってきた、と述べている{{Sfn|小池|2015|p=28}}。事実、京都のNPO法人が2015年、京都市内中心部だけで、ビルや店舗、一般住宅など、約1100か所に鬼門除けがあるという調査が記述されている{{Sfn|小池|2015|p=28}}。四角く囲って玉砂利を敷いたり、ヒイラギ、南天を植えている調査結果が発表されている{{Sfn|小池|2015|p=28}}。
 
[[File:猿ヶ辻.jpg|thumb|京都御所の築地塀 北東角の部分]]