「計算モデル」の版間の差分
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より現実の計算機に近づけた機械の定義には[[命令セット]]、[[レジスタ (コンピュータ)|レジスタ]]、メモリモデルなども含まれる。現在の一般的なコンピュータ(要するにいわゆる[[ノイマン型]])を抽象化した計算モデルとしてはRAMモデル(ランダムアクセスマシン)がある。これはメモリに対してインデックス付けによりランダムアクセス可能な計算モデルである(チューリングマシンではテープの1区画ずつの移動しかできない)。[[キャッシュメモリ]]が一般化し、そのヒット率が性能に与える影響が大きくなってくると、メモリの階層を前提とした計算モデルが重要となってきた。
ハードウェアとして実装されていない(実装する予定のない)[[プロセッサ]]の設計も一種の抽象機械である<ref>と言えなくもないが、実機のプロセッサに近い設計では、理論的に扱うための利点はほぼ無い。</ref>。特に[[インタプリタ]]の形式でソフトウェアとして実装されている抽象機械を[[仮想機械]]と呼ぶ。研究目的などで、より抽象的な抽象機械の実装を作って研究などに使うこともある。
抽象機械を使用することで、実際にシステムを組み立てることなく時間、メモリ使用量など特定の操作の実行に要するリソースを計算で求めることが可能である。
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