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大嘗祭の「斎田点定の儀」の際の波波迦木と令和元年5月の際の材木の伐採地について
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占いに使う亀の甲羅は、腹甲を乾燥させ薄く加工したものを用いる。甲羅に溝や穴を開けた部分に燃やした波波迦木([[ウワミズザクラ|上溝桜]])<ref>大嘗祭の際の「斎田点定の儀」で用いられる。[[鎌田純一]]『平成大禮要話』p.74 ISBN 4764602628 尚、2019年(令和元年)5月の斎田点定の儀の際の波波迦木は古式に則り奈良県の[[天香具山]]の麓から伐採され提供された。『三輪さん [[大神神社]]講社崇敬会会報』第110号 p.3 </ref>或いは箒(サクラなどの木片)を押し付け、ヒビが入った状態から吉凶や方角を占う。甲羅を直接加熱することはない。
 
起源は、古代中国。[[殷]]の時代に盛んに行われていた。漢代には衰え始め、唐代になると卜官も絶えた。日本には[[奈良時代]]に伝来。宮中関連の卜占は、それまでに行われていた[[ニホンジカ]]の[[肩甲骨]]を使った[[太占]]からに亀卜へと代わった。
 
当時の支配層は、[[対馬国]]、[[壱岐国]]、[[伊豆国]]の[[卜部]]を[[神祇官]]の管轄下に組織し、亀卜の実施と技術の伝承を行なわせた。卜部の技は、秘事かつ[[口伝]]であったため、材料(カメの種類や甲羅の部位など)や技術に係る未解明な部分も多い<ref>{{Cite web |date=2005-09-25 |url= http://21coe.kokugakuin.ac.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=169|title=シンポジウム「亀卜 -未来を語る〈技〉-」 |publisher=國學院大學研究開発推進機構 |accessdate=2019-01-11}}</ref>。