「レイヤ3スイッチ」の版間の差分

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{{独自研究|date=2010年10月1日 (金) 08:00 (UTC)}}
'''レイヤ3スイッチ'''(L3スイッチ)とは、[[コンピュータネットワーク]]において、[[ルーター]]と[[スイッチングハブ]]の構成機能を併せ持つ機器で、主に[[Local Area Network|LAN]]の中核を構成する機器ことが多く、その場合はコアスイッチとも呼ばれる「レイヤ3」は、[[OSI参照モデル]]における[[ネットワーク層]](レイヤ3)第3層)のデータ転送処理を主な機能担うこに由来する。
 
同様にレイヤ3機器である[[ルーター]]とは機能的に重複する部分が多く、従来、L3スイッチと[[ルーター]]の違いは、ルーターが各種の低速回線[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]を構成可能なことに対し、L3スイッチは[[イーサネット|Ethernet]]の[[インタフェース (情報技術)|インターフェース]]のみ持つとされていた。しかし、レイヤ3スイッチの多機能化に伴い、レイヤ3スイッチにおいても、レイヤ3同士の[[プロトコル]]変換、または、レイヤ3-レイヤ2のプロトコル変換機能が実装されるようになり、両者の明確な違いは曖昧になりつつある。現状においては、レイヤ3プロトコルの処理を主にハードウェア(もしくはそれに準ずる[[FPGA]])で処理するものがレイヤ3スイッチ、主にソフトウェアで処理するものをルーターと分類する傾向にある。
 
[[VLAN]]対応の[[L2スイッチ]]にルータ機能を組み込んだ装置がL3スイッチとして解説される事もある<ref>{{Cite web |url=http://www.cisco.com/web/JP/news/cisco_news_letter/tech/l3switch/index.html |title=LAN スイッチ - テクノロジー解説 |publisher=[[シスコシステムズ]]|accessdate=2016-09-06}}</ref>。
 
==L3スイッチの動作方式==
L3スイッチは、L2スイッチ([[スイッチングハブ]])から派生したもので、その処理ロジックはルーターよりもL2スイッチに似ている。一部の動作モードを除き、L2スイッチがEthernetフレームのヘッダのみをスキャンして[[MACアドレス]]を元にMAC[[ハッシュテーブル|テーブル]]を作成し、フレームをフォワードするのに対し、L3スイッチでは主に'''FDB'''('''F'''orwarding '''D'''ata'''B'''ase:後述)と呼ばれるテーブルで3層とMACおよび物理[[ポート番号]]を統合して管理する。