「トヨタ・カローラII」の版間の差分

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| 画像説明=
| 車名= トヨタ・カローラII
| 販売期間= [[1982年]](昭和57年)-[[1999年]](平成11年)
| 製造国= {{JPN}}
| 駆動方式= [[前輪駆動]]
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== 歴史 ==
=== 初代 L2#型(1982年(昭和57年) - 1986年(昭和61年)) ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
| 車名=トヨタ・カローラII(初代)  
| 車名補= AL2#型
| 1枚目画像の説明=1984年8(昭和59年)8月改良型 3ドア SR
| 1枚目画像名=Toyota-CorollaIISR.JPG
| 販売期間=1982年5(昭和57年)5月 - [[1986年]]5(昭和61年)5
| 乗車定員=5人
| ボディタイプ=3 / 5ドア[[ハッチバック]]
| 設計統括 =平井昭好
| エンジン=3A-SU型 1,452L 直4<br />3A-U型 1,452L 直4<br />2A-U型 1,295L 直4
| エンジン位置=フロント
| トランスミッション=3速AT<br />5速 / 4速MT
| 駆動方式=前輪駆動
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| 自由項目2(内容)=後期型 3ドア
| 先代=
| プラットフォーム=ターセル/コルサと共通
}}
* [[1982年]]5(昭和57年)5月、ターセル/コルサのフルモデルチェンジに合わせ、初代がデビュー。カローラ店では、ターセルを扱っていたが、[[トヨタ・カローラ|カローラ]]とサイズが近いため、新しくオープンした[[ビスタ店]](ビスタ店の無かった[[沖縄県]]では[[ネッツ店|トヨタオート沖縄]])に譲ることとなった。しかし、[[1980年代]]初期において、カローラより少し小さい[[マツダ・ファミリア]]・ハッチバック(BD型)の人気が沸騰しており、[[トヨタカローラ店|カローラ店]]にも対抗できるハッチバック車は置くべきとされ、誕生した。サイズのエンジンは1,500cc(3A-U型)または1,300cc(2A-U型)を縦置きに搭載する前輪駆動車としては珍しい構成だった。最上級グレードである1500SRには可変ベンチュリー式シングルキャブ(3A-HU型)仕様が用意された。(前期のみ)CM出演者は[[ジョン・マッケンロー]]。
* [[1984年]]1(昭和59年)1月 チェック模様シートとサイドストライプを装備した1300ウィンディDXを追加(マイナーチェンジでカタログモデルに昇格)(前年限定販売したDX-Sとほぼ同じ仕様)。
* 1984年8(昭和59年)8月 マイナーチェンジ。外観ではテールランプのデザインが大きな変更を受ける。1,500ccはMT車が可変ベンチュリー式ツインキャブを搭載した3A-SU型(90馬力)に、AT車は従来の3A-HU型(83馬力)が継続して採用された。また1,500cc車のグレードはSRのみに、さらに3ドアSRをベースにエアロパーツと60扁平タイヤを装備したSRスポーツパッケージが新たに追加された。
* カローラII専用(ターセル/コルサには設定なし)グレードとして、ビジネスユース向け最廉価モデルの3ドア1300CD(かつての乗用車でいう「STD(スタンダード)」に相当する)が2代目末期の[[1990年]](平成2年)まで設定された。カタログでもオプション・諸元表のみで写真掲載は無し。シートは全ビニールレザーで[[ラジオ]]、後窓デフォッガーも注文装備。
<gallery>
ファイル:Toyota-CorollaIISRrear.JPG|後期型 リア
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{{-}}
 
=== 2代目 L3#型(1986年(昭和61年) - 1990年)) ===
{{Infobox 自動車のスペック表
| 車種=普通自動車
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| 1枚目画像の説明=5ドア・1988年5月改良型「1.3スーパーウィンディ」
| 1枚目画像名=Toyota CorollaII 1987.jpg
| 販売期間=1986年5(昭和61年)5月 - [[1990年]](平成2年9月
| 乗車定員=5人
| ボディタイプ=3 / 5ドアハッチバック
| 設計統括 =平井昭好
| エンジン=[[トヨタ・E型エンジン|2E型]] 1.3L [[直列4気筒|直4]] [[SOHC]]<br />3E型 1.5L 直4 OHC<br />3E-E型 1.5L 直4 SOHC<br />3E-TE型 1.5L 直4 OHCターボ<br />1N-T型 1.5L 直4 SOHC
| エンジン位置=フロント
| トランスミッション=4速 / 3速[[オートマチックトランスミッション|AT]]<br />5速 / 4速[[マニュアルトランスミッション|MT]]
| サスペンション=前:ストラット<br />後:トーションビーム
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| ホイールベース=2,380mm
| 車両重量=890kg
| 乗車定員=5人
| 自由項目1(項目名)=データモデル
| 自由項目1(内容)=GPターボ
| 自由項目2(項目名)=[[姉妹車]]
| 自由項目2(内容)=[[トヨタ・ターセル]](3代目)<br>[[トヨタ・コルサ]](3代目)
| プラットフォーム=ターセル/コルサと共通
}}
* [[1986年]]5(昭和61年)5月 2代目にフルモデルチェンジ。キャッチフレーズは「'''流星ライナー'''」。初代が縦置きを前提とした設計であるA型エンジンを搭載していたのに対し、このクラスの主力として新たに投入されたE型エンジンに換装されたため、前輪駆動車として一般的なエンジン横置きとなる。ボディタイプは3ドアと5ドア、更に3ドアにはこのクラスとしては珍しい[[リトラクタブル・ヘッドライト|リトラクタブルライト]]を装備したスポーティグレードの「3ドア・リトラSR」を新たに追加し、エアロ仕様であるスポーツパッケージも初代から継続してグレード設定された。CM出演者は前期・後期とも[[原田知世]]。
* 同年9月には1.5L [[SOHC]]12バルブ インタークーラー[[ターボチャージャー|ターボ]]エンジン(3E-TE型)を搭載した最上級グレード「リトラ・GPターボ」も登場。弟分であるスターレットと同じくHi/Lo切替え可能な2モードターボを採用。Hiモード時で110ps、Loモード時で97psを使い分けられた。歴代カローラIIシリーズの中でガソリンエンジンのターボ車は同モデルのみである。この2代目以降から1.5L[[ディーゼルエンジン|ディーゼル]]ターボ(1N-T型)エンジン搭載車も設定される。なおガソリンエンジンは全てSOHC12バルブ。車両型式は1.5Lガソリン車がEL31、1.3Lガソリン車がEL30、1.5Lディーゼル車がNL31となる。
* [[1988年]]5月 マイナーチェンジ。79psだったキャブレター仕様の3E型に加え、[[EFI]]を採用し88psとパワーアップした3E-E型が新設グレードである「リトラ・SR-i」に追加搭載される。更に3ドアの一部グレードにシリーズ初となる電動キャンバストップ仕様が設定される。外観ではリトラグレードのフォグランプ設置位置がバンパー下部からリトラクタブルライト直下に変更される。GPターボは過給圧が見直され、Hiモード時で115ps、Loモード時で105psとなる。リトラクタブル・ヘッドライトの一部採用、ターボ搭載、キャンバストップ、1.3L車に希薄燃焼仕様エンジンの搭載など、歴代のシリーズ中で最もバリエーションに富むと共に、様々な試行がなされたモデルだったが、四輪駆動に関しては3代目以降の採用となっている。カローラIIの5ドアはこのモデルが最後となる。
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| 1枚目画像名=Toyota-corollaII EL45-front.jpg
| 販売期間=1990年9月 - [[1994年]]9月
| 乗車定員=5人
| ボディタイプ=3ドアハッチバック
| エンジン=4E-FE型 1.3L DOHC<br />5E-FH型 1.5L DOHC<br />1N-T型 ディーゼル1.5L SOHC
| エンジン位置=フロント
| トランスミッション=4速 / 3速AT<br />5速 / 4速MT
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|ストラット式]]<br />後:[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]<br/>(前輪駆動)<br/>後:4リンク/コイル式<br/>(四輪駆動)
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| ホイールベース=2,380mm
| 車両重量=
| 乗車定員=5人
| 自由項目1(項目名)=[[姉妹車]]
| 自由項目1(内容)=[[トヨタ・コルサ]](4代目)<br>[[トヨタ・ターセル]](4代目)
| 自由項目2(項目名)=データモデル
| 自由項目2(内容)=後期型 SR 4WD
| プラットフォーム=ターセル/コルサと共通
}}
* [[1990年]]9月 3代目デビュー。キャッチフレーズは「'''ごめんあさっせ。私の、新型カローラⅡ誕生'''」。カローラIIはこの代より3ドアハッチバック専用の車種となる。エンジンは4E-FE型1.3L・100馬力と1.5L・105馬力5E-FE型(SR)及びハイパワー仕様115馬力の5E-FHE型(ZS)1.5Lでいずれも[[DOHC]]・EFIとなった(ディーゼル車は除く)。ディーゼル車は従来どおりの1.5Lの1N-T型・67馬力。先代とは一転して丸みを帯びた外観を持つのが特徴。[[バブル景気]]の真っ最中に設計されたためか、室内インテリアの質感も高く、低価格車という印象を与えない。先代に引き続いて電動キャンバストップ仕様もラインナップされた。車両型式は1.5Lガソリン車の2WD仕様がEL43、同1.5Lガソリン車の四輪駆動仕様がEL45、1.3Lガソリン車がEL41、1.5Lディーゼル車がNL40となる。
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| 2枚目画像名=4th Toyota CorollaII 2.jpg
| 販売期間=[[1994年]]9月 - [[1999年]]8月
| 乗車定員=5人
| ボディタイプ=3ドアハッチバック
| エンジン=4E-FE型 1.3L 直4 [[DOHC]]<br />5E-FE型 1.5L 直4 DOHC<br />1N-T型 ディーゼル1.5L 直4 [[SOHC]]
| エンジン位置=フロント
| トランスミッション=4速 / 3速AT<br />5速 / 4速MT
| サスペンション=前:[[ストラット式サスペンション|ストラット式]]<br />後:[[トーションビーム式サスペンション|トーションビーム式]]<br/>(前輪駆動)<br/>後:4リンク/コイル式<br/>(四輪駆動)
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| ホイールベース=2,380mm
| 車両重量=820 - 1,060kg
| 乗車定員=5人
| 自由項目1(項目名)=[[姉妹車]]
| 自由項目1(内容)=[[トヨタ・ターセル]](5代目)<br>[[トヨタ・コルサ]](5代目)
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| 自由項目2(内容)=後期型
| 後継=[[トヨタ・デュエット]]([[ダイハツ・ストーリア]]の[[OEM]])に統合<br/>(事実上)
| プラットフォーム=ターセル/コルサと共通
}}
* [[1994年]]9月 4代目デビュー。丸みを帯びた先代とは一転してコストダウンに徹したモデルで、直線・平面基調の外観となった<ref>言い換えればコストダウンしたのがはっきりとわかる外観であった。コストダウンは外装のみならずシャーシや塗装にも及んでおり、当時のほとんどのFF車が克服していたFF車特有の癖(ステアリングホイールにエンジンのトルク変動が伝わる、発進時にガクガクするスナッチが出るなど)が現れたり、また経年時にほとんどの個体で塗装の剥げが見られたりした。</ref>。ガソリンエンジンは先代に設定されていた5E-FHE型が消滅し、4E-FE型と5E-FE型の2種類となった。シャーシはほぼ先代のキャリーオーバーである。車両型式は1.5Lガソリン車の2WD仕様がEL53、同1.5Lガソリン車の四輪駆動仕様がEL55、1.3Lガソリン車がEL51、1.5Lディーゼル車がNL50となる。