「知床岳」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
「Mount_Shiretokodake_Relief_Map,_SRTM-1.jpg」 を 「Shiretokodake_Relief_Map,_SRTM-1.jpg」 に差し替え(CommonsDelinkerによる。理由:File renamed: Criterion 1 (original uploader’s request) · Better spelling)
15行目:
== 特徴 ==
円錐形火山で山頂には大爆裂火口がある<ref>『角川日本地名大辞典1北海道』、p.739</ref>。地質は[[安山岩]]質の[[成層火山]]である。南東はなだらかな高原状で、山頂北側には崖があり、火口壁と推測されている<ref>『北海道の地名』、p.1311中</ref>。山体の西斜面をポトビラベツ川と鮹岩の沢が刻んでオホーツク川へ、東斜面をウナキベツ川とカモイウンペ川が刻み根室海峡へ注いでいる。山体は更新世噴出の安山岩の溶岩からなり<ref>『角川日本地名大辞典1北海道』、pp.739-740</ref>、山稜西斜面には針葉樹林が広がっている<ref>『角川日本地名大辞典1北海道』、p.740</ref>。侵食が進んでいるが、北面を除く[[山頂]]一帯と知床沼周辺には[[火山地形]]がよく残されている。火山活動の時期は60万年~20万年前。北側にはオチッチウシ鉱床、南側にテッパンベツ鉱山を有するが全く開発されていない<ref>『地名大事典7 北海道』、p.138</ref>。
[[File:Mount Shiretokodake Relief Map, SRTM-1.jpg|thumb|left|150px|知床火山の火山体地形図]]
== 動植物相 ==
海から直接強風が吹きつけ、気候も冷涼であるため[[森林限界]]が500~800mと低く、下部は[[ダケカンバ]]、[[ミズナラ]]、上部は[[トドマツ]]、[[ハイマツ]]帯となっている<ref>『改訂新日本山岳誌』、p.206</ref>。[[ハンノキ]]も見られる。また[[ヒグマ]]や[[オオワシ]]、[[シマフクロウ]]などの大型鳥獣も多い<ref>『北海道大百科事典 上』、p.919</ref>。