「国際連合インド・パキスタン軍事監視団」の版間の差分

[[1947年]]10月に[[カシミール地方]]の帰属をめぐって勃発した[[第一次印パ戦争]]は[[国際連合]]の調停により、1948年12月に停戦に至った。調停にあたったUNCIPはその後も活動を続け、{{仮リ[[管理ラインク|停戦ライン|en|Line of Control}}]]（LOC）の設定後の1951年に国際連合インド・パキスタン軍事監視団(UNMOGIP)に改編された。UNMOGIPの任務は停戦ラインの監視にある。2009年時点も活動中であり、規模は軍事要員44名を含む114名。

UNMOGIPの任務は停戦ラインの監視に留まり、紛争仲介や武力衝突の物理的な抑止能力を有していない。そのため、当地においては1965年に[[第二次印パ戦争]]が発生した。この際は停戦後にUNMOGIPは[[国際連合インド・パキスタン監視団]](UNIPOM)と協力し、従前の国境・停戦ラインまでの双方の兵力撤退を監視している。1971年には[[第三次印パ戦争]]が勃発し、[[1972年]]の{{仮リンク|シムラー協定|en|Simla Agreement}}により停戦ライン（管理ライン）の再設定に至った。1999年には{{仮リンク|カルギル戦争|en|Kargil War|label=カルギル紛争}}も起きている。