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'''電気伝導体'''(でんきでんどうたい)は移動可能な[[電荷]]を含み[[電気]]を通しやすい[[材料]]、すなわち[[電気伝導率]](導電率)の高い材料である。良導体、単に'''導体'''とも呼ぶ。
 
== 概要 ==
電気伝導率は、物質によってとるの範囲広い[[物性値]]で大きく異なり、[[金属]]から[[セラミック]]までを比較すると、20桁ほどの違いがある。{{要出典範囲|一般には伝導率が[[グラファイト]](電気伝導率 10<sup>6</sup>S/m)と同等以上のものが導体、10<sup>6</sup>S/m以下のものを不導体([[絶縁体]](不導体)、その中間の値をとるものを[[半導体]]と分類する。|date=2019年11月}}10<sup>6</sup>S/mという電気伝導率は、1mm<sup>2</sup>の断面積で1mの導体の抵抗が1Ωになる電気の通りやすさである。
 
最も典型的な導体は[[金属]]である。[[銅]]や[[アルミニウム]]といった金属導体では、[[電子]]が容易に移動可能な荷電粒子できる状態となっている。そのため、導体の任意の2箇所に[[電位差]]を参照(電圧が生じた場合、電子が移動可能な正を始める。この電荷としては、格流れを[[原子電流]]で電子が抜けている部分という形態。一般に、電流の大きさは電圧に比例する([[正孔オームの法則]])や[[。銅は池]]気回路配線によく使われる([[電解液銅線]]などに)。[[イオン]]の形は導電率が非常に高い金属だが、高価存在する場合がある。不導体が電流を通さため配線には使われない。[[金]]移動可能な電荷が少な腐食しにくいため、高品質な接触型端子など使われている。
 
== 概要 ==
全ての電気伝導体は、その材料の2つの異なる場所に[[電位差]](単位は[[ボルト (単位)|ボルト]])を印加したときに移動する[[電荷]]を含んでいる。この電荷の流れが[[電流]]と称される(単位は[[アンペア]])。多くの材料において、温度が一定でその材料の形状や状態が変化しない限り、[[直流]]電流の大きさは電圧と比例する([[オームの法則]])。
 
電気伝導体として最もよく使われる物質は[[金属]]である。銅は電気回路の配線によく使われている。[[銀]]は電気伝導体としては最も優れているが、高価であるため配線には使われない。腐食し難いことから、[[金]]は高品質な接触型端子などで使われている。金属以外にも電気伝導体は様々なものがある。{{要出典範囲|例えば、[[グラファイト]]、[[塩 (化学)|塩]]の水溶液、あらゆる種類の[[プラズマ]]|date=2019年11月}}、[[導電性高分子]]材料などがある。
 
[[超伝導]]体以外の材料には[[電気抵抗]]があり、電流を流すと熱を発生する。従って電気伝導体として物質を使用する場合は、損傷を受けずに長持ちする温度や電流の量を考慮しなければならない。{{要出典範囲|電荷が移動すると電気伝導体の周囲で[[電磁場]]が発生し、電気伝導体に放射状の力学的な力を及ぼす。この力に耐え、抵抗損失によって発生した熱を除去する限り、材質や体積(長さ×断面積)によらず電気伝導体に流せる電流の量に限界はない。|date=2019年11月}}これらが問題となるのは[[プリント基板]]の場合で、導体の配線が相対的に小さく密集していて何かで囲われていることが多いため、熱を適切に除去してやらないと配線が熱で溶けてしまうこともある。
 
[[熱伝導率]]と電気伝導率の傾向は一致していることが多い。実際、金属は熱伝導率も高く電気伝導率も高い。しかし中には電気伝導率は高いが熱伝導率が低い材料もある。