「ウィズ・ザ・ビートルズ」の版間の差分

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前作『プリーズ・プリーズ・ミー』のアルバム・ジャケットはカラー写真で、アイドル・グループのアルバム風だったが、この作品は白黒写真で、彼らの顔に片側からライトを当てて、光の当たらない側半分を影にして撮影するという当時としては画期的な手法(通称:ハーフ・シャドウ)が用いられた。
 
このジャケット写真を撮影したのは[[{{仮リンク|ロバート・フリーマン]]|en|Robert Freeman (photographer)}}<ref>{{Cite web |author= |date=2019-11-09 |url=http://amass.jp/127866/?fbclid=IwAR2vWGo687RUjrzYVCNy69VJls3gAvJ6LYnoQhtr0tlrke6q5u6w9IfVkHg |title=ビートルズのアルバムカヴァーで知られる写真家ロバート・フリーマンが死去 |publisher=amass |accessdate=2019-11-09 }}</ref>。マネージャーの[[ブライアン・エプスタイン]]は、ロバートが撮影した[[ジョン・コルトレーン]]の白黒写真に感銘を受けて依頼した<ref>[http://edition.cnn.com/2013/03/14/showbiz/beatles-exhibition/ Beatles fans eye rare display of Fabs photos]</ref>。メンバーはハンブルク巡業時代に知り合った友人の[[{{仮リンク|アストリッド・キルヒヘル]]|en|Astrid Kirchherr}}が撮影していた写真をフリーマンに見せて<ref>{{cite book|last=Carlin|first=Peter Ames|title=Paul McCartney: A Life|year=2009|publisher=Touchstone|isbn=978-1-4165-6209-2|url=https://books.google.com/books?id=W8R4LS2LYxYC&dq |p=91}}</ref>、同様のものにしてほしいと要請した<ref name="photo">[[ザ・ビートルズ・アンソロジー]](日本語版・リットーミュージック刊: ISBN 4845605228)P107。</ref>。このアルバムジャケット以降、レコード・ジャケットがアート作品として注目されるきっかけになり、『[[アビイ・ロード]]』のジャケット同様、多くの模倣やパロディを生んだ。[[ヴァン・ヘイレン]]のアルバム『[[OU812]]』も同じ手法で撮影されたジャケットを用いている。
 
オーストラリアで発売された本作のジャケットは、まったく異なるものになっている。なお、このジャケットの変更についてメンバーは満足していなかったというエピソードが残っている<ref>{{cite book| last=Baker| first=Glenn A.| year=1985| last2=Dilernia| first2=Roger| title=The Beatles Down Under :The 1964 Australia & New Zealand Tour| publisher=Pierian Press| location=Ann Arbor, Michigan| isbn=978-0-87650-186-3}}</ref>。