「ミドルブロッカー」の版間の差分

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'''MB1'''(エムビーワン)は、クイック攻撃を担当するミドルブロッカーを1人に減らし、その対角にアウトサイドヒッターを配置する戦術で、[[バレーボール全日本女子|全日本女子]]([[眞鍋政義]]監督)が[[2013年]]11月の[[2013年ワールドグランドチャンピオンズカップ|グラチャンバレー]]で初めて採用したスタイルである。ちなみに前衛のセンターでブロックを飛ぶ選手が一人になるわけではなく、クイック(速攻)を担当する選手が二名から一人に減るフォーメーションである。監督の真鍋が考案した新しい戦術と見ることもできるが、実際のところはミドルブロッカーのクイック攻撃やブロード攻撃が思うように機能しない状況で不本意ながら選択されたフォーメーションである。
 
ちなみに1980年代後半、新日鉄はエースの[[田中幹保]]をミドルブロッカー[[小田勝美]]の対角に入れ、アウトサイドヒッターに[[岩田稔]]と[[緒方良]]を起用、セッター[[柳本晶一]]、オポジット[[辻合真一郎]]という布陣を組んだ<ref>{{Cite web |url=https://corp.vleague.or.jp/about/history03.php|title=Vリーグの概要|Vリーグについて|バレーボール Vリーグ コーポレートサイト|accessdate=2019-11-15}}</ref>。田中は時折速攻に入るケースがあったものの、基本はオープントスや平行トス、ライト側へまわるセミクイックよる攻撃が主体のアウトサイドヒッターであり、実質的なセンタープレーヤーは小田一人であった。ある意味でこの新日鉄のフォーメーションが、MB1のはしりであったといえる。
 
==参考文献==