「蛍光灯」の版間の差分

無出典の一部を移動整理、WP:NOTCATALOG、構造等の出典加筆
(無出典の一部を移動整理、WP:NOTCATALOG、構造等の出典加筆)
 
最も広く使われているのは、[[電極]]を[[ガラス]]管内に置き(内部電極型)、低圧[[水銀]][[蒸気]]中の[[アーク放電]]による253.7[[ナノメートル|nm]]線を使うものである。
 
== 原理 ==
蛍光灯は低圧にしたガラス管内の水銀蒸気中に放電を行い、発生した紫外光(波長253.7nm)を蛍光体で可視光に変換するもので、蛍光体の種類ごとに異なる光源色や演色性の光を得ることができる<ref name="guide_keikou">{{Cite web |url= https://www.jlma.or.jp/tisiki/pdf/guide_keikou.pdf |title=蛍光ランプガイドブック |publisher=一般社団法人 日本照明工業会 |accessdate=2019-11-18}}</ref>。
 
=== 構造 ===
蛍光灯は、蛍光物質が管内に塗布されたガラス管(白く見えるのは蛍光物質のせい)と、両端に取り付けられた電極とで構成されている。電極はコイル状の[[フィラメント]]に[[エミッター]](電子放射性物質)を塗装したもので、これが両端に2本ずつ出ている4本の[[端子]]に繋がっている。ガラス管内には、放電しやすくするために2 - 4 [[ヘクトパスカル|hPa]](1[[気圧]]は約1,013hPa)の封入ガス([[アルゴン]]あるいは混合希ガス)と少量の[[水銀]]の気体が封じ込まれている。発光時の内部温度は1万度に達するが、気圧が非常に低い為にガラス管が溶けるような事はない。
 
=== 点灯の仕組み ===
電極([[陰極]])に[[電流]]を流すと加熱され、高温になったエミッターから大量の[[熱電子]]が放出される。放出された電子はもう片方の電極([[陽極]])に移動し、放電が始まる(通常は交流を流すため、陰極・陽極は同じ形状である)。放電により流れる電子は、ガラス管の中に封入されている水銀[[原子]]と衝突する。すると水銀原子が電子の[[エネルギー]]を受け、紫外線を発生させる。発生した紫外線はガラス管内に塗布されている蛍光物質に照射され、[[可視光線]]が発生する。
 
白熱灯と比べると、同じ明るさでも[[消費電力]]を低く抑えられる。消費した[[エネルギー]]の変換比率は、可視放射25%、赤外放射30%、紫外放射0.5%で、残りは熱損失となる。
 
白熱灯と違い、点灯には安定器(インバータ含む)が必要なため、直接電圧を掛けただけでは使用できない。ただし電球形蛍光灯では安定器を内蔵しているため、直接[[ソケット (電気器具)|ソケット]]に差すだけでよい。
 
蛍光灯の点灯開始に当たってはフィラメントの予熱が必要なため、始動専用回路が必要である。
 
== 用途 ==
* [[1995年]]:世界で初めて残光形蛍光ランプ「[[ホタルック]]」を[[日本電気ホームエレクトロニクス]]が製作した。
* [[1999年]]:二重環形蛍光ランプ「ツイン[[パルック]]」を[[パナソニック|松下電器産業(現・パナソニック)]]が製作した([[1997年]]に発売開始との説明もある)。
 
== 構造 ==
蛍光灯は、蛍光物質が管内に塗布されたガラス管(白く見えるのは蛍光物質のせい)と、両端に取り付けられた電極とで構成されている。電極はコイル状の[[フィラメント]]に[[エミッター]](電子放射性物質)を塗装したもので、これが両端に2本ずつ出ている4本の[[端子]]に繋がっている。ガラス管内には、放電しやすくするために2 - 4 [[ヘクトパスカル|hPa]](1[[気圧]]は約1,013hPa)の封入ガス([[アルゴン]]あるいは混合希ガス)と少量の[[水銀]]の気体が封じ込まれている。発光時の内部温度は1万度に達するが、気圧が非常に低い為にガラス管が溶けるような事はない。
 
== 点灯の仕組み ==
電極([[陰極]])に[[電流]]を流すと加熱され、高温になったエミッターから大量の[[熱電子]]が放出される。放出された電子はもう片方の電極([[陽極]])に移動し、放電が始まる(通常は交流を流すため、陰極・陽極は同じ形状である)。放電により流れる電子は、ガラス管の中に封入されている水銀[[原子]]と衝突する。すると水銀原子が電子の[[エネルギー]]を受け、紫外線を発生させる。発生した紫外線はガラス管内に塗布されている蛍光物質に照射され、[[可視光線]]が発生する。
 
白熱灯と比べると、同じ明るさでも[[消費電力]]を低く抑えられる。消費した[[エネルギー]]の変換比率は、可視放射25%、赤外放射30%、紫外放射0.5%で、残りは熱損失となる。
 
白熱灯と違い、点灯には安定器(インバータ含む)が必要なため、直接電圧を掛けただけでは使用できない。ただし電球形蛍光灯では安定器を内蔵しているため、直接[[ソケット (電気器具)|ソケット]]に差すだけでよい。
 
蛍光灯の点灯開始に当たってはフィラメントの予熱が必要なため、始動専用回路が必要である。
 
== 始動方式 ==
* 初期照度補正機能により、新品のランプと交換直前のランプの明るさの差をなくし、また初期は明るさを抑えることで省電力にするという器具もある。
 
== 蛍光ランプと蛍光灯器具規格種類 ==
* 型番表記例
** FHF32EX-N-H
これは一般的なHf蛍光灯昼白色32ワット形直管の型番である。FHFはHf式の直管を、32は32ワット形であることを、EXは三波長を、Nは昼白色(ナチュラル)を示している。FL式においてはSSは直径28mmであることを、18は実際の定格消費電力を現している(ただし器具によってはこれより高低がある場合もあり、特にインバーター器具では消費電力もそれぞれである)。
=== 蛍光管の種類 ===
大手メーカーは一般住宅用蛍光灯器具のうち「FL型蛍光管」と「FCL型蛍光管」を用いる従来型器具の生産を大幅縮小しており、現行モデルはスリム型(FHF・FHD・スパイラル・二重環型)が殆どである(従来型のFL・FCL蛍光管を用いる器具の現行モデルは浴室灯・流し元灯・物置用のみ)。またグローランプ(点灯管)を用いる従来型器具も一般住宅向けは生産が大幅縮小され、現行モデルは流し元灯や廊下・物置用のみとなった。
 
==== 直管形蛍光管 ====
棒状の=== 直管形蛍光管 ===
棒状の蛍光管。直管蛍光灯は実用化当初は現在に比べ太かった。
 
太さは38mmで、型番のワット数を表す数字の後にSが付かないか、またはSが1つのみだった。細い直管蛍光灯が一般的になった当時は、新しい直管蛍光灯に換えたときに、古い直管蛍光灯が太いため新しい直管蛍光灯の箱に入らないという問題も起こった。
 
通常の器具の場合、太さの異なる直管蛍光灯に交換しても問題ないが、一部の密閉器具(防水型など)の場合、例えばFL20を使用する器具で太さの異なるFL20SS / 18を使用した場合、発熱量が増え危険であるため、この器具では必ずFL20を使用しなければならない。また、口金部に防水パッキンがついている場合も、太さが同じものを使用する必要がある。但し、旧型の直管蛍光灯の専用器具は現在はあまり見かけないが、個人で営んでいる電器屋では、売れ残りで旧型の太い直管蛍光灯が残っている場合がわずかながらある(だいたい処分してしまう店が多いので、希少である)。メーカーによってはSのないタイプをまだ製造している場合がある。
 
2010年現在世に出回っている直管蛍光管の直径は普通のタイプが32.5mm、省エネタイプは28mm、Hfタイプが25.5mm、T5管が15.5mmである。省電力設計のランプは、頻繁な点滅や温度変化に弱いといわれる。
 
* スタータ型 - FL(管径16mm(4-8))口金はG5
** 4、6、8
* スリムライン - FSL・FSR・FLR(陳列棚の照明用)
 
==== 環形蛍光管 ====
丸形、円形ともいう。[[ドーナツ]]状の蛍光管(環形蛍光灯を総称して「サークライン」と呼ぶことがあるが、[[東芝ライテック]]の[[登録商標]]<日本第468682号>である)。
* 一般型 - FCL(現在の家庭用では多く使用されている。口金はG10)
** 15、20、30、63、75、93
 
==== コンパクト形蛍光管 ====
発光管を折り曲げるまたはブリッジで組み合わせることにより小型化した蛍光管。
* FUL - 文字通りガラス管をU字形にした蛍光ランプ
* FGL - 発光管をグローブで覆ったタイプ
 
==== 電球口金付蛍光灯・電球形蛍光灯 ====
{{Main|電球形蛍光灯}}
 
ねじ式口金部分に点灯回路を内蔵し、[[電球]]とそのまま差し替えられる蛍光ランプ。
* 一般電球形 - EFA
* ネジレ形蛍光灯 - トルーライトなどの名前で販売されている。自然昼光に近い演色性を持つ。
 
=== シームレス形 ===
=== 蛍光管の点灯方式や省エネタイプ管の互換性 ===
特殊な形状でスリムライン蛍光ランプの一種(管径は20mmと15.5mmの2種)<ref name="guide_keikou" />。
事故を防ぐため、照明器具の始動方式に合った蛍光管を使用する必要がある。
 
特に、複数方式に対応するランプフリーの安定器を搭載しているなど方式そのものは問題がない場合であっても、器具全体としては管の支持方法やカバーの取り付け、放熱設計など種々の制約により適合ランプを限定している場合があるので、たとえ下記記述で互換性があるとされる場合であっても、取扱説明書や器具本体の表示等を必ず確認すること。
 
; ラピッドスタート管
: 基本的にすべての器具で物理的に取り付けられれば使用可能である。例外として省エネ管(36W)をグロー式器具に使うのは好ましくない。なぜならば、ラピッドスタートタイプの省エネ管は低電圧大電流で省エネにしているためである(ランプ電流: FLR40: 0.435A、FLR40S: 0.42A、FLR40S36: 0.44A)。
:* ラピッドスタート式の省エネ管をグロー式器具に取り付けると、安定器に過電流が流れ、最悪の場合安定器が焼損する。
:* 取り付け可能であれば以下のHfインバータ専用管の代替として使用可能である。
:
; グロースタート管
: グロースタート式器具専用である。ラピッドスタート式器具に装着した場合、通常のFLランプは始動性がやや悪いが点灯することがある(2灯式直列及びリードピーク形ラピッドスタート安定器では点灯しやすい)が、一部のランプは放電開始しないものもある。省エネタイプの40形以上のランプFL40SS37等は装着しても放電開始しないことが多い(安定器の種類、周囲温度、近接導体の有無等より極まれに点灯することがある)。また非常に寿命が短くなる。
:* 取り付け可能であれば以下のHfインバータ専用管の代替として使用可能である(但し点滅の多い場所にはあまり適さない)。グロースタートタイプの省エネ管は中電圧小電流の設計であるため(ランプ電流:FL40:0.435A、FL40S:0.42A、FL40SS37:0.41-0.415A)、低温での使用には不向きである(使用推奨温度:FL40SS37 - 10-40{{℃}})。
:
; 高周波点灯専用管(Hf管)
: このランプは特に注意が必要である。銅鉄安定器式ラピッド器具に装着した場合始動が悪いことがある。電子式ラピッドスタート安定器器具に装着した場合ランプ電圧の上昇により、電子回路が過熱の危険がある(最悪、安全機能が働き器具が使用不可となる)。
:* グロースタート器具に装着した場合、温度や電圧変動により再始動を繰り返すことがあるので適さない。逆にHf器具はランプフリー化が進みランプ指定がなくなりつつあるが、Hf管のみ指定の器具もあるので注意が必要である(本来の明るさにならない、エンドバンドが出やすい、器具サイズの問題でHf管しか収まらない等)。
 
=== 周波数による制限 ===
事故を防ぐため、設置地域の商用周波数に合った蛍光灯器具・安定器を使用する。
 
蛍光灯は点灯に際し安定器が必要であるが、適合周波数で使用しないとさまざまな問題が生じる。施設照明器具のシェアの大半を占める[[パナソニック]](旧:[[パナソニック電工]]、松下電工)と東芝ライテックでは、周波数区分が容易に判るように器具型番のシールと電線色を分けている。
* 50Hz用 - シールのメーカーマーク色・型番印刷が緑で、電線色が黒 - 白
* 60Hz用 - マーク色が赤で、電線色が茶 - 白
* 兼用器具 - マークが青または黒で、電線色が黒 - 白
 
建築基準法による非常灯は、周波数区分にかかわらず赤である。
 
* 50Hz用の安定器を60Hzで使用
*; チョーク形・漏れ変圧器形低力率の場合: ランプの明るさはわずかに暗くなり。また点灯しづらくなる。写真フィルム観賞用ライトボックスなどは50Hz安定器で50/60Hz共用している例もあることから、ワット数が低いものは60Hz設置地域で使用可能な場合がある。
*; フリッカレス形進相回路・2灯直列進相形高力率の場合: 大きなランプ電流が流れ安定器が過熱する。最悪の場合、焼損・発火する危険性がある。ラピッドスタート形の場合波形のバランスが崩れ点灯しにくくなる場合がある。
* 60Hz用の安定器を50Hzで使用
*; チョーク形・漏れ変圧器形低力率の場合: 安定器のリアクタンスが減少するため、ランプ電流が増加しわずかにランプは明るくなる。ただし安定器内部のコイルを流れる電流も増加し、安定器自体が過熱する。そのまま使用を続けると最悪の場合、焼損・発火する危険性がある。
*; フリッカレス形進相回路・2灯直列進相形高力率の場合: ランプの明るさは暗くなる。また点灯しづらくなる。ちらつきを生じる場合もある。
これは、安定器内部のコイルは周波数の高い交流ほど流しにくくなり、逆にコンデンサは周波数が高いほど交流を流しやすくなるためである。このため、一般の安定器を使用する器具を周波数の違う地域で使用する場合、安定器を交換しなければならない。ただし[[#インバータ式|インバータ式安定器]]は日本国内であればどこでも使用できる。
 
子供用学習机に付帯される蛍光灯照明は「チラツキが少なく目に優しい」としてインバータ式の普及が急速に進んだため、現在では見かけることはまずないが、スタータ式の照明の時代には周波数切り替えスイッチが取り付けられているものが多く、これを切り替えることにより周波数の異なる地域でもそのまま使用できた。
 
=== 飛散防止膜付き蛍光管 ===
ガラス管の外面全体に[[ポリエステル]][[フィルム]]などの[[合成樹脂]]で被膜を施した蛍光管。万一の破損に対し、樹脂フィルムで落下や飛散を防ぐ。防飛型とも呼ばれる。薄いガラス素材である蛍光管は、破損の際に非常に細かい破片が飛散し、人の[[目]]や[[口腔]]をはじめ、[[気管]]にも到達する危険がある。
 
公共施設や[[鉄道車両|鉄道]]・バスを始めとする[[乗り物|輸送機械]]、[[食品]][[工場]]、[[サーバ]]・[[コンピュータ]]ルーム、[[国際宇宙ステーション]]など異物の混入が[[事故]]となる現場や、破片の除去・清掃が困難な製品や機器を扱う環境で利用されている。高価なため、一般家庭には普及していない。
 
フィルムに[[紫外線|UV]]カット性能を持たせ、防虫(避虫)効果を兼ね備えた製品もある。
 
== 特殊な種類 ==
* 高周波点灯専用型蛍光灯(Hf蛍光灯) - FHF・FHP・FHT
* 冷陰極型蛍光灯([[冷陰極管]]) - CCFL
* [[外部電極蛍光灯]] - EEFL
* 長時間残光型蛍光灯
* 光触媒膜付蛍光灯
* 合成樹脂皮膜付蛍光灯(飛散防止型など)
* 無電極蛍光灯
* 捕虫器用蛍光灯(ケミカルランプ)
* 避虫用黄色蛍光灯(イエローランプ)
* 紫外線カット蛍光灯(UVカット、[[フォトレジスト]]印刷などの現場用)
* 低温用蛍光灯(アルゴンガスの量を増やし、低温時の始動性を向上)
* [[殺菌灯]](蛍光体がなく、かつガラスが紫外線を通す石英ガラスになっている。蛍光体がないため、厳密には"蛍光"灯ではない)
* [[ブラックライト]]
* [[第18族元素|希ガス]]蛍光ランプ - 水銀を使わない蛍光灯
 
== 光源色の種類 ==
器具本体とは別の寿命だが、[[電線#コード|袋打ちコード]]と呼ばれる[[こたつ]]コードにも似た発熱に耐えられるコードのみで吊り上げている蛍光灯器具の場合、コードが老朽化し、器具の重さによって床に落下するケースもある。心配ならば、[[鎖]]で吊り上げるとよい。ほとんどの蛍光灯器具には鎖をかけられる孔が開いている。これは天井側が普通のコンセントかあるいは電球ソケットにセパラボディという組み合わせに考慮したものである。蛍光灯器具によっては[[引掛シーリング]]をコンセント用に変換出来るプラグを購入しなくても上部のフタを取り外すとコンセントに差し込めるプラグが包まれている場合もある。
 
== 蛍光ランプと蛍光灯器具の規格表示 ==
== 廃棄 ==
* 型番表記例
** FHF32EX-N-H
これは一般的なHf蛍光灯昼白色32ワット形直管の型番である。FHFはHf式の直管を、32は32ワット形であることを、EXは三波長を、Nは昼白色(ナチュラル)を示している。FL式においてはSSは直径28mmであることを、18は実際の定格消費電力を現している(ただし器具によってはこれより高低がある場合もあり、特にインバーター器具では消費電力もそれぞれである)。
 
直管(FL・FHF)型蛍光灯の場合、メーカー・種類・光色表記が[[パナソニック ライティングデバイス]]・[[三菱電機照明]]・[[ホタルクス]]製品は左側に、[[東芝ライテック]]・[[日立アプライアンス]]製品は右側にそれぞれ書かれている。: なお、表記中のME、TSP、HLK、SOC、N(「▲▼」のような表記)、PRINCE.D.(またはIWASE.P.D.、もしくはNSD)はそれぞれ実際の製造メーカーである[[パナソニック ライティングデバイス]]、東芝ライテック、[[日立アプライアンス]]、三菱電機照明、ホタルクス、[[プリンス電機]]を指している。そのため、たとえばメーカーがホタルクスでもMEと表記されていれば[[パナソニック ライティングデバイス]]が製造した製品ということがわかる。
 
== 蛍光灯の価格 ==
器具については、磁気安定器式の製品は安く、インバータ式の製品は高い。ただし、デザインやリモコンなどの付加価値をつけた製品はさらに高価であるため、点灯方式による価格差はさほど大きくない。インバーター式でも、オーソドックスなペンダント型器具であれば環形2灯式で5,000円程度、直管1灯式のベースライトであれば3,000円程度のものもある。近年は、磁気安定器かインバーターかというよりも、環形では従来管かスリム(スリムツイン)管か、直管では従来管かHf管かという点に注目ポイントが移りつつある。
 
蛍光管については、近年では一般型(演色性・明るさが低い)の製品が[[100円ショップ]]で売られるようになり、まれに電球型蛍光灯も100円で売られることがあるが、ある程度の品質を持った製品は数百円台である。三波長タイプの相場としては、20W直管は300円台、30W環形は500円程度、40W環形は800円程度となっている。ただし、残光型や長寿命型などはより高価である。高演色型は、SDLは三波長タイプより少し高め、EDLは三波長タイプの2倍程度の価格である。ただし明るさが低いので、三波長形と同じ光量を得るには1.5倍程度の本数が必要である。また、美術館やデザイン用途向けの色評価用や紫外線カット、食品製造現場向けなどに飛散防止フィルムコート、誘虫防止型など、特殊用途向けの製品も多数存在し、これらは付加価値に応じた価格となっている。一般型のうち昼白色のものについては、各メーカーとも独自の名称(「ホワイト」が付くことが多い)を与え、やや高価な価格設定をしていることが多い。スタータ型とラピッドスタート型の価格差はあまりない。環形の物については、1ランク下のサイズの管が管の内側に納まるサイズであることと、両方の管を使う器具が多いことから、2種類のサイズの管を同梱して売る場合も多い。
 
== 蛍光灯の保守管理 ==
=== 清掃 ===
ランプにほこりや塵が付着すると光出力が減衰するため省エネルギーの見地からも定期的な清掃が必要になる<ref name="guide_keikou" />。ランプの清掃にはスポンジが好ましく、清掃時には導電部分、ソケット、安定器、配線部などに水がかからないようにする<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 交換 ===
ランプの交換はランプの価格、交換費用、交換作業、美観などを総合的に判断し、定格寿命の70%程度を経過したときに行うのが経済的とされている<ref name="guide_keikou" />。一般家庭ではにおいてはランプが点灯しなくなった時点でそのランプを新品と交換する個別交換でよいが、カバー付き照明器具のように蛍光ランプが直接見えずそのうち一個が不点になってもわかりにくいものも多くなっている<ref name="guide_keikou" />。ランプの交換には次の方法がある。
; 個別交換
: ランプが点灯しなくなった時点でそのランプを新品と交換する方法<ref name="guide_keikou" />。小規模でランプの交換が容易な場合に適しているが、灯数が多い場所では交換に手間がかかりすぎ不経済となることもある<ref name="guide_keikou" />。
; 個別集団交換
: ランプが点灯しなくなった時点でそのランプを新品と交換しつつ、点灯しなくなったランプ数が増加傾向を示すようになった頃合いをみてすべてのランプを交換する方法<ref name="guide_keikou" />。大規模でランプの交換が容易でない場合に経済的とされている<ref name="guide_keikou" />。
; 一斉集団交換
: 個々のランプが点灯しなくなった時点では交換せず、予定の保守周期または点灯しなくなったランプ数が一定に達したときにすべてのランプを交換する方法<ref name="guide_keikou" />。この方法も大規模でランプの交換が容易でない場合に経済的とされている<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 管理 ===
蛍光灯はガラス製品のため衝撃を加えると破損するおそれがある<ref name="guide_keikou" />。また、取り付けが不十分だと点灯せず落下したり、接触不良によりランプの寿命が短くなったり発熱の原因となる<ref name="guide_keikou" />。
 
==== 適正な電圧 ====
適正な電圧は安定器で指定の電圧のプラスマイナス6%とされている<ref name="guide_keikou" />。
 
==== 適正な周波数 ====
事故を防ぐため、設置地域の商用周波数に合った蛍光灯器具・安定器を使用する。
 
蛍光灯は点灯に際し安定器が必要であるが、適合周波数で使用しないとさまざまな問題が生じる。施設照明器具のシェアの大半を占める[[パナソニック]](旧:[[パナソニック電工]]、松下電工)と東芝ライテックでは、周波数区分が容易に判るように器具型番のシールと電線色を分けている。
* 50Hz用 - シールのメーカーマーク色・型番印刷が緑で、電線色が黒 - 白
* 60Hz用 - マーク色が赤で、電線色が茶 - 白
* 兼用器具 - マークが青または黒で、電線色が黒 - 白
 
建築基準法による非常灯は、周波数区分にかかわらず赤である。
 
* 50Hz用の安定器を60Hzで使用
*; チョーク形・漏れ変圧器形低力率の場合: ランプの明るさはわずかに暗くなり。また点灯しづらくなる。写真フィルム観賞用ライトボックスなどは50Hz安定器で50/60Hz共用している例もあることから、ワット数が低いものは60Hz設置地域で使用可能な場合がある。
*; フリッカレス形進相回路・2灯直列進相形高力率の場合: 大きなランプ電流が流れ安定器が過熱する。最悪の場合、焼損・発火する危険性がある。ラピッドスタート形の場合波形のバランスが崩れ点灯しにくくなる場合がある。
* 60Hz用の安定器を50Hzで使用
*; チョーク形・漏れ変圧器形低力率の場合: 安定器のリアクタンスが減少するため、ランプ電流が増加しわずかにランプは明るくなる。ただし安定器内部のコイルを流れる電流も増加し、安定器自体が過熱する。そのまま使用を続けると最悪の場合、焼損・発火する危険性がある。
*; フリッカレス形進相回路・2灯直列進相形高力率の場合: ランプの明るさは暗くなる。また点灯しづらくなる。ちらつきを生じる場合もある。
これは、安定器内部のコイルは周波数の高い交流ほど流しにくくなり、逆にコンデンサは周波数が高いほど交流を流しやすくなるためである。このため、一般の安定器を使用する器具を周波数の違う地域で使用する場合、安定器を交換しなければならない。ただし[[#インバータ式|インバータ式安定器]]は日本国内であればどこでも使用できる。
 
子供用学習机に付帯される蛍光灯照明は「チラツキが少なく目に優しい」としてインバータ式の普及が急速に進んだため、現在では見かけることはまずないが、スタータ式の照明の時代には周波数切り替えスイッチが取り付けられているものが多く、これを切り替えることにより周波数の異なる地域でもそのまま使用できた。
 
==== 適正な周囲温度 ====
適正な周囲温度は5℃から40℃で5℃以下になると点灯直後は暗くちらつきなどを起こす<ref name="guide_keikou" />。
 
==== 蛍光管の点灯方式や省エネタイプ管の互換性 ====
事故を防ぐため、照明器具の始動方式に合った蛍光管を使用する必要がある。
 
特に、複数方式に対応するランプフリーの安定器を搭載しているなど方式そのものは問題がない場合であっても、器具全体としては管の支持方法やカバーの取り付け、放熱設計など種々の制約により適合ランプを限定している場合があるので、たとえ下記記述で互換性があるとされる場合であっても、取扱説明書や器具本体の表示等を必ず確認すること。
 
; ラピッドスタート管
: 基本的にすべての器具で物理的に取り付けられれば使用可能である。例外として省エネ管(36W)をグロー式器具に使うのは好ましくない。なぜならば、ラピッドスタートタイプの省エネ管は低電圧大電流で省エネにしているためである(ランプ電流: FLR40: 0.435A、FLR40S: 0.42A、FLR40S36: 0.44A)。
:* ラピッドスタート式の省エネ管をグロー式器具に取り付けると、安定器に過電流が流れ、最悪の場合安定器が焼損する。
:* 取り付け可能であれば以下のHfインバータ専用管の代替として使用可能である。
:
; グロースタート管
: グロースタート式器具専用である。ラピッドスタート式器具に装着した場合、通常のFLランプは始動性がやや悪いが点灯することがある(2灯式直列及びリードピーク形ラピッドスタート安定器では点灯しやすい)が、一部のランプは放電開始しないものもある。省エネタイプの40形以上のランプFL40SS37等は装着しても放電開始しないことが多い(安定器の種類、周囲温度、近接導体の有無等より極まれに点灯することがある)。また非常に寿命が短くなる。
:* 取り付け可能であれば以下のHfインバータ専用管の代替として使用可能である(但し点滅の多い場所にはあまり適さない)。グロースタートタイプの省エネ管は中電圧小電流の設計であるため(ランプ電流:FL40:0.435A、FL40S:0.42A、FL40SS37:0.41-0.415A)、低温での使用には不向きである(使用推奨温度:FL40SS37 - 10-40{{℃}})。
:
; 高周波点灯専用管(Hf管)
: このランプは特に注意が必要である。銅鉄安定器式ラピッド器具に装着した場合始動が悪いことがある。電子式ラピッドスタート安定器器具に装着した場合ランプ電圧の上昇により、電子回路が過熱の危険がある(最悪、安全機能が働き器具が使用不可となる)。
:* グロースタート器具に装着した場合、温度や電圧変動により再始動を繰り返すことがあるので適さない。逆にHf器具はランプフリー化が進みランプ指定がなくなりつつあるが、Hf管のみ指定の器具もあるので注意が必要である(本来の明るさにならない、エンドバンドが出やすい、器具サイズの問題でHf管しか収まらない等)。
 
=== 廃棄 ===
蛍光灯には[[水銀]]を含むガスが封入されているため、割って埋め立て処分するなどの方法では、割った際にガスが環境中に放出されたり、[[最終処分場]]が水銀で[[環境汚染|汚染]]されてしまうなどの問題がある。そのため適切に回収され再資源化することが望ましい。
 
一方、日本では、回収して水銀をリサイクルできる専用の施設(例: [[イトムカ鉱山]]を参照)に処理を委託する方法がとられつつあり、[[環境マネジメント]]システム [[ISO 14000]] の認証を取得している企業などではこちらの方法が一般的である。一般家庭から廃棄される蛍光灯は、一部の自治体が回収を行っているものの、現在でも多くの[[地方自治体]]が燃えないごみに出すように定めており、環境意識の高まりとともに改善を求める声があがっている。自治体が回収を行っていない地域であっても、一部の[[家電量販店]]や[[電器店]]・[[ホームセンター]]などが「蛍光管回収協力店」として店頭で無料で回収している場合、または蛍光灯購入を条件に回収している場合、などがある。また、[[大日本プロレス]]が試合会場や郵送で無料回収している。回収された蛍光灯は実際に[[デスマッチ#蛍光灯デスマッチ|蛍光灯デスマッチ]]に使用される。
 
== 特殊加工を施した蛍光管 ==
== 終息への流れ ==
=== 飛散防止膜付蛍光管 ===
[[省エネルギー|省エネ]]と[[環境負荷]]低減の観点から、[[2010年代]]以降は[[LED照明]]への移行が急速に進み、一般照明としての蛍光灯と水銀ランプは終息する方向にある。
ガラス管の外面全体に[[ポリエステル]][[フィルム]]などの[[合成樹脂]]で被膜を施した蛍光管。Pタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
 
万一の破損に対し、樹脂フィルムで落下や飛散を防ぐ。防飛型とも呼ばれる。薄いガラス素材である蛍光管は、破損の際に非常に細かい破片が飛散し、人の[[目]]や[[口腔]]をはじめ、[[気管]]にも到達する危険がある。そのため異物の混入が[[事故]]となる現場や、破片の除去・清掃が困難な製品や機器を扱う環境で利用されている。
=== 省エネの観点 ===
[[赤崎勇]]、[[天野浩]]、[[中村修二]]らによる実用的な青色LEDの発明と高輝度化への成功、これを応用した高輝度白色LEDの開発により[[2000年代]]に実用化したLED照明は、蛍光灯より消費電力が少なく、かつ長寿命のため長期間にわたりランプ交換も不要という利点により急速に普及し低廉化、日本国内においては2011年3月11日の[[東日本大震災]]に伴ってとられた原子力発電所の全基停止措置による電力不足が普及に拍車をかけた。
これを受け国内大手電機メーカー各社は蛍光灯照明器具の新製品発表を2012年以降取りやめており([[乾電池]]や充電式電池で駆動するアウトドア[[ランタン]]はLEDへほぼ完全移行し、蛍光灯を用いるランタンの生産は終了)、中でも照明器具国内シェア首位のパナソニックは国内大手のトップを切って「2015年度を以て蛍光灯及び[[白熱電球]]を用いる一般住宅向け従来型照明器具生産を終了し、今後はLED器具へ完全移行(蛍光ランプ及び電球型蛍光ランプは交換用途のみに絞って生産を継続)する」旨を公式発表した(2014年3月4日付、[[朝日新聞]]経済面記事にて報道。なお卓上型の電球&蛍光灯器具生産は2011年限りで終了しLEDへ完全移行)。こうした「脱蛍光灯」の動きは今後国内他社にも広がる可能性がある。なお白熱電球生産は(一部特殊用途を除き)2012年度を以て国内メーカー全社が完全終了した。
 
公共施設や[[鉄道車両|鉄道]]・バスを始めとする[[乗り物|輸送機械]]、[[食品]][[工場]]、学校などで使用されている<ref name="guide_keikou" />。また、[[サーバ]]・[[コンピュータ]]ルーム、[[国際宇宙ステーション]]などでも使用されている。高価なため一般家庭には普及していない。
従来型蛍光ランプ(Hf器具専用スリム管も含む)・[[点灯管]]・ミニクリプトン電球は現在「交換用途に絞って」生産が継続されているが、日立グローバルライフソリューションズは「蛍光灯器具のみならず蛍光ランプ・点灯管生産についても2020年3月限りで完全終了し、LED電球及びLED照明器具のみの生産へ完全移行する」方針を発表。蛍光ランプ生産からの完全撤退は[[日立グローバルライフソリューションズ]](旧・日立ライティング)が国内大手電機メーカーで初となり、翌2021年3月には[[三菱電機]]が蛍光ランプ・点灯管・ミニクリプトン電球生産を完全終了(LED電球とLED照明器具のみの生産へ完全移行する)予定。以後国内の蛍光ランプ&点灯管メーカーはパナソニック・東芝ライテック・[[ホタルクス]](NECブランド)3社のみとなる。
 
フィルムに[[紫外線|UV]]カット性能を持たせ、防虫(避虫)効果を兼ね備えた製品もある。
2015年11月26日の複数の報道で、日本政府が[[エネルギーの使用の合理化等に関する法律|省エネ法]]の政令を改正し、2020年度をメドに蛍光灯や白熱灯の生産や輸入を実質的に禁止する方向であると報じられたが<ref>{{Cite news|date = 2015年11月26日|newspaper = YOMIURI ONLINE 経済|title = 蛍光灯なくなる?政府、照明の省エネ基準強化へ|url = http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151126-OYT1T50188.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref><ref>{{Cite news|date = 2015年11月26日|newspaper = 朝日新聞デジタル|title = 蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換|url = http://www.asahi.com/articles/ASHCT5JHKHCTULFA021.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref><ref>{{Cite news|date = 2015年11月27日|newspaper = 東京新聞 TOKYO Web【経済Q&A】|title = 蛍光灯の製造規制へ LED化促進、課題は|url = http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2015112702000210.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref>、[[経済産業省]]によりこれらを一律に禁止するものではないとして報道内容を否定された<ref>{{Cite web|date = 2015年12月8日|publisher = [[経済産業省]]|title = 【60秒解説】「蛍光灯は禁止?」の誤解|url = http://www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151208001.html|accessdate = 2015-12-14}}</ref>。
 
=== 環境負荷の観点光触媒膜付蛍光灯 ===
蛍光管の表面に[[酸化チタン]]の被膜を施した蛍光管<ref name="guide_keikou" />。PCタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。光触媒の作用でランプ表面に付いた有機物の汚れを分解し、室内の臭いを軽減する機能もある<ref name="guide_keikou" />。
蛍光灯が使用する水銀それ自体は環境負荷物質として[[欧州連合|EU]]域内では[[RoHS指令]]による規制の対象であるが、蛍光灯を代替できる他の技術が確立されていなかったことや、蛍光灯が広く普及していたこと、発光原理上水銀を使用せざるを得ないことを理由として蛍光灯への使用は許容されている。
 
=== 低誘虫用蛍光灯 ===
しかし、水銀の使用と輸出入を[[2020年]]以降規制する[[水銀に関する水俣条約]]が[[2017年]][[8月16日]]に発効、これを受け日本国内でも[[廃棄物処理法]]に新たに水銀含有廃棄物の区分が設けられ、廃棄蛍光ランプも有害廃棄物として管理を求められるなど、処分費用の負担が増加することから、産廃処理業者の中には廃棄蛍光ランプの受け入れを取りやめたり、追加費用を請求する例が出ている。
夜間活動性の昆虫は明るいところでは視機能が低下する性質を利用して果樹園などでの吸害被害を防止するための蛍光管(黄色蛍光ランプ)<ref name="guide_keikou" />。Yタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
家庭から排出される廃棄蛍光ランプを無料回収していた量販店も、東急ハンズなど一部は有料回収に切り替えている。
 
=== 捕虫用蛍光灯 ===
蛍光灯を代替する技術として[[LED照明]]も既に実用化されていることから、日本国内においては新築のオフィスビルなどでは全館LED照明を採用する事例も増えている。家庭向けにも蛍光灯照明器具の製造・販売を終息するメーカーが相次いでおり,蛍光灯の使用は淘汰される方向へと情勢が大きく変化している。
夜行性昆虫の捕虫用の蛍光灯で近紫外域の光を効率よく発するようにした蛍光管<ref name="guide_keikou" />。BLタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 直管食品展示用蛍光灯の太さ ===
生鮮食品や食肉を新鮮で美味しく見せるための食品展示用の蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。冷蔵・冷凍ショーケース内では低温下でも明るさの低下が少なく始動性に優れた低温用蛍光ランプが使用されている<ref name="guide_keikou" />。
直管蛍光灯は実用化当初は現在に比べ太かった。
 
=== 鑑賞用・植物育成用蛍光灯 ===
太さは38mmで、型番のワット数を表す数字の後にSが付かないか、またはSが1つのみだった。細い直管蛍光灯が一般的になった当時は、新しい直管蛍光灯に換えたときに、古い直管蛍光灯が太いため新しい直管蛍光灯の箱に入らないという問題も起こった。
青色と赤色の発光成分を組合せたランプで、観葉植物や熱帯魚の観賞用と光合成を促進する植物育成用がある<ref name="guide_keikou" />。BRタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 紫外放射吸収膜付蛍光灯 ===
通常の器具の場合、太さの異なる直管蛍光灯に交換しても問題ないが、一部の密閉器具(防水型など)の場合、例えばFL20を使用する器具で太さの異なるFL20SS / 18を使用した場合、発熱量が増え危険であるため、この器具では必ずFL20を使用しなければならない。また、口金部に防水パッキンがついている場合も、太さが同じものを使用する必要がある。但し、旧型の直管蛍光灯の専用器具は現在はあまり見かけないが、個人で営んでいる電器屋では、売れ残りで旧型の太い直管蛍光灯が残っている場合がわずかながらある(だいたい処分してしまう店が多いので、希少である)。メーカーによってはSのないタイプをまだ製造している場合がある。
蛍光管の内部に紫外放射吸収膜を施した蛍光管<ref name="guide_keikou" />。NUタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。美術館などで作品の色への影響を軽減するために利用される<ref name="guide_keikou" />。また、店舗や食品工場では誘虫を防ぐため白色系のランプが利用される<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 色彩検査・展示用蛍光灯 ===
2010年現在世に出回っている直管蛍光管の直径は普通のタイプが32.5mm、省エネタイプは28mm、Hfタイプが25.5mm、T5管が15.5mmである。省電力設計のランプは、頻繁な点滅や温度変化に弱いといわれる。
繊維、塗装、染色などの分野で利用される表面色評価用の標準光源として自然光に近似した光を出す蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。色評価用ランプは印刷工場、写真現像所、美術館・博物館でも使用される<ref name="guide_keikou" />。
 
=== 主な鑑定用・効果照明用蛍光灯ブランド ===
{{See|ブラックライト}}
{{国際化|date=2017年5月|section=1|領域=日本}}
近紫外光のみを有効に放射する、文書や鉱物の鑑定・鑑識、舞台や看板用などの効果照明用のブラックライト蛍光ランプが使用した蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。BL-Bタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
{{collapse top|title=蛍光灯ブランドの一覧}}
;[[パナソニック ライティングデバイス]]
:; [[パルック]]シリーズ
::*パルック
::*パルックプレミア
::*パルックプレミアS
::*パルックプレミアL
::*パルックプレミアLS
::*パルックプレミア16000
::*パルックプレミア20000
::*パルックe-day
::*パルックL
::*パルック+(プラス)
::*スリムパルック
::*スリムパルックプレミア
::*ツインパルック
::*ツインパルックプレミア
::*スパイラルパルック
::*スパイラルパルック代替蛍光ランプ
:;電球形蛍光灯
::*パルックボール
::*パルックボールプレミア
::*パルックボールスパイラル
:;その他一般普及型
::*フルホワイト(昼白色)
::*ハイライト(白色、昼光色、温白色、飛散防止)
:;特殊用途蛍光灯
::*リアルクス(高演色)
::*半導体工場用
::*カラード蛍光灯(低誘虫、純黄色)
::*カラー蛍光灯
::*殺菌灯
::*紫外線吸収膜付蛍光灯
::*捕虫器用
:
;[[東芝ライテック]]
:; メロウシリーズ
::*メロウZ
::*メロウZクリア
::*メロウZ PRiDE
::*メロウZ PRiDE Ⅱ
::*メロウZ ロングライフ
::*メロウS
::*メロウ5
::*メロウEX
::*メロウホワイト(昼白色)
::*メロウルック
::*メロウルックあかりちゃん
::*メロウライン
:;ネオスリムシリーズ
::*ネオスリム
::*ネオスリムZ
::*ネオスリムZ PRiDE
::*ネオスリムZ スクエア
::*ネオスリムZ スクエアⅡ
:;その他一般普及型
::*ネオライン(白色、昼光色、温白色)
::*ワットブライター(白色、昼光色、省エネタイプ)
::*ユーライン(コンパクト形)
:;特殊用途蛍光灯
::*あかり御前(温白色、食卓用)
::*プラントルクス(観葉植物用)
::*フィッシュルクス(鑑賞魚水槽用)
::*ケミカルランプ(捕虫用)
::*ムシスルー(低誘虫)
::*低誘虫蛍光ランプ
::*ネオラインデラックス(演色性改善形)
::*カラーイルミネーター用(演色性AAA)
::*美術館・博物館用紫外線膜付蛍光ランプ(紫外線カット、演色性AAA)
::*色評価用蛍光ランプ(演色性AAA)
::*色評価・検査用D65蛍光ランプ(演色性AAA)
::*写真撮影用蛍光ランプ
::*葉たばこ用蛍光ランプ(演色性AA、昼光色)
::*クリーンルーム用蛍光灯ランプ(黄色)
::*調光用(外面ストライプ式)
::*殺菌ランプ
::*ブラックライト
::*生鮮食品展示用蛍光ランプ
::*食肉展示用蛍光ランプ
::*店舗看板用
:;ネオボールシリーズ(電球形蛍光灯)
::*ネオボールZ
::*ネオボールZ ReaL
::*ネオボールZ ReaL PRiDE
:
;[[日立アプライアンス]]
:;きらりUV(紫外線防止)シリーズ
::*きらりUV
::*きらりUVプレミアム
::*きらりUVプレミアムSILVER
::*きらりUVプレミアムGOLD
::*きらりUVプラス
::*きらりUV輝
::*きらりUVペアルミック
:;ハイルミックシリーズ(三波長形)
::*ハイルミック
::*ハイルミックスーパー
::*ハイルミックUVプレミアム
::*ハイルミッククリーン
::*明るい輪
::*あかりん棒
::*あかり四役
:;その他一般普及型
::*ハイホワイト(昼白色)
::*サンライン(白色、昼光色)
::*サンラインスーパー
::*リングライト(円形)
::*リングライトGハイエネセーブ(円形)
::*パラライト(コンパクト形)
:;特殊用途蛍光灯
::*サンラインフレッシュ(生鮮食品展示用)
::*店舗看板用蛍光ランプ
:;電球形蛍光灯
::*コンパク灯
::*ナイスボールV
:;*ぶんりくん
 
=== 養鶏用蛍光灯 ===
;[[三菱電機照明]]
養鶏場で使用される光放射による産卵時期の制御のための蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。
:; ルピカシリーズ
::*ルピカ
::*ルピカD(デイ)
::*ルピカA(エース)
::*ルピカE
::*ルピカC
::*Hi-FiルピカDX/AX
::*ファインルピカ
::*ファインルピカEDX/ELX/ENX
::*ルピカパワーEDX/ELX/ENX
::*ルピカパワープラチナ
::*ルピカパワーNEO
::*ルピカパワー輝
::*ルピカパワー・プロ・テク(飛散防止)
::*ルピカスリム
::*ルピカライン
::*ルピカラインEDX/ELX/ENX
::*ルピカラインプラチナ
:;その他一般普及型
::*ルミクリスタル(昼白色)
::*ネオルミスーパー(白色、昼光色、飛散防止型を含む)
::*ネオルミスーパーPS(省電力)
::*ルミスーパー
::*BBシリーズ(コンパクト型)
:;特殊用途蛍光灯
::*鮮度グー(生鮮食品展示用)
::*お肉も鮮度グー(食肉展示用)
::*カラー蛍光ランプ
::*イエローランプ(低誘虫、看板用、電飾用)
::*ハイデラックス(演色性改善形)
::*殺菌ランプ
:;電球形蛍光灯
::*ルピカボール
::*ルピカボールファン
::*スパイラルルピカ
::*飛散防止蛍光灯
 
=== 半導体工業用蛍光灯 ===
;[[NECライティング|ホタルクス]]
半導体工場のクリーンルーム内に使用される純黄色の蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。Y-Fタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
:; ライフルックシリーズ
::*ライフルック
::*ライフルックスリム
::*ライフルックHG
::*ライフルックHGX
::*ライフルックHGXL(円形)
:;[[ホタルック]]シリーズ
::*ホタルック
::*ホタルックα
::*ホタルックスリム
::*ホタルックスリム α
::*ホタルックスリムLife E
:;その他の一般普及型
::*サンホワイト5(昼白色)
::*ライフライン(白色、昼光色、温白色)
::*ライフラインII(白色、昼光色)ラピッドスタート専用
::*スーパールックス
::*カプルシリーズ(コンパクト型)
::*Life E (スリム蛍光ランプ)
:;特殊用途蛍光灯
::*めだっ輝(看板用、昼光色相当)
::*ビオルックスHG(熱帯魚鑑賞、観葉植物観賞用)
::*ビオルックスBR(熱帯魚鑑賞、観葉植物観賞用)
::*ビオルックスBR-A(熱帯魚鑑賞、観葉植物観賞、植物育成用)
::*捕虫用ブラックライト
:;電球形蛍光灯
::*コスモボール
::*HGボール
::*ホタルック ステアーランプ
:
;[[三洋電機]]
::*フレッシュルック5
::*フレッシュルックX
::*スリムe 最新鮮
:;電球形蛍光灯
::*フレッシュボールS
:
;[[岩崎電気]]
:*アイライン(スターター・ラピットスターター)
:*アイルクス(Hf)
 
=== 殺菌用蛍光灯 ===
; [[フィリップス]]
紫外放射による殺菌を行うための蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。GLタイプと呼ばれている<ref name="guide_keikou" />。
; [[オスラム]]
; [[GEライティング]]
{{collapse bottom}}
 
=== 備考バックライト用蛍光灯 ===
{{See|冷陰極管}}
:※直管(FL・FHF)型蛍光灯の場合、メーカー・種類・光色表記が[[パナソニック ライティングデバイス]]・[[三菱電機照明]]・[[ホタルクス]]製品は左側に、[[東芝ライテック]]・[[日立アプライアンス]]製品は右側にそれぞれ書かれている。
パソコンのモニターやテレビ用の管径の細い蛍光灯<ref name="guide_keikou" />。
: なお、表記中のME、TSP、HLK、SOC、N(「▲▼」のような表記)、PRINCE.D.(またはIWASE.P.D.、もしくはNSD)はそれぞれ実際の製造メーカーである[[パナソニック ライティングデバイス]]、東芝ライテック、[[日立アプライアンス]]、三菱電機照明、ホタルクス、[[プリンス電機]]を指している。そのため、たとえばメーカーがホタルクスでもMEと表記されていれば[[パナソニック ライティングデバイス]]が製造した製品ということがわかる。
 
=== 蛍光灯価格他の特殊な種類 ===
* 高周波点灯専用型蛍光灯(Hf蛍光灯) - FHF・FHP・FHT
器具については、磁気安定器式の製品は安く、インバータ式の製品は高い。ただし、デザインやリモコンなどの付加価値をつけた製品はさらに高価であるため、点灯方式による価格差はさほど大きくない。インバーター式でも、オーソドックスなペンダント型器具であれば環形2灯式で5,000円程度、直管1灯式のベースライトであれば3,000円程度のものもある。近年は、磁気安定器かインバーターかというよりも、環形では従来管かスリム(スリムツイン)管か、直管では従来管かHf管かという点に注目ポイントが移りつつある。
* [[外部電極蛍光灯]] - EEFL
* 長時間残光型蛍光灯
* 無電極蛍光灯
* [[殺菌灯]](蛍光体がなく、かつガラスが紫外線を通す石英ガラスになっている。蛍光体がないため、厳密には"蛍光"灯ではない)
* [[第18族元素|希ガス]]蛍光ランプ - 水銀を使わない蛍光灯
 
== 終息への流れ ==
蛍光管については、近年では一般型(演色性・明るさが低い)の製品が[[100円ショップ]]で売られるようになり、まれに電球型蛍光灯も100円で売られることがあるが、ある程度の品質を持った製品は数百円台である。三波長タイプの相場としては、20W直管は300円台、30W環形は500円程度、40W環形は800円程度となっている。ただし、残光型や長寿命型などはより高価である。高演色型は、SDLは三波長タイプより少し高め、EDLは三波長タイプの2倍程度の価格である。ただし明るさが低いので、三波長形と同じ光量を得るには1.5倍程度の本数が必要である。また、美術館やデザイン用途向けの色評価用や紫外線カット、食品製造現場向けなどに飛散防止フィルムコート、誘虫防止型など、特殊用途向けの製品も多数存在し、これらは付加価値に応じた価格となっている。一般型のうち昼白色のものについては、各メーカーとも独自の名称(「ホワイト」が付くことが多い)を与え、やや高価な価格設定をしていることが多い。スタータ型とラピッドスタート型の価格差はあまりない。環形の物については、1ランク下のサイズの管が管の内側に納まるサイズであることと、両方の管を使う器具が多いことから、2種類のサイズの管を同梱して売る場合も多い。
[[省エネルギー|省エネ]]と[[環境負荷]]低減の観点から、[[2010年代]]以降は[[LED照明]]への移行が急速に進み、一般照明としての蛍光灯と水銀ランプは終息する方向にある。
 
=== 省エネの観点 ===
== 電球形蛍光ランプ ==
[[赤崎勇]]、[[天野浩]]、[[中村修二]]らによる実用的な青色LEDの発明と高輝度化への成功、これを応用した高輝度白色LEDの開発により[[2000年代]]に実用化したLED照明は、蛍光灯より消費電力が少なく、かつ長寿命のため長期間にわたりランプ交換も不要という利点により急速に普及し低廉化、日本国内においては2011年3月11日の[[東日本大震災]]に伴ってとられた原子力発電所の全基停止措置による電力不足が普及に拍車をかけた。
{{Main|電球形蛍光灯}}
これを受け国内大手電機メーカー各社は蛍光灯照明器具の新製品発表を2012年以降取りやめており([[乾電池]]や充電式電池で駆動するアウトドア[[ランタン]]はLEDへほぼ完全移行し、蛍光灯を用いるランタンの生産は終了)、中でも照明器具国内シェア首位のパナソニックは国内大手のトップを切って「2015年度を以て蛍光灯及び[[白熱電球]]を用いる一般住宅向け従来型照明器具生産を終了し、今後はLED器具へ完全移行(蛍光ランプ及び電球型蛍光ランプは交換用途のみに絞って生産を継続)する」旨を公式発表した(2014年3月4日付、[[朝日新聞]]経済面記事にて報道。なお卓上型の電球&蛍光灯器具生産は2011年限りで終了しLEDへ完全移行)。こうした「脱蛍光灯」の動きは今後国内他社にも広がる可能性がある。なお白熱電球生産は(一部特殊用途を除き)2012年度を以て国内メーカー全社が完全終了した。
60W型相当の[[電球形蛍光灯]](消費電力13Wで計算)は、定格寿命は約6,000 - 13,000時間。価格は300円 - 1,500円弱(一部の100円ショップでも見られるようになったが、寿命は約3,000 - 8,000時間)。白熱電球の約10倍。
 
従来型蛍光ランプ(Hf器具専用スリム管も含む)・[[点灯管]]・ミニクリプトン電球は現在「交換用途に絞って」生産が継続されているが、日立グローバルライフソリューションズは「蛍光灯器具のみならず蛍光ランプ・点灯管生産についても2020年3月限りで完全終了し、LED電球及びLED照明器具のみの生産へ完全移行する」方針を発表。蛍光ランプ生産からの完全撤退は[[日立グローバルライフソリューションズ]](旧・日立ライティング)が国内大手電機メーカーで初となり、翌2021年3月には[[三菱電機]]が蛍光ランプ・点灯管・ミニクリプトン電球生産を完全終了(LED電球とLED照明器具のみの生産へ完全移行する)予定。以後国内の蛍光ランプ&点灯管メーカーはパナソニック・東芝ライテック・[[ホタルクス]](NECブランド)3社のみとなる。
 
2015年11月26日の複数の報道で、日本政府が[[エネルギーの使用の合理化等に関する法律|省エネ法]]の政令を改正し、2020年度をメドに蛍光灯や白熱灯の生産や輸入を実質的に禁止する方向であると報じられたが<ref>{{Cite news|date = 2015年11月26日|newspaper = YOMIURI ONLINE 経済|title = 蛍光灯なくなる?政府、照明の省エネ基準強化へ|url = http://www.yomiuri.co.jp/economy/20151126-OYT1T50188.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref><ref>{{Cite news|date = 2015年11月26日|newspaper = 朝日新聞デジタル|title = 蛍光灯、実質製造禁止へ 20年度めど、LEDに置換|url = http://www.asahi.com/articles/ASHCT5JHKHCTULFA021.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref><ref>{{Cite news|date = 2015年11月27日|newspaper = 東京新聞 TOKYO Web【経済Q&A】|title = 蛍光灯の製造規制へ LED化促進、課題は|url = http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2015112702000210.html|accessdate = 2015-11-28}}</ref>、[[経済産業省]]によりこれらを一律に禁止するものではないとして報道内容を否定された<ref>{{Cite web|date = 2015年12月8日|publisher = [[経済産業省]]|title = 【60秒解説】「蛍光灯は禁止?」の誤解|url = http://www.meti.go.jp/main/60sec/2015/20151208001.html|accessdate = 2015-12-14}}</ref>。
 
=== 環境負荷の観点 ===
蛍光灯が使用する水銀それ自体は環境負荷物質として[[欧州連合|EU]]域内では[[RoHS指令]]による規制の対象であるが、蛍光灯を代替できる他の技術が確立されていなかったことや、蛍光灯が広く普及していたこと、発光原理上水銀を使用せざるを得ないことを理由として蛍光灯への使用は許容されている。
 
しかし、水銀の使用と輸出入を[[2020年]]以降規制する[[水銀に関する水俣条約]]が[[2017年]][[8月16日]]に発効、これを受け日本国内でも[[廃棄物処理法]]に新たに水銀含有廃棄物の区分が設けられ、廃棄蛍光ランプも有害廃棄物として管理を求められるなど、処分費用の負担が増加することから、産廃処理業者の中には廃棄蛍光ランプの受け入れを取りやめたり、追加費用を請求する例が出ている。
家庭から排出される廃棄蛍光ランプを無料回収していた量販店も、東急ハンズなど一部は有料回収に切り替えている。
 
蛍光灯を代替する技術として[[LED照明]]も既に実用化されていることから、日本国内においては新築のオフィスビルなどでは全館LED照明を採用する事例も増えている。家庭向けにも蛍光灯照明器具の製造・販売を終息するメーカーが相次いでおり,蛍光灯の使用は淘汰される方向へと情勢が大きく変化している。
 
== メーカー ==
* [[パナソニック ライティングデバイス]]
*: [[パルック]]シリーズ
* [[東芝ライテック]]
*: メロウシリーズ
* [[日立グローバルライフソリューションズ]](旧・[[日立アプライアンス]]、[[日立ライティング]])
*: きらりUV(紫外線防止)シリーズ、ハイルミックシリーズ(三波長形)など
* [[三菱電機照明]]
*: ルピカシリーズなど
* [[ホタルクス]](旧・[[NECライティング]])
*: [[ホタルック]]シリーズなど
* [[岩崎電気]]
*: アイライン(スターター・ラピットスターター)、アイルクス(Hf)など。
* [[東光高岳]]
* [[プリンス電機]]
;生産より撤退
* [[三洋電機]](パナソニック完全子会社化に伴い「[[パルック]]」シリーズへ吸収合併)
*: フレッシュルックシリーズなど
 
== 脚注 ==
15

回編集