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{{Infobox baseball player
|選手名 = 大島 洋平
|所属球団 = 中日ドラゴンズ
|背番号 = 8
|選手写真ファイル名 = Oshima yohei.jpg
|写真のコメント = 2012年8月28日、[[秋田県立野球場|こまちスタジアム]]にて
|国籍 = {{JPN}}
|出身地 = [[愛知県]][[名古屋市]][[緑区 (名古屋市)|緑区]]
|生年月日 = {{生年月日と年齢|1985|11|9}}
|没年月日 =
|身長 = 176
|体重 = 75
|利き腕 = 左
|打席 = 左
|守備位置 = [[外野手]](主に[[中堅手]])
|プロ入り年度 = {{NPBドラフト|2009}}
|ドラフト順位 = ドラフト5位
|初出場 = 2010年3月26日
|最終出場 =
|年俸 = 1億8,000万円(2019年)<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/professional/koukai/team/koukai-dragons.html 中日 - 契約更改 - プロ野球].日刊スポーツ.2018年11月13日閲覧。</ref><br />※2017年から3年契約(年俸変動制)<ref>[https://www.sanspo.com/baseball/news/20181110/dra18111020270001-n1.html 中日・大島は1億8000万円 現状維持で更改]. SANSPO.COM (2018年11月10日). 2018年11月13日閲覧。</ref>
|経歴 =
* [[享栄高等学校]]
* [[駒澤大学硬式野球部|駒澤大学]]
* [[日本生命硬式野球部|日本生命]]
* [[中日ドラゴンズ]] (2010 - )
}}
'''大島 洋平'''(おおしま ようへい、[[1985年]][[11月9日]] - )は、[[愛知県]][[名古屋市]][[緑区 (名古屋市)|緑区]]出身の[[プロ野球選手]]([[外野手]])。左投左打。[[中日ドラゴンズ]]所属。
 
[[2014年]]シーズンに、[[福留孝介]]が保持する'''球団シーズン最多安打'''のタイ記録に並んだ(186安打)。
 
== 経歴 ==
=== プロ入り前 ===
小学4年から「名古屋平針HBC少年野球クラブ」で軟式野球を始め、中学時代は硬式の少年野球ボーイズリーグ「東海チャレンジャー」で投手兼外野手として活躍した。
 
愛知・[[享栄高等学校]]では投手兼外野手、3年の夏は1番・投手で出場した。
 
[[駒澤大学硬式野球部|駒澤大学]]では外野手に専念。[[日本の大学野球|大学野球]]の中でもハイレベルといわれる[[東都大学野球連盟|東都リーグ]]で{{by|2006年}}秋から3季連続で打率3割を超え、{{by|2007年}}秋には打率.395で首位打者を獲得した。リーグ通算83試合出場、255打数74安打、打率.290、1本塁打、20打点。ベストナイン2度受賞。
 
大学卒業後は[[日本生命硬式野球部|日本生命]]に入社し、[[社会人野球]]の道へ。入社1年目から1番打者に定着し、{{by|2008年}}11月に開催された[[社会人野球日本選手権大会|日本選手権大会]]でも打率.563で首位打者となっており、この年の[[社会人ベストナイン]]を受賞。
 
[[2009年度新人選手選択会議 (日本プロ野球)|2009年のドラフト会議]]で[[中日ドラゴンズ]]から5位指名を受け入団。夫人とは日生時代の{{by|2009年}}3月に結婚、6月に長男が誕生していたので入団会見には妻子も同席。他の入団選手達が一軍昇格を目標にする中、「小さい頃から憧れていた球団に入団できて嬉しい。開幕一軍で出場できるように頑張りたい。できるだけ早くレギュラーをとりたい。将来は[[立浪和義|立浪]]さんのように40歳まで野球を続けたい」とより具体的な目標を示した。家族がいる身で安定した社会人生活を捨てて厳しい競争をするプロの世界に飛び込むことについては相当悩んだという。しかし、最終的には妻に後押しされ「同じ世界で勝負したい」とプロ入りを決意した。中日の新人選手は、独身寮の昇竜館で入団会見の翌年1月から生活を始めることになるが、大島は結婚をしていて既に子供もいる為に入寮は免除された。
 
=== 中日時代 ===
{{by|2010年}}、外野のレギュラー争いが熾烈な中、当時の監督[[落合博満]]から「守備力なら大島」と評価され新人ながら1番・中堅手の開幕スタメンを任される。3月27日の対[[広島東洋カープ]]戦でプロ初安打を放つ(打球が一塁走者の[[陳偉殷|チェン]]に当たり[[守備妨害]]になるという珍しい結果となった)。しかし、打撃の調子が上がらず、4月12日に二軍落ちする。4月25日に一軍昇格。復帰後しばらくの間は主に6番や7番を打っていたが、5月下旬頃から2番を任されるようになった。6月19日の対[[読売ジャイアンツ]]戦で死球を受け途中交代、翌日に登録抹消されたが、7月6日の対[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]戦で一軍に昇格して2番・中堅手でスタメン出場した。最終的に104試合に出場して打率.258、0本塁打、17打点を挙げたが、規定打席には届かず、完全にレギュラーを獲得するまでには至らなかった。
 
[[2010年の日本シリーズ|日本シリーズ]]では、第4戦の11回表に値千金となる決勝適時三塁打を放ち、第6戦の11回表、2死一・二塁の場面で[[里崎智也]]が放ったセンターへの大飛球を好捕するなど活躍。チームは敗れたものの、6試合に出場し23打数9安打5打点の好成績を残し、優秀選手賞を受賞した。また、大学時代からのライバルと目されている[[千葉ロッテマリーンズ]]のルーキー[[清田育宏]]も同時に受賞した。オフに背番号を'''8'''に変更した。
 
{{by|2011年}}は、開幕戦に7番・中堅手でスタメン出場。しかし、その後は打撃不振に陥り、その間に[[平田良介]]や[[野本圭]]の活躍もあり、5月21日に二軍降格。昇格後は主に8番・中堅手でスタメン起用される事が多くなり、前半好調だった野本の不振も重なりその後はスタメンに復帰。8月13日にプロ初本塁打を記録。最終的には前年より少ない96試合の出場に終わり、またしても規定打席には届かなかったが、8番・中堅手として打率.243・3本塁打・18打点をあげてリーグ優勝に貢献した。[[ゴールデングラブ賞]]も受賞した。前年好成績を残した[[2011年の日本シリーズ|日本シリーズ]]ではチーム唯一の盗塁をしたものの1安打に終わった。
 
{{by|2012年}}は、中堅手として[[荒木雅博]]と1・2番を任され、初めてシーズン全試合に出場した。当初は荒木が1番で大島が2番だったが、荒木の不調もあってシーズン中盤からは1番に定着した。俊足を生かし、入団1年目に付けていた背番号と同じ32盗塁を記録し盗塁王に輝く。打撃面でもプロ3年目にして初の規定打席到達、チームの規定打席到達者では唯一の3割台を記録し(リーグ3位)、安打数も最多安打を分けあった巨人の[[長野久義]]と[[坂本勇人]]に次ぐ1本差である172本を記録し飛躍した。その一方で、打点はわずか13にとどまり、この年の規定打席到達者の中で最少であった他、2リーグ制以降の記録を見ても歴代3位タイに入る少なさだった。オフの11月6日に、「[[侍ジャパンマッチ2012「日本代表 VS キューバ代表」]]」の日本代表が発表され<ref>[http://www.npb.or.jp/japan/news20121106.html 侍ジャパンマッチ2012 日本代表メンバー]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }} NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月14日閲覧</ref>代表入りした<ref>[http://www.npb.or.jp/japan/2012fal_roster_japan.html 日本代表メンバー] NPB公式サイト (2012年11月6日) 2015年4月14日閲覧</ref>。名古屋市内の病院を慰問した際の質問コーナーでは将来的な[[日本人選手のメジャーリーグ挑戦|メジャー挑戦]]志向があることを明らかにした<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20121221-1062415.html 中日大島「メジャー行ってみたい」]日刊スポーツ</ref>。12月4日に、[[2013 ワールド・ベースボール・クラシック|第3回WBC]]日本代表候補選手34人が発表され<ref>[http://www.npb.or.jp/japan/news20121204.html 2013WBC日本代表候補選手発表] 日本野球機構 (2012年12月4日) 2015年4月3日閲覧</ref>候補入りした<ref>[http://www.npb.or.jp/wbc/2013roster_c.html 2013 WORLD BASEBALL CLASSIC 日本代表候補選手] 日本野球機構 (2012年12月4日) 2015年4月3日閲覧</ref>。
 
{{by|2013年}}開幕前に、左肘違和感のため第3回WBC日本代表最終メンバーの28人には選ばれなかった。検査の結果、遊離軟骨によって肘が「ロック」されている状態である事が判明し、シーズン中もこれに悩まされた。打率.248、3本塁打、27打点と、打率は前年に比べ落とした。オフに遊離軟骨の除去手術を受けた。また[[吉見一起]]から選手会長を受け継いだ。
 
{{by|2014年}}は開幕から首位打者争いをするなど好調ぶりを見せていたが、7月半ばに左脇腹を痛めてから不振に陥る。それでもリーグ4位の打率.318、球団タイ記録となる186安打、チームトップの28盗塁を記録した。オフには、2年ぶりにゴールデングラブ賞も受賞した<ref>[http://dragons.jp/news/2014/14110601.html 森野選手、大島選手がゴールデン・グラブ賞を受賞]中日ドラゴンズ公式ウェブサイト 2014年11月6日</ref>。また契約更改では、[[落合博満]]GMが就任してから初の保留者となった<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20141122-1399543.html 中日大島年俸調停も 落合GM初の保留]中日スポーツ 2014年11月22日</ref>。契約更改の席では落合博満GMに「今年の守備じゃ俺だったら使えない」「お前がそんなだから、(ドラフトで[[友永翔太]]と[[井領雅貴]]を)獲った」と言われたという<ref>{{Cite web|publisher=東スポWeb|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/337295/|title=落合GM体制初保留 温厚な大島がキレた罵詈雑言|accessdate=2018-03-14}}</ref>。
 
{{by|2015年}}2月16日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出された事が発表され、[[小久保裕紀]]が日本代表監督に就任してから初めての選出となった<ref>[http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150216_1.html 欧州代表戦、侍ジャパン出場選手発表!6選手が小久保体制下で初招集] 侍ジャパン公式サイト (2015年2月16日) 2015年3月22日閲覧</ref>。3月10日の第1戦に代走で途中出場している<ref>[http://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/score/20150310_1/table.html ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第1戦 2015年3月10日(火) 東京ドーム 打席結果・投打成績]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }} ''野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト'' (2015年3月10日) 2016年3月10日閲覧</ref>。3月11日の第2戦に「1番 中堅手」で先発出場し<ref>[http://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/score/20150311_1/table.html ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 打席結果・投打成績]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }} ''野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト'' (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧</ref>、[[ディエゴマー・マークウェル]]に牽制死された<ref>[http://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/score/20150311_1/progress.html ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第2戦 2015年3月11日(水) 東京ドーム 試合経過] ''野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト'' (2015年3月11日) 2016年3月10日閲覧</ref>。シーズンでの最終的な打撃成績は打率.260、147安打、22盗塁など、打率、安打数、盗塁数は昨季を下回ったが、自己最高の6本塁打を放ち、11月13日の契約更改では4年連続で規定打席に到達したことが評価され、1600万円増の9000万円でサインした<ref>[https://web.archive.org/web/20151114192537/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015111390210253.html 吉見が1000万円減、大島1600万円増 中日の契約更改] - 2015年11月13日 21時02分。[http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015111390210253.html オリジナル]からのアーカイブ。</ref>。なお7月16日に、[[2015 WBSCプレミア12|第1回WBSCプレミア12]]の日本代表第1次候補選手に選出されたことが発表された<ref>[http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20150716_1.html トップチーム第一次候補選手発表!11月に行われる「WBSC世界野球プレミア12」へ向けて65名が名を連ねる]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }} 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年7月16日) 2015年8月4日閲覧</ref>。
 
{{by|2016年}}7月20日、[[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]]での[[広島東洋カープ]]戦において、NPB史上64人目、68度目となるサイクル安打を達成した<ref>[http://www.daily.co.jp/baseball/2016/07/20/0009303975.shtml 中日・大島がサイクル安打] デイリースポーツ 2016年7月20日閲覧</ref>。シーズンでは、6月下旬に9試合連続で2番で起用された時期もあったが、その後は再び1番で起用され続け、4年ぶりに全試合出場を達成。シーズン途中の8月16日に[[フリーエージェント (日本プロ野球)|国内FA権]]を取得したことから、シーズンオフの動向が注目されたが、10月31日にFA権を行使せず残留することを表明した<ref>{{Cite web|publisher=日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1695852.html|title=中日大島が国内FA権取得「終わってから考えます」|accessdate=2018-03-14}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=東スポWeb|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/581798/|title=国内FA権取得の中日・大島 移籍の意思あるのか|accessdate=2018-03-14}}</ref><ref>{{Cite web|publisher=ベースボールキング|url=https://baseballking.jp/ns/94476|title=中日・大島洋平の“円満残留”と市場への影響|accessdate=2018-03-14}}</ref><ref group="注">チーム自体の成績下落傾向、2014年オフに契約更改を巡り球団ともめていたこと、そして、特に[[読売ジャイアンツ|巨人]]が正[[中堅手]]を補強ポイントとしていたことなどから、FA宣言、移籍の可能性が有力視されていた。なお大島の獲得に失敗した巨人は、最終的に[[北海道日本ハムファイターズ|日本ハム]]から[[陽岱鋼]]を獲得した。</ref>。その後、11月19日に改めて契約更改に臨んで、変動年俸制の3年契約でサインした(2017年シーズンの年俸は1億5000万円)<ref>{{Cite web|publisher=日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1740439.html|title=中日大島は大幅↑「3割、200安打、盗塁王」目標|accessdate=2018-03-14}}</ref>。なお、残留交渉においては、[[森繁和]]監督の説得も大きかったとのことであり、「希望は生涯中日。ずっとドラゴンズで1年でも長くやりたい」と決意を新たにしている<ref>{{Cite web|publisher=東スポWeb|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/612129/|title=中日・大島 FA宣言せず残留を決めたワケ|accessdate=2018-03-14}}</ref>。
 
{{by|2017年}}は、5年連続で「1番・中堅手」で開幕スタメン。このシーズンは、4月19日の対[[阪神タイガース|阪神]]戦以後、ほぼ一貫して「3番・中堅手」として起用され続けて、自身初めて3番打者メインでの出場のシーズンになった(3番として95試合にスタメン出場)<ref>{{Cite web|publisher=Baseball Crix|url=https://bbcrix.com/articles/9371/original|title=中日のヒットメーカー大島洋平がチームを牽引する|accessdate=2018-03-14}}</ref>。4月30日の対阪神戦([[阪神甲子園球場]])で、[[能見篤史]]から左前安打を打って、通算1000本安打を達成<ref>{{Cite web|publisher=中日スポーツ|url=http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201705/CK2017050102000092.html|title=大島、通算1000安打も「勝ちたかった」|accessdate=2018-03-14}}</ref>。7月3日、監督推薦で[[2017年のオールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]に3年ぶり4回目の選出を果たした<ref>{{Cite web|publisher=日刊スポーツ|url=https://www.nikkansports.com/baseball/news/1849962.html|title=中日から球宴監督推薦4人 大島1試合5安打宣言|accessdate=2018-03-14}}</ref>。しかし、8月31日の対[[横浜DeNAベイスターズ|DeNA]]戦で[[死球]]を受けた際に右足の腓骨を骨折、結局そのままシーズン終了になってしまった<ref>{{Cite web|publisher=日本経済新聞|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK50475_R00C17A9000000/|title=中日・大島、腓骨骨折で今季絶望 首位打者争うなど好調も|accessdate=2018-03-14}}</ref>。最終的には、「打率.313(リーグ3位)、23盗塁(リーグ2位)」で、自身3年ぶりの「打率3割、20盗塁」を達成。11月14日、3000万円アップの年俸1億8000万円で契約更改した<ref name="oshimacontract2017a">{{Cite web|publisher=中日スポーツ|url=http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201711/CK2017111502000112.html|title=大島、1億8000万円で更改 来季こそ3タイトル|accessdate=2018-03-14}}</ref>。
 
{{by|2018年}}は、「首位打者、最多安打、盗塁王」を目標に掲げてキャンプインした<ref name="oshimacontract2017a" />。シーズンでは前年同様、途中から3番打者に固定され、本塁打・打点は自己最高を記録した。
 
{{by|2019年}}は「3番 中堅手」として開幕を迎える。シーズン途中からは1番を務めた。打撃不振で7番に降格されたこともあったが174安打と最多安打のタイトルを獲得した。シーズン終盤の9月21日に[[館山昌平]]、23日に[[永川勝浩]]、29日に[[ランディ・メッセンジャー]]と引退試合の投手の最終対戦打者になることが続いた。全143試合に出場し、打率.312、3本塁打、45打点、30盗塁だった。10月28日にはFA権を行使せずに残留することが報じられた<ref>[https://www.nikkansports.com/baseball/news/201910280000355.html 中日大島が残留「ドラゴンズで野球人生終える覚悟」]日刊スポーツ 2019年10月28日掲載</ref>。
 
== 選手としての特徴 ==
=== 打撃 ===
ボールを手元まで引きつける打撃を持ち味とし<ref>{{Cite book|和書|author=|year=2013|title=野球太郎 No.004 プロ野球12球団選手名鑑|publisher=廣済堂出版|pages=42頁|id=ISBN 978-4-331-80228-1}}</ref>低めの変化球を右方向に運ぶ技術に長け<ref name="oshima2013">{{Cite book|和書|author=小関順二、西尾典文、石川哲也、場野守泰|year=2013|title=プロ野球スカウティングレポート2013|publisher=廣済堂出版|pages=76-77頁|id=ISBN 978-4-331-51710-9}}</ref>、タイミングを崩されてもヒットゾーンに運ぶ技術を誇る<ref name="oshima2013"></ref>。
 
=== 守備・走塁 ===
走塁面では50メートル6.0秒<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/201003/CK2010030102000038.html 中日スポーツ:大島、走ってよし打ってよし技よし:ドラニュース(CHUNICHI Web)]</ref>、一塁到達3.80秒<ref name="oshima2013"></ref>の俊足を備え、2012年に盗塁王を獲得している。しかし、通算の盗塁成功率は7割を下回り、本人も「8割くらいは」と語っている<ref>[http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20141120-1398716.html 中日大島、来季「40盗塁はしたい」]日刊スポーツ 2014年11月20日</ref>。[[立浪和義]]や[[高代延博]]などからは、脚は速いが走塁技術に問題があると指摘されている。
 
外野守備では的確な打球判断と上述の俊足を生かした広い守備範囲を誇り、遠投115メートルの強肩も備えている。[[赤星憲広]]から日本のプロ野球界でナンバーワンの外野守備と評されたこともあり非常に評価が高い<ref>[http://www.chunichi.co.jp/chuspo/hold/dragons/news/2009/200912/CK2009120302000042.html 中日スポーツ:大島の武器は「強肩」:ドラニュース(CHUNICHI Web)]</ref>。中堅定位置付近で苦手な打球方向が少なく、2010年には[[アルティメット・ゾーン・レーティング|UZR]]9.7を記録<ref>[http://archive.baseball-lab.jp/column_detail/&blog_id=7&id=51 Baseball Lab守備評価~Center Fielder]SMR Baseball Lab</ref>。2012年には守備イニング1000以上の中堅手で両リーグ2位のUZR17.4を記録した<ref>{{Cite book|和書|author=岡田友輔、道作、三宅博人、morithy、蛭川皓平、高多薪吾、Student、水島仁|year=2013|title=プロ野球を統計学と客観分析で考える セイバーメトリクス・レポート2|publisher=水曜社|pages=37頁|id=ISBN 978-4-88065-319-8}}</ref>。
 
== 詳細情報 ==
=== 年度別打撃成績 ===
{|{{年度別打撃成績|リーグ=日本プロ野球}}
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2010}}
|rowspan="10" style="text-align:center; white-space:nowrap;"|[[中日ドラゴンズ|中日]]
|104||374||314||35||81||10||4||0||99||17||8||4||27||2||29||0||2||52||2||.258||.323||.315||.638
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2011}}
|96||355||300||25||73||6||4||3||96||18||8||2||19||2||29||5||5||50||3||.243||.318||.320||.638
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2012}}
|'''144'''||631||555||83||172||19||5||1||204||13||'''32'''||'''17'''||17||0||46||0||13||80||7||.310||.376||.368||.744
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2013}}
|140||555||499||68||124||18||2||3||155||27||19||9||10||3||37||0||6||69||2||.248||.306||.311||.617
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2014}}
|141||642||585||92||186||18||2||2||214||28||28||12||6||2||43||1||6||56||3||.318||.369||.366||.735
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2015}}
|142||620||565||70||147||20||4||6||193||27||22||8||10||1||39||1||5||65||5||.260||.314||.343||.657
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2016}}
|'''143'''||656||'''599'''||80||175||27||'''9'''||3||229||27||26||12||4||1||46||1||6||69||3||.292||.348||.382||.730
|-
|style="text-align:center;"|{{by2|2017}}
|119||521||476||50||149||20||3||3||184||29||23||6||1||3||37||0||4||66||5||.313||.365||.387||.752
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2018}}
|141||645||'''588'''||92||161||20||7||7||216||57||21||9||1||5||47||2||4||80||2||.274||.329||.367||.697
|-
|style="text-align: center;"|{{by2|2019}}
|'''143'''||623||558||89||'''174'''||23||3||3||212||45||30||7||3||3||50||3||9||78||5||.312||.376||.380||.756
|-
!colspan="2"|[[日本プロ野球|NPB]]:10年
|1313||5622||5039||684||1442||181||43||31||1802||288||217||86||98||22||403||13||60||665||37||.286||.345||.358||.702
|}
* 2019年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はリーグ最高
 
=== 年度別守備成績 ===
{| class="wikitable" style="text-align: right; font-size: small;"
!rowspan="2"|年<br />度!!rowspan="2"|球<br />団!!colspan="6"|[[外野手|外野]]
|-style="line-height:1.25em;"
!試<br /><br />合!![[刺殺|刺<br /><br />殺]]!![[補殺|補<br /><br />殺]]!![[失策|失<br /><br />策]]!![[併殺|併<br /><br />殺]]!![[守備率|守<br />備<br />率]]
|-
|style="text-align:center;"|2010
|rowspan="10" style="text-align:center;"|中日
|99||172||4||1||0||.994
|-
|style="text-align:center;"|'''2011'''
|95||196||6||2||1||.990
|-
|style="text-align:center;"|'''2012'''
|'''144'''||291||8||3||1||.990
|-
|style="text-align:center;"|2013
|135||'''301'''||13||2||1||.994
|-
|style="text-align:center;"|'''2014'''
|140||287||8||6||2||.980
|-
|style="text-align:center;"|'''2015'''
|140||284||1||2||0||.993
|-
|style="text-align:center;"|'''2016'''
|'''143'''||'''300'''||4||3||0||.990
|-
|style="text-align:center;"|2017
|119||198||2||2||1||.990
|-
|style="text-align:center;"|'''2018'''
|'''141'''||'''282'''||7||0||1||'''1.000'''
|-
|style="text-align:center;"|'''2019'''
|'''143'''||282||1||0||0||'''1.000'''
|-
!colspan="2"|通算
|1299||2593||54||21||7||.992
|}
* 2019年度シーズン終了時
* 各年度の'''太字'''はそのシーズンにおけるリーグ最高
* '''太字年'''は[[ゴールデングラブ賞]]受賞
 
=== タイトル ===
* [[最多盗塁 (日本プロ野球)|盗塁王]]:1回 (2012年)
* [[最多安打 (日本プロ野球)|最多安打]]:1回 (2019年)
 
=== 表彰 ===
* [[ベストナイン (日本プロ野球)|ベストナイン]]:1回 (外野手部門:2012年)
* [[ゴールデングラブ賞]]:7回 (外野手部門:2011年、2012年、2014年 - 2016年、2018年、2019年)
* [[月間MVP_(日本プロ野球)|月間MVP]]:1回 (野手部門:2017年3・4月)
* [[JA全農Go・Go賞]]:2回 (好捕賞:2010年7月、最多盗塁賞:2012年3・4月)
* [[日本選手権シリーズ|日本シリーズ]]優秀選手賞:1回 ([[2010年の日本シリーズ|2010年]])
* [[スピードアップ賞]]:1回 (2016年)
 
=== 記録 ===
; 初記録
* 初出場・初先発出場:2010年3月26日、対[[広島東洋カープ]]1回戦([[ナゴヤドーム]])、1番・[[中堅手]]で先発出場
* 初打席:同上、1回裏に[[前田健太]]から投飛
* 初安打:2010年3月27日、対広島東洋カープ2回戦(ナゴヤドーム)、5回裏に[[ジャンカルロ・アルバラード|ジオ]]から二塁内野安打(守備妨害)
* 初打点:2010年4月25日、対[[阪神タイガース]]6回戦([[阪神甲子園球場]])、4回表に[[ジェイソン・スタンリッジ]]から右翼線適時三塁打
* 初盗塁:2010年4月28日、対[[読売ジャイアンツ]]5回戦(ナゴヤドーム)、7回裏に二盗(投手:[[小林雅英]]、捕手:[[阿部慎之助]])
* 初本塁打:2011年8月13日、対[[横浜DeNAベイスターズ|横浜ベイスターズ]]16回戦([[平塚球場]])、5回表に[[清水直行]]から右越ソロ
 
; 節目の記録
* 1000本安打:2017年4月30日、対阪神タイガース6回戦(阪神甲子園球場)、4回表に[[能見篤史]]から左前安打 ※史上286人目
*1000試合出場:2017年7月25日、対東京ヤクルトスワローズ戦14回戦(明治神宮球場)、3番・中堅手で先発出場 ※史上485人目
 
; その他の記録
* [[サイクル安打]]:2016年7月20日、対広島東洋カープ16回戦([[MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島]]) ※史上64人目
;; オールスターでの記録
* [[オールスターゲーム (日本プロ野球)|オールスターゲーム]]出場:4回 (2012年 - 2014年、2017年)
* 監督推薦選出:4回 (2012年 - 2014年、2017年)
* イニング最多盗塁:2 (2014年第1戦、[[西武ドーム]])
 
=== 背番号 ===
* '''32''' (2010年)
* '''8''' (2011年 - )
 
=== 登場曲 ===
* 「[[Time (嵐のアルバム)|Oh Yeah!]]」[[嵐 (グループ)|嵐]](2010 - 2011年)
* 「[[T.W.L/イエローパンジーストリート|T.W.L]]」[[関ジャニ∞]](2011年)
* 「[[FIGHT|モンじゃい・ビート]]」関ジャニ∞(2012年 -2013年)
* 「[[キング オブ 男!]]」関ジャニ∞(2014年・2017年‐、2017年以降は第3打席以降)
* 「[[無責任ヒーロー]]」関ジャニ∞(2015年)
* 「[[ズッコケ男道]]」関ジャニ∞(2016年-、2017年以降は第1・2打席)
* 「[[世界でいちばん熱い夏]]」 [[PRINCESS PRINCESS]] (2016年ブルーサマーシリーズ期間限定)
 
== 関連情報 ==
=== 著書 ===
*『一歩、前に。:前に出る勇気のつくり方』(パプラボ、2015年3月、ISBN 978-4434202759)
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
* [[愛知県出身の人物一覧]]
* [[駒澤大学の人物一覧]]
* [[中日ドラゴンズの選手一覧]]
 
== 外部リンク ==
* {{NPB|01305131}}
 
{{中日ドラゴンズ}}
{{Navboxes|title=業績
|list1=
{{日本シリーズ優秀選手}}
{{セントラル・リーグ盗塁王}}
{{セントラル・リーグ最多安打}}
{{セントラル・リーグ ベストナイン (外野手)}}
{{セントラル・リーグ ゴールデングラブ (外野手)}}
}}
{{中日ドラゴンズ2009年ドラフト指名選手}}
{{デフォルトソート:おおしま ようへい}}
[[Category:日本の野球選手]]
[[Category:享栄高等学校出身の野球選手]]
[[Category:駒澤大学硬式野球部の選手]]
[[Category:日本生命硬式野球部の選手]]
[[Category:中日ドラゴンズ及びその前身球団の選手]]
[[Category:盗塁王 (NPB)]]
[[Category:NPBオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:名古屋市出身の人物]]
[[Category:1985年生]]
[[Category:存命人物]]