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== 人物 ==
* 江戸時代の政治史研究を通じて、従来の歴史像を打破する新たな歴史観を提唱。特に、大名家(藩)における「[[主君押込]]」の慣行の発見を通して、従来の武士道観、忠義観を大きく変革する業績を上げた。また関ケ原合戦研究において、家康率いる東軍主力が徳川軍ではなく、家康に同盟した豊臣系武将たちの軍勢であったことを実証し、同合戦に続く大坂の陣や幕藩体制の理解をめぐって再検討を提起している<ref>笠谷和比古『主君「押込オシコメ」の構造ー近世大名と家臣団ー』(平凡社選書 1988年、講談社学術文庫、2006年)、同『関ヶ原合戦』(講談社選書メチエ 1994年、講談社学術文庫、2008年)、同『関ヶ原合戦と大坂の陣』(『戦争の日本史』17、吉川弘文館、2007年)など。</ref>。
* クラシック音楽に造詣があり、著書『伝統文化とグローバリゼーション』には日本の能・文楽・歌舞伎に対する実践的取り組みとともに、ワーグナー楽劇の評論も記している。
* 一般社団法人・関西楽劇フェスティバル協議会代表理事。