「棋戦 (将棋)」の版間の差分

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*昇段事由として、他タイトルより優位である。竜王位は獲得1期で八段、獲得2期で九段に昇段。名人位は獲得1期で九段に昇段する。一方、その他のタイトル獲得については、獲得1期で七段に、獲得2期で八段に<ref>{{Cite news|title=昇段規定改定のお知らせ (八段昇段の改定)|date=2018-5-22|last=|url=https://www.shogi.or.jp/news/2018/05/post_1694.html|accessdate=2018-05-22|publication-date=|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180522110605/https://www.shogi.or.jp/news/2018/05/post_1694.html|archivedate=2018-5-22|work=[[日本将棋連盟]]}}</ref><ref group="注釈">「タイトル2期獲得」の中に竜王位が1期含まれていても、同じ結果となる。</ref>、獲得3期で九段に昇段する<ref name=":1">{{Cite news|title=プロ棋士昇段には5つの方法があった。意外と知られていない、その仕組みとは?|将棋コラム(ライター:佐藤友康)|newspaper=[[日本将棋連盟]]|date=2017-2-1|url=https://www.shogi.or.jp/column/2017/02/post_93.html|accessdate=2018-04-11|publication-date=|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180411101128/https://www.shogi.or.jp/column/2017/02/post_93.html|archivedate=2018-4-11}}</ref><ref group="注釈">「タイトル3期獲得」には、竜王位を1期とその他のタイトルを2期獲得した場合も該当する。</ref>。
*日本将棋連盟がアマチュアに発行する段位免状に、連盟会長と共に署名する<ref>{{Cite news|title=道場で、雑誌で、アプリで。将棋の段位の取得方法紹介(ライター:yumegiwa)|newspaper=[[日本将棋連盟]]|date=2016-10-9|url=https://www.shogi.or.jp/column/2016/10/post_24.html|accessdate=2018-04-13|publication-date=|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180412224915/https://www.shogi.or.jp/column/2016/10/post_24.html|archivedate=2018-4-12}}</ref>。署名順は、連盟会長→名人→竜王に固定されており、棋士序列と連動しない{{Refnest|group="注釈"|2018年3月、日本将棋連盟は[[伊藤かりん]]([[乃木坂46]])に初段免状を授与したが、署名順は、[[佐藤康光]]会長→[[佐藤天彦]]名人→[[羽生善治]]竜王であった<ref>{{Cite news|title=伊藤かりんさんに初段免状授与 森内俊之専務理事と試験対局!|newspaper=[[日本将棋連盟]]|date=2018-3-19|url=https://www.shogi.or.jp/news/2018/03/post_1662.html|accessdate=2018-04-11|publication-date=|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180411102219/https://www.shogi.or.jp/news/2018/03/post_1662.html|archivedate=2018-4-11}}</ref>。この時点で、羽生の冠数が2(竜王、棋聖)、佐藤天の冠数が1(名人)であるため、棋士序列は羽生が1位、佐藤天が2位であった。}}。
*竜王と名人は、タイトルを失った後も、次年度のタイトル戦が終了するまでは<ref>『[[産経新聞]]』(東京本社)2018年12月27日付朝刊、14版、1面コラム「産経抄」。</ref>、「前竜王」「前名人」という称号を名乗ることができる<ref>{{Cite web|url=https://mainichi.jp/articles/20181225/k00/00m/040/134000c|title=羽生前竜王の肩書は「九段」に|accessdate=2018-12-27|website=|publisher=[[毎日新聞]]|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181227060858/https://mainichi.jp/articles/20181225/k00/00m/040/134000c|archivedate=2018-12-27}}</ref>(ただし、[[木村義雄 (棋士)|木村義雄]]が最初に「前名人」を名乗った際は、翌々年の名人復位まで「前名人」の称号のままであった。二人目の「前名人」である[[塚田正夫]]も1949年に木村に名人位を奪われた後、[[大山康晴]]の名人奪取・塚田自身の九段位取得の1952年まで「前名人」の称号のままであった。また1959年に名人位を奪われた[[升田幸三]]は「前名人」の称号を辞退して「九段」と名乗った<REF>[[東公平]]『升田幸三物語』(朝日新聞社)</REF>。)。「前竜王」「前名人」の棋士序列は、タイトル保持者の次となる。ただし、「前名人」は1994年度に[[米長邦雄]]が、「前竜王」は1995年度に[[佐藤康光]]が名乗ったのが最後であり<ref>{{Cite news|title=佐藤康光九段 其の一|弦巻勝のWeb将棋写真館|newspaper=[[日本将棋連盟]]|date=2016-5-14|url=https://www.shogi.or.jp/photo_gallery/029.html|accessdate=2018-04-11|publication-date=|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180411153359/https://www.shogi.or.jp/photo_gallery/029.html|archivedate=2018-4-11}}</ref>、1998年度に名人と竜王を立て続けに失冠して無冠になった[[谷川浩司]]がそのまま「九段」を名乗ってからは、「前名人」「前竜王」を名乗る棋士は出ていない。2018年12月、竜王を失って27年ぶりに無冠となった[[羽生善治]]は、日本将棋連盟から「前竜王」を名乗るか否か意向を問われたが、羽生は「前竜王」を辞退して段位である「九段」を名乗ることを選択した<ref>{{Cite web|url=https://www.hochi.co.jp/entertainment/20181225-OHT1T50088.html|title=前竜王・羽生善治の新肩書は「九段」 日本将棋連盟が本人の意向を受けて発表|accessdate=2018-12-27|date=2018-12-25|website=|publisher=[[スポーツ報知]]|language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20181227060641/https://www.hochi.co.jp/entertainment/20181225-OHT1T50088.html|archivedate=2018-12-27}}</ref>。
 
=== 女流タイトル戦創設の歴史 ===