「ノンパラメトリック手法」の版間の差分

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'''ノンパラメトリック'''({{lang-en-short|non-parametric}})な手法とは、[[統計学]]において、少数の[[母数|パラメータ]]([[母数]]: [[母集団]]を規定する量)について一切の前提で表現される[[数理モデル|モデル]]や[[確率分布]]設け使用する物をパラメトリック手法と呼ぶが、そうで無もの手法ノンパラメトリックな手法という。[[回帰分析|回帰]]・[[分類 (統計学)|分類]]・{{仮リンク|密度推定|en|Density estimation}}・[[仮説検定]]などそれぞれの統計学の分野でノンパラメトリックな手法がある。[[日本工業規格]]では、ノンパラメトリック検定は、特定のパラメトリックな[[確率分布]]によら依存しない[[仮説検定]] (distribution-free test) と定義していである<ref>[[JIS Z 8101]]-1 : 1999 [[統計]] − [[用語]]と[[記号]] − 第1部:[[確率]]及び一般統計用語 2.58 分布によらない検定, [[日本規格協会]], http://kikakurui.com/z8/Z8101-1-1999-01.html</ref>。
 
== 適用と目的 ==
ノンパラメトリック手法は[[順序尺度]]、例えばレストランの人気ランキングなどを分析する際によく使われる。ランキングには順序が反映されるものの、はっきりとした数値([[比率尺度]]や[[間隔尺度]])を提供されない尺度である。[[尺度水準]]という点で、ノンパラメトリック手法は順序尺度に基づくものである。データの順序尺度に基づく[[ソート]]した結果があれば、経験[[累積分布関数]]を作ることが出来、ノンパラメトリック検定ではそれを利用する。
 
ノンパラメトリック手法はパラメトリック手法と比べて、母集団の分布などの前提を必要としない。そのためノンパラメトリック手法は広きにわたり適用できる(汎用性がある)。事前に詳しい事が解っていないデータや、[[社会科学]]や[[心理学]]におけるアンケート調査の分析などにおいて、ノンパラメトリック手法は広く使用されている。