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Charon (会話 | 投稿記録)
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'''黒鍬衆'''('''くろくわしゅう''')は、[[架空]]実在の組織で、時代劇[[子連れ狼]]に登場する[[江戸幕府]]に仕えて諸大名の動向を探る密偵集団であり、'''公儀探索人'''とも'''黒鍬者'''('''くろくわもん''')とも称される。本来は、公儀刺客人の裏柳生、[[公儀介錯人]]の拝一族とともに、江戸幕府の影の組織として、前二者とともに独立した存在であり、これに属するものの大部分が、配偶者も子女も持たず、五十年間密偵の役目を務める。この五十年間の勤めが終わると、'''苦労鍬の里'''('''くろぐわのさと''')なる一種の理想郷に隠居して、安らかな余生を過ごすことを許される。このことを'''苦労鍬後生買い'''('''くろぐわごしょうがい''')という。
 
[[石根小角]]というリーダーがいるが、物語開始時点では実質上[[柳生烈堂]]の支配下にある。ただ、小角を始めとする黒鍬衆の多くがこの状況を嫌っており、当初は烈堂の謀略によって失脚した[[拝一刀]]・[[大五郎]]父子に対しても同情的であったが、偶然一刀が受けた刺客の仕事が公儀探索人としての黒鍬衆の役目を妨害することとなり、さらに小角も一刀に斬られたことから、黒鍬衆は柳生一門とともに、一刀父子をたびたび襲撃することとなるも、その度に撃退され、黒鍬衆の最後の生き残り・莅戸九郎兵衛は[[琵琶湖]]で一刀に斬られ、黒鍬衆はほぼ全滅してしまう。九郎兵衛もまた、黒鍬衆が烈堂の命令で本来の役目とはまったく違う、一刀父子の襲撃を行わねばならぬことを深く恥じており、今わの際に[[柳生封廻状]]を解くヒントを一刀に教えて絶命した。
 
後に烈堂は、苦労鍬の里に隠居していた五人の黒鍬者に一刀父子の殺害を依頼(苦労鍬の里に隠棲した者は、黒鍬衆の任務には一切関わらないのが掟であった。故に烈堂は命令ではなく、依頼した。)され、この二人の殺害を謀るも、もし人並みに暮らしていれば、自分達にとって息子若しくは孫くらいの年齢になる彼等を老い先短い自分達が殺すのは忍びないとして、手に手をとって入水自殺をした。これによって、黒鍬衆は完全に滅亡してしまう。
 
後に烈堂は、苦労鍬の里に隠居していた五人の黒鍬者に一刀父子の殺害を依頼(苦労鍬の里に隠棲した者は、黒鍬衆の任務には一切関わらないのが掟であった。故に烈堂は命令ではなく、依頼した。)され、この二人の殺害を謀るも、もし人並みに暮らしていれば、自分達にとって息子若しくは孫くらいの年齢になる彼等を老い先短い自分達が殺すのは忍びないとして、手に手をとって入水自殺をした。これによって、黒鍬衆は完全に滅亡してしまう
[[Category:子連れ狼|くろくわしゅう]]