「IMI 120mm戦車砲」の版間の差分

| type = 滑腔[[戦車砲]]（[[滑腔砲]]）

| origin = [[イスラエル]]{{ISR}}

'''IMI 120mm戦車砲''' ({{lang-en|IMI 120 mm gun}}) は、[[イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ]] (IMI) が設計・製造を行っている44[[口径]][[滑腔砲|滑腔]][[戦車砲]]である。この戦車砲は[[ラインメタル]]の[[ラインメタル 120 mm L44|L44 120mm戦車砲]]の[[ライセンス生産|ライセンス生産品]]であると誤解されているが、実際には[[イスラエル国防軍]]の[[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 3|メルカバ Mk 3]][[主力戦車]]のために1983年から1988年にかけてIMIによって独自開発された戦車砲である。[[ロイヤル・オードナンス L7|105mm戦車砲]]の搭載を前提として設計されたメルカバや[[M60パットン]]の砲塔でも搭載可能なように設計されている。

1989年にメルカバ Mk 3の主砲としてその存在が明らかにされた。1990年、[[イスラエル]]独自の戦車砲の設計・製造を実現したことによってIMIに{{仮リンク|イスラエル防衛賞|en|Israel Defense Prize}}が授与された。

この戦車砲は[[ドイツ]]の[[レオパルト2]]、[[アメリカ合衆国]]の[[M1エイブラムス]]、[[大韓民国|韓国]]の[[K1 (戦車)|K1A1]]及び[[日本]]の[[90式戦車|90式]]主力戦車に搭載されているラインメタルの44口径120mm戦車砲と非常によく似ている。しかしながら、この戦車砲は最適化された{{仮リンク|同心 (幾何学)|label=同心|en|Concentric objects}}[[リターダ]]と[[空圧]]{{仮リンク|復熱装置|en|Recuperator}}で構成された{{仮リンク|リコイル|en|Recoil}}システムが装備されており、メルカバ Mk 1及びMk 2、M60パットンの主砲である[[ロイヤル・オードナンス]]の105mm[[ライフル砲]]の全長を超えないようになっている。

[[File:120mm IMI operators.png|thumb|250px|IMI 120mm戦車砲を運用中の国が青で示されている]]

: {{ISR}}
* [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 3|メルカバ Mk 3]]

: {{ISR}}
* [[メルカバ (戦車)#メルカバ Mk 4|メルカバ Mk 4]]

: {{TUR}}
* [[サブラ (戦車)|サブラ]]<ref name="janes" />