「ライフタイム (テレビ局)」の版間の差分

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1988年、ライフタイムはパトリシア・フィリを番組制作責任者として雇った。彼女の在職期間の最初の3年間で、彼女はライフタイムの番組制作の6割を彼女自身の判断で変更した<ref name=":1" />。ライフタイムの看板トークショーであった『''[[:en:Attitudes (talk show)|Attitudes]]''』が全面的に見直され、プロデューサーが交替して現代女性の問題が中心的に扱われるようになった。また『[[こちらブルームーン探偵社]]』や『[[L.A.ロー 七人の弁護士]]』などネットワーク局のヒット作品の再放映権を取得した<!--少し言葉を足した。 syndicated network hits とは、[https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=15948]で解説されている「オフ・ネットワーク・シンジケーション番組」を指すと思われる。すなわち、ABCやNBCのようなネットワーク局で放映済みのヒット作で、ローカル局に対して再放送する権利が販売されているもののこと。-->。<!-- 正確にはシンジケート製作されたネットワーク番組のヒット作品。この辺りは米国テレビ業界のシンジケーション市場について解説する必要があり、長くなるため略。-->また彼女は以前作られた最初のライフタイム映画の制作を監督して、それと共に{{仮リンク|ブレア・ブラウン|en|Blair Brown}}主演のコメディドラマ『''[[:en:The Days and Nights of Molly Dodd|The Days and Nights of Molly Dodd]]''』の最後3シーズンを、[[NBC]]放送網が取りやめた後に放映した。このネットワーク局は、所有者であるハースト、ABC、バイアコムの製品ラインからの映画も放映した<ref name=":4" />。 1991年、記者のジョシュア・ハマーは「[[ケーブルテレビ]]の発展から取り残された<!--backwaterを「逆流」と訳すと、活力ある反動勢力というようなイメージを持たれてしまう。ここでは「《戻り水で川のわきにできた》水たまり; 《知的な》沈滞; 時代に取り残された[外部から隔絶された]場所」(リーダーズ英和辞典)という語義の方が文脈と合う-->...ライフタイム放送網は主婦向けの口うるさい放談と、再放送された『[[トミーとタペンス―2人で探偵を―]]』や『''[[:en:MacGruder and Loud|MacGruder and Loud]]''』のように長い間忘れられていたテレビ番組シリーズで溢れんばかりだった<!--この出典が書かれた時点での過去のこと。それがフィリの尽力で改善されたという流れ。-->...フィリの指揮下で、ライフタイムはその低予算イメージを脱却するために長い道のりを歩んできたのである。」と述べた<ref name=":1" />。
 
ライフタイムは、[[WNBA]]などの女性スポーツを限定的ながら報道<!--「限定的」がどこにかかるか明確にした。-->するようになり、[[アメリカカップ]]では競技出場する最初の女性乗組員チームの後援を行った。バーチルの後を継いだCEO<!--出典<ref name=":4" />p.97-->マコーミックはまた、{{仮リンク|全米女性連盟|en|National Organization for Women}}など女性団体との<!--ライフタイム・ネットワークと女性団体との繋がりを強化した、という意味だろうが、くどいので短くした。-->繋がりを強化し、[[乳がん]]啓発など女性の問題に関する[[公共広告]]を放映するようになった。 またライフタイムは新しいキャッチフレーズ 「ライフタイム - 女性のためのテレビ」を採用した<ref name=":4" />。
 
一方、局オリジナルの番組制作は24-44歳の女性だけではなく、その配偶者も対象としていた。男性も妻と一緒に同ネットワークを夜に見ていたことは調査によって明らかになっていた<!--research showedがかかっているのはwho節の中のみ-->。これは、ライフタイムのオリジナル番組の男性キャラクター(テレビ映画<!--[[:en:List of Spenser: For Hire episodes]]によるとライフタイムが製作したのはテレビ放映用の映画シリーズ-->シリーズ『[[私立探偵スペンサー]]』など)をより男らしくすることで、男性に向けてよりアピールすることによって行われた。これらの役柄は、以前のライフタイム映画が女性の単独主人公<!--on their own は「(男性とのダブル主人公ではなく)単独で」という意味だろう。featureは必ずしも「特色」「特徴」を強調するため使われるわけではなく、ここでは「~を主演させる」程度の意味だろう。-->を登場させていたのに比べて[[ステレオタイプ]]なものだった。[[エーシーニールセン|ニールセン]]の視聴率調査は対象が1台のテレビを共有する「高所得層」夫婦に偏っていることが知られており<!--"A favors B" を「Bが好むA」と訳すのはおかしい-->、ライフタイムの方針はこれに乗じる形となった。1995年1月には、ライフタイムはニールセンで6番目に高い評価を受けた有料ネットワークになった<ref name=":4" />。